高級トースターは本当においしくパンが焼ける?
バルミューダの「BALMUDA The Toaster」がヒットしたのが2015年。それ以降、各メーカーからおいしいトーストを追求した“高級トースター”が続々と登場しました。
近年は1〜2万円クラスの高価格帯トースターが人気に。インテリアになじむようおしゃれなデザインのものも増え、2022年秋には象印STAN.シリーズ、バルミューダからは7年ぶりに新製品が発売されるなど、トースター界隈は新製品の発売ラッシュが続いています。
でもたくさんありすぎて、どのトースターが食パンをおいしく焼き上げてくれるのか、選ぶのは難しいですよね。
そこで雑誌『家電批評』が 最新の人気トースターを集め、高級トースターで焼いたパンは本当においしいのか比較検証しました。
トースターとオーブンの違いは?
トースターは、同時に焼き上がる枚数やどんな食材を焼きたいかによって選ぶ製品が変わってきます。メインの用途に応じて選びましょう。
メインがトーストなら「トースター」
トーストが2枚以下の場合は、ポップアップトースターがおすすめ。一人暮らしだと1枚だけ焼き上がるコンパクトサイズの製品なら、置き場所や収納にも困らないはずです。
4人家族であれば、4枚同時にトーストできるオーブントースターがおすすめで、ピザやお餅などを焼きたい場合にも最適です。
ただし、このタイプは奥行きをとるため、事前に設置場所を決めた上で購入する必要があります。
トースト以外も使うなら「オーブン」
メインの使い方がトースト以外なら、コンベクションオーブンやトースト機能付きのオーブンレンジがおすすめです。
グリル料理やオーブン料理をはじめ、お弁当をあたたたり、冷凍食品も解凍できるので、調理の幅が広がります。
トースターを選ぶメリットは?
トースターは短時間で加熱ができるのがメリットで、忙しい朝にこそ実力を発揮します。朝はいつもトーストという方にとっては、欠かせないアイテムです。
製品によってはトーストと付け合わせを一度に調理できるものもあり、時間がなくてもしっかり朝食をとることができます。
また、スーパーなどで購入した揚げ物や惣菜の温め直しにもトースターが活躍します。
焼き網の上にくしゃくしゃにしたアルミホイルを敷き、その上に揚げ物を載せて温めると、揚げたてのようなカリッと感が出せます。余分な油も落とせてヘルシーです。
トースターは、オーブンレンジよりも簡単にグリル料理の調理ができるのが魅力です。
トースターの選び方は?
トースターを使うメリットなどはわかりましたが、肝心なのはどんな製品を選ぶかです。
ここでは、自分の使い方に合ったトースターを選ぶポイントをご紹介します。
1:食感を左右する加熱方式で選ぶ
トースターは上下の電熱線ヒーター(石英管ヒーター)で加熱するのが基本。よりおいしく仕上げるために工夫され、加熱方法も多様化しています。
電熱線ヒーター
石英ヒーターとも呼ばれる電熱線を石英管で覆った電熱線(管)ヒーターは、こんがりとした焼き上がりのトーストになります。
3000円台のリーズナブルな製品に採用されていることが多く、購入費用を抑えたいという人におすすめです。
遠赤外線ヒーター
遠赤外線ヒーターは、外はサクッと中はふわっとした焼き上がりに。焼きムラが少なく、焼き色が均一につくのが特徴です。
1万円以上の製品が多く、Aladdin(アラジン)のグラファイトトースターには、鉄の約10倍の熱伝導率をもつといわれる特許技術「遠赤グラファイト」が搭載されています。強火力で一気に焼き上げるため、パン内部の水分を逃しません。ぷりんとした弾力をもつ仕上がりが特徴です。
サクサクふんわりしたトーストが好きな人やトースト以外の調理もしたいという人におすすめです。
コンベクション機能付きならオーブンに近い
ヒーターだけでなく庫内にファンを搭載し、熱風で調理する方式がコンベクション機能です。庫内に発生する熱の対流効果によって、全体を均等にムラなく焼くことができます。
じっくり加熱する料理やヘルシーな揚げ物を作ることができ、一台でさまざまな調理ができて、オーブンレンジに近い使い方できるのがメリットです。
