テレビをパソコンにできてしまうスティック型のPC
「スティックPC」とは、大きめのUSBメモリのようなティック型ケースに、CPUやストレージなど必要なパーツを詰め込んだPCです。胸ポケットに入るほどの小型サイズで、テレビやPCモニターのHDMI端子に接続するだけでそのままPCとして使えます。
一般的に、スティックPCは小型なため性能は最低限、メモリは2GB、ストレージは32GB程度のものが多いです。しかし、ASUSの「VivoStick TS10」はスペックで他製品を上回り、冷却ファンを装備することで安定した動作を発揮します。
ASUS
VivoStick TS10
TS10-B078D
実勢価格:2万5509円
サイズ・重量:W139×H36×D16.5mm・約75g
CPU:Atom x5-Z8350
メモリ:4GB
GPU:IIntel HD Graphics 400
SSD容量:eMMC:64GB
無線LAN:11a/b/g/n/ac
他製品と同じく搭載メモリが2GBではWindows10(64bit)をようやく動かせるスペックですが、本製品のように4GBあればある程度快適に使えます。CPUはAtomなので重い作業には向きませんが、動画再生や簡単なファイルの編集などには十分です。
使い方は簡単。本体をテレビやモニターのHDMIコネクタに接続するだけ。電源はACアダプターを利用します。
テレビやPCモニターのHDMIコネクタ周りが狭くて接続しづらい場合は、付属のアダプターを使って延長することができます。
USBポート2つなので周辺機器は無線式にしましょう
このVivoStick TS10ですが、多くのスティックPCと同じく、インターフェースの貧弱さが弱点です。
構造は、一方の先端部が電源スイッチ、もう一方がHDMI端子になっています。さらに片側にmicroUSB端子があります。
そのmicroUSBポートは電源専用なため、実質的に使えるのは側面の「3.0」と「2.0」のUSBポート2つだけです。このため、キーボードとマウスはBluetooth、またはアダプターがひとつで済む無線式を選ぶのがオススメです。
いっしょに買うならおすすめのキーボードあります
VivoStick TS10と相性が良いのがコレ。低価格ですが、しっかりした打鍵感のあるキーボードです。
ロジクール
K270
実勢価格:2187円
USBレシーバーをVivoStick側に差し込むことで「Unifying」対応の無線接続が可能です。
以上、VivoStick TS10の紹介でした。テレビの大画面でパソコンを使いたいという人にはピッタリの本機。小型で持ち運びしやすいのもメリットです。