反対に、こんがりとパンを焼くには時間がかかるのがデメリット。サクふわのトースト好きには向きません。また、価格も比較的高い傾向の製品が多いです。
スチーム機能付きなら「ふわサクに」
少量の水を入れて庫内にスチームを充満させてから焼き上げるスチーム機能は、パンの表面にスチームの膜を作って焼くという仕組み。
細かなスチーム&高温で焼き上げるので、外は電熱線ヒーターでこんがり、中はスチームでふわっとしたトーストになります。電熱線(石英管)ヒーターの機種に採用されていることが多いです。
本体にセットされたタンク内の水を加熱して過熱水蒸気を発生させる機能がついたトースターもあります。過熱水蒸気が食材に触れて冷やされ、水に戻る際に生じる凝縮熱で、外側がサクサク・内側がもちもち食感のパンに焼き上げる仕組みです。
2:ライフスタイルに合った調理機能で選ぶ
高機能なトースターが増え、調理機能も高性能になっています。
トーストはもちろん、冷えたパンや揚げ物を温めたり、パックのおもちを焼いたり、こんがりした焦げ目をつけたりと、オートメニューは各メーカーがこだわっている機能です。ライフスタイルに合った調理モードを備えた製品を選ぶのもいいでしょう。
また、温度調節が細かく設定できるトースターを選ぶと、自分好みの焼き加減に調整できて便利。調理の幅が広がって、いっそう食事が楽しくなります。
ピザ好きなら調理機能も大切
温度調節機能では、ワット数を指定するタイプと弱・中・強と温度を調節するタイプなどがあります。料理にこだわりを持っている方は、より細かく目盛りを調節できる商品を選ぶようにしましょう。
また、ピザ好きの方なら調理機能にも注目。例えば、マイコン機能が搭載されているものであれば食材やメニューに応じた焼き色をコントロールしてくれるので、手軽に美味しいピザが味わえます。
他にも「パリッ」とした食感が失われたチップスを再び乾燥させるドライ機能など、商品により搭載機能が異なるので、何を調理したいのかも購入ポイントになります。
3:メンテナンスのしやすさで選ぶ
頻繁に使うトースターは、お手入れのしやすさも重視したいポイント。雑菌の繁殖を抑えるためにも、焼き網などパンが直接触れる部分は清潔にしておきたいものです。
トースターの下部にパンくずトレイ(受け皿)がついていたり、扉まで外せて丸洗いできたりする製品もあります。
網などが外しやすく、庫内の汚れをラクに掃除できるものだとお手入れのハードルを下げてくれるでしょう。
最新トースター6製品を実食して比較
今回はAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといったネット通販で人気・売れ筋の最新トースターで、高級トースターと呼ばれる価格帯の人気ブランド6製品をピックアップしました。
- 象印マホービン「STAN.オーブントースター EQ-FA22」
- バルミューダ「The Toaster Pro K05A-SE」
- アラジン「グラファイトトースター AET-GS13C(G)」
- AQUA「オーブントースター AQT-WS14N」
- コイズミ「マイコン式オーブントースター KOS-1236」
- テスコム「低温コンベクションオーブン TSF61A 」
検証には料理研究家のさわけんさん、桃世真弓さんにご協力いただき、トーストテストに加え、惣菜の温め直しや使い勝手を厳しくチェックしてもらいました。
テスト1:パン部門
トーストの焼き上がりやクロワッサン、ピザの温め直しができているかをチェックしました。
テスト2:惣菜部門
から揚げ、コロッケ、ハッシュドポテトといった揚げ物の温め直しができているかや、冷凍食品の加熱具合をチェックしました。
テスト3:使い勝手
各製品のモードや庫内のお手入れのしやすを、一台一台じっくりチェックしました。
以上の項目で最新トースターを徹底比較した結果、評価の高かった製品からおすすめ順に発表します!
トースターのおすすめランキング1位は?
象印マホービン「STAN.EQ-FA22」
象印マホービン(ZOJIRUSHI)
STAN.オーブントースター
EQ-FA22
実勢価格:1万7500円
サイズ・重量:W335×D300×H265mm・約4.3kg
消費電力:1000W
トレー内寸:W255×D200mm
タイマー:30分
加熱方式: (上部)遠赤外線ヒーター、(下部)電熱線ヒーター
▼テスト結果
合計点 |
パン部門 | 惣菜部門 |
使い勝手 |
||||||
トースト | クロワッサン | ピザ | コロッケ | 唐揚げ | グラタン | ハッシュドポテト | 今川焼き | ||
40.8 | 8.0 | 3.0 | 4.0 | 3.5 | 3.5 | 2.8 | 4.0 | 2.0 | 10.0 |
ベストバイに輝いたのは、2022年9月発売の象印マホービン「STAN.EQ-FA22」。
パン好きにうれしい機能が充実した9つのマイコン自動コース搭載。80℃から250℃まで10℃刻みで細かく温度設定できるのが特徴です。
トーストの完成度の高さと使い勝手のよさも光り見事1位に。トースト以外に冷凍パン、フライの温め直しがオートで調理可能です。
シックなブラックでデザインもスタイリッシュ。付属のレシピブックも参考になります。
パン部門の評価がベスト
▼テスト結果
- 4枚切り:5.0
- 6枚切り:4.0
設定モード:トースト(2枚)トーストモードで加熱
プロが「焼き上げるのがうまい!」と声を上げたのは、4枚切りのトースト。中の水分は残しつつアツアツに焼き上げ、サクモチで耳までおいしくできていました。焼き色濃いめモードが◎。
トーストの旨さを4枚切りで発揮! 4枚切りを焼き色濃いめモードで焼くと、極上のトーストができました。
設定モード:クロワッサンモードで加熱
表面は少しサクッとしていましたが、中心部まで届かず。もう少し温めたいです。
設定モード:230℃で加熱
生地がふわっとしていて、アツアツ。焦げ目がしっかりついてます。
トーストを一番おいしく焼き上げました。8枚切りでの結果は振るわなかったものの、4枚切りのトーストやピザはプロも絶賛した圧倒的なおいしさでした!
使い勝手部門の評価がベスト
トーストはオートコースでできます。つまみを回すだけなので忙しい朝にもカンタン!
温度のダイヤルには線があり見やすいです。
パン部門に引き続き、使い勝手で1位を獲得。高級感のあるダイヤルは回しやすく、扉は取り外せるので庫内の掃除もカンタンに行えます。
BALMUDA「The Toaster Pro K05A-SE」
BALMUDA(バルミューダ)
ザ・トースター プロ スチームトースター
K05A-SE
実勢価格:3万5200円
サイズ・重量:W357×D334×H210mm・約4.5kg
消費電力:1300W
温度調節機能:4つのパン専用モード、170〜230℃、サラマンダーモード(仕上げ焼き専用)
加熱方式: 電熱線ヒーター、スチーム
▼テスト結果
合計点 |
パン部門 | 惣菜部門 |
使い勝手 |
||||||
トースト | クロワッサン | ピザ | コロッケ | 唐揚げ | グラタン | ハッシュドポテト | 今川焼き | ||
37.6 | 6.0 | 3.5 | 3.8 | 4.3 | 3.5 | 3.5 | 5.0 | 2.0 | 6.0 |
2位は2022年9月発売のBALMUDA「The Toaster Pro K05A-SE」(バルミューダ「ザ・トースター プロ スチームトースター」)。
前モデルと基本モードは変わらず、食材の表面だけに高温の上火を当てて仕上げのための焼きを作る「サラマンダーモード」がついたスチーム式トースト。
仕上げに30秒使用することで、こんがりと香ばしい焼き目がついたトーストになります。しかし、4枚切りしかサラマンダーモードの効果を感じられませんでした。
パン部門では厚いパンは抜群のおいしさに
▼テスト結果
- 4枚切り:4.5
- 6枚切り:2.5
6枚切りを試食した際、裏面の焼き色がほぼついていないため、トーストで大事な香ばしさが感じられませんでした。しかし、4枚切りは表面はサクッと、耳はもっちりとしてバッチリです!
惣菜部門の評価がベスト
設定温度:温め直し クラシックモードで数分加熱
コロッケは外はカリカリ、中はアッツアツに仕上がりました。揚げ物の温め性能としては◎。
ハッシュドポテトを唯一香ばしく焼けました。熱くてサクサクに温められています!
惣菜部門で1位に輝いたのがバルミューダ。他製品では、食材の一部に温度ムラや加熱不足を感じましたが、本製品はそれがなく、どこを食べてもアツアツでした。
また、他製品に比べ飛び抜けていたのはハッシュドポテト。カリッと香ばしくサクッとした食感をしっかり取り戻せています。惣菜をよく温め直す人には、オススメしたい製品です。
大体の食材がアツアツに焼きあげられていました。
アラジン「グラファイトトースター AET-GS13C(G)新2枚焼き」
アラジン
グラファイトトースター
AET-GS13C(G)
実勢価格:1万2780円
サイズ・重量:W350×D295×H235mm・約3.4kg
消費電力:1270W
温度調節:100~280℃
加熱方式:(上部)遠赤グラファイト、(下部)電熱線ヒーター
▼テスト結果
合計点 |
パン部門 | 惣菜部門 |
使い勝手 |
||||||
トースト | クロワッサン | ピザ | コロッケ | 唐揚げ | グラタン | ハッシュドポテト | 今川焼き | ||
34.7 | 6.6 | 2.4 | 3.0 | 2.0 | 4.0 | 5.0 | 3.8 | 2.0 | 6.0 |
3位は、2022年9月発売のアラジン「グラファイトトースター AET-GS13C(G)」。2枚焼き単機能のトースターです。
シンプルかつレトロでクラシックなデザインがおしゃれなグリル&トースター。カラーもグリーンとホワイトから選べます。
遠赤グラファイトでわずか0.2秒で庫内温度を上げ、高火力で一気に焼き上げるのが特徴。トーストは高評価ですが、温度だけでなくトーストの表示は付いていて欲しかったです。
パン部門では6枚切りがプロから高評価!
▼テスト結果
- 4枚切り:3.0
- 6枚切り:4.0
6枚切りは色づきもよく、サクッした食感と香ばしさもありプロも高評価でした。ただ、4枚切りは表面に早く焼き色がついてしまい、裏面の焼き色は薄め。また、耳は加熱不足を感じました。
4位:AQUA「オーブントースター AQT-WS14N」
AQUA
オーブントースター
AQT-WS14N
実勢価格:8319円
サイズ・重量:W370×D343×H220mm・4.2kg
消費電力:1200W
温度調節:60~230℃
加熱方式:(上部)電熱線ヒーター、(下部)遠赤外線ヒーター
▼テスト結果
合計点 |
パン部門 | 惣菜部門 |
使い勝手 |
||||||
トースト | クロワッサン | ピザ | コロッケ | 唐揚げ | グラタン | ハッシュドポテト | 今川焼き | ||
31.7 | 7.6 | 2.3 | 3.0 | 5.0 | 2.0 | 2.8 | 3.0 | 2.0 | 4.0 |
4位は、2022年9月発売のAQUA「AQT-WS14N」。シンプル構造の4枚焼きトースターです。
どんなインテリアにも合わせやすいミニマルデザインのオーブントースター。ピザが丸ごと焼ける27cmのワイドな庫内が特徴です。遠赤外線ヒーター搭載でトーストを4枚同時に作れます。
8枚切りのトーストはダントツのおいしさでした。しかし、使い勝手はいま一歩でした。
パン部門では8枚切りならアクア一択!
▼テスト結果
- 4枚切り:2.5
- 6枚切り:5.0
6枚切りはキレイな色づきで、水分がしっかり残った軽い仕上がりでおいしく焼けました。しかし、4枚切りを試すと焼き色はいいものの耳の加熱不足を感じました。中のふんわり感も微妙です。
色づきは薄いですが、唯一プロが満点を付けました。8枚切りならAQUA一択!
使い勝手部門では不親切さが目立つ
トースターなのにトースト表示がないのは不親切。温度と時間しかないのもいま一歩でした。
5位:コイズミ「マイコン式オーブントースター KOS-1236」
コイズミ
マイコン式オーブントースター
KOS-1236
実勢価格:1万2655円
サイズ・重量:約W350×D335×H227mm・約3.5kg
消費電力:1225W
温度調節:80~240℃
加熱方式: (上部)電熱線ヒーター(遠赤外線加工)、(下部)電熱線ヒーター
▼テスト結果
合計点 |
パン部門 | 惣菜部門 |
使い勝手 |
||||||
トースト | クロワッサン | ピザ | コロッケ | 唐揚げ | グラタン | ハッシュドポテト | 今川焼き | ||
31.6 | 4.0 | 3.0 | 3.0 | 4.3 | 2.0 | 3.5 | 2.8 | 2.0 | 7.0 |
5位は2022年6月発売のコイズミ「マイコン式オーブントースター KOS-1236」。
温度や時間をコントロールできるマイコン式トースター。7つのオートメニュー搭載で、焼き色を5段階から調節できます。トーストが4枚焼け、付属品を使えばホットサンドも作れます。
惣菜部門では色も食感も微妙
見た目からも違うように、色づきも薄く、ジャガイモのシャキシャキ感が残りイマイチです。
6位:テスコム「低温コンベクションオーブン TSF61A
」
テスコム
低温コンベクションオーブン
TSF61A
実勢価格:1万1918円
サイズ・重量:W345×D410×H240mm・4.7kg
消費電力:1200W
温度調節:35~230℃
加熱方式:電熱線ヒーター
▼テスト結果
合計点 |
パン部門 | 惣菜部門 |
使い勝手 |
||||||
トースト | クロワッサン | ピザ | コロッケ | 唐揚げ | グラタン | ハッシュドポテト | 今川焼き | ||
28.5 | 4.0 | 3.0 | 3.0 | 1.0 | 3.5 | 4.0 | 2.0 | 2.0 | 6.0 |
6位は2022年3月発売のテスコム「低温コンベクションオーブン TSF61A」。温度設定不要の専用トーストモード搭載した1台6役のコンベクションオーブンです。
35℃~230℃までと幅広い温度調理に対応しています。トースト以外に唯一、ジップロックを使い低温調理もできます。
両面はサックリ焼けていたものの、焼きムラを感じました。火力が弱いのかもしれません。
それぞれの部門別結果をおさらい
パン部門は象印マホービンが圧倒的
まずは8枚切りでテストしましたが、プロがおいしいと評価したのはAQUAのみ。焼き色は薄めなのがいま一歩ですが、「水分が程よく、耳までサックリ」(さわけんさん)と高評価を獲得しました。
ほとんどの製品で8枚切りはイマイチな結果だったため、上位4機種でパンの厚みを変えて決戦テストしました。
象印マホービン「STAN. EQ-FA22」
▼テスト結果
- 4枚切り:5.0
- 6枚切り:4.0
水分を残してサクッと焼けた
プロが「焼き上げるのがうまい!」と声を上げたのは、4枚切りのトースト。中の水分は残しつつアツアツに焼き上げ、サクモチで耳までおいしくできていました。焼き色濃いめモードが◎。
バルミューダ「BALMUDA The Toaster Pro K05A-SE」
▼テスト結果
- 4枚切り:4.5
- 6枚切り:2.5
6枚切りは色づきもよく、サクッした食感と香ばしさもありプロも高評価でした。ただ、4枚切りは表面に早く焼き色がついてしまい、裏面の焼き色は薄め。また、耳は加熱不足を感じました。
AQUA「AQT-WS14N」
▼テスト結果
- 4枚切り:2.5
- 6枚切り:5.0
厚めのパンはやや不得意
6枚切りはキレイな色づきで、水分がしっかり残った軽い仕上がりでおいしく焼けました。しかし、4枚切りを試すと焼き色はいいものの耳の加熱不足を感じました。中のふんわり感も微妙です。
アラジン「グラファイトトースター AET-GS13C」
▼テスト結果
- 4枚切り:3.0
- 6枚切り:4.0
6枚切りがプロから高評価!
6枚切りは色づきもよく、サクッした食感と香ばしさもありプロも高評価でした。ただ、4枚切りは表面に早く焼き色がついてしまい、裏面の焼き色は薄め。また、耳は加熱不足を感じました。
惣菜部門は揚げ物の復元がうまいバルミューダ
惣菜部門で1位に輝いたのはバルミューダ。他製品では、食材の一部に温度ムラや加熱不足を感じましたが、本製品はそれがなく、どこを食べてもアツアツでした。
また、他製品に比べ飛び抜けていたのはハッシュドポテト。カリッと香ばしくサクッとした食感をしっかり取り戻せています。トーストだけでなく惣菜をよく温め直す人には、ぴったりな製品です。
使い勝手部門はお手入れしやすい象印マホービン
パン部門に引き続き、使い勝手で1位を獲得したのは象印でした。高級感のあるダイヤルは回しやすく、扉は取り外せるので庫内の掃除もカンタンに行えます。
つまみが回しやすく単純操作なのがいいです。
まとめ
以上、トースターのおすすめランキング6選でした。いかがでしたか?
高価格帯で人気の6製品を比較した結果、ベストバイとなったのは、象印マホービン「STAN.EQ-FA22」でした。パン部門、使い勝手部門の2部門で1位に。惣菜部門ならバルミューダが好成績でした。
厚みのあるトーストは極上の旨さ!象印「STAN.EQ-FA22」
象印マホービン(ZOJIRUSHI)
STAN.オーブントースター
EQ-FA22
実勢価格:1万7500円
火力が強く厚みのある食パンをしっかり焼き上げられることが、上位製品と下位製品との大きな違いです。すべての部門で評価が高かった象印のSTAN.は万人にオススメできる製品です!
ライフスタイルにぴったりなお気に入りを見つけてみてください。
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パンの水分を残したまま焼くのがうまいです。