なんとなく美白ケア、していませんか?
スキンケアアイテムやコスメで目にすることの多い「美白」。なんとなくお肌によさそうなイメージがありますが、あいまいに使われがちな美容ワードでもあります。
実際どんな効果があるのか、わからないまま使っている人も多いのではないでしょうか。
具体的にいうと「美白」とは、「メラニン防御」と「肌を明るく見せること」なんです。
1:メラニン防御
シミを消すのではなく、未然に防ぐことが真の「美白」です。メラニンの生成をブロックするために必須なのがUVケアですが、これも美白ケアの一環。シミができる前のケアが大切です。
2:肌が明るく見えること
肌を明るく見えるとはいわゆる透明感のこと。この透明感は、肌のキメや色ムラなどに左右され、肌のキメが整うと反射で明度がアップします。スキンケア、角質ケア、メイクでの色補整などが効果的な方法です。
つまり、美白効果を得るためには、シミができる前の「メラニン制御」と「肌が明るく見える」ための日常ケアを意識することが大切というわけです。
そこで雑誌『LDK』から生まれた姉妹誌であるコスメ雑誌『LDK the Beauty』(エルビュー)編集部が、美白についての疑問や本当に効くアイテムを徹底検証。今回は「美白美容液」と「美白サプリ」について紹介します。
いまあるシミは美白美容液で消える?
A.シミは消えない。美容液は防ぐためのアイテムです
美白美容液だけで跡形もなくシミを消し去るのは、ハッキリ言ってむずかしいです。過度な期待をせず、あくまでシミが本格的に姿を現す前の予防アイテムという認識で取り入れるのが賢い選択といえます。
薄くなることはあるけれど継続使用が大前提
シミには、老人性色素斑や肝斑、そばかすなど種類がいろいろ。しかも、複数種類のシミが混在しているパターンが多く、自分で見極めるのはなかなか難しいのが現実……。
肌が白くなったり、シミが劇的に薄くなるのを実感するのは難しいので、結果を急がずに継続することが大切です。
注意ポイント:シミの種類によっては効かないことも
そばかすは美白成分が効きにくく、改善には美容医療が◎。ただし再発も多くゼロにするのは難しいため、美白美容液で併せて予防をするのがおすすめです。
おすすめ美白美容液はHAKU!
『LDK the Beauty』2022年7月号で美白美容液8製品を比較したところ、見事ベストバイを獲得したのが、HAKU「薬用 日中美白美容液」です。
HAKU
薬用 日中美白美容液
(医薬部外品)
実勢価格:5280円
内容量:45ml
複数のモニター全員の潜在シミ数値が下がり、美白効果を実感しました。しかも外出時のUV下地としても使える多機能ぶり。UVケアをしながら使えるアイテムです。成分も使用感も優秀でした。
美白サプリは飲むだけで白くなる?
A.サプリは薬ではないので過信しすぎはNGです
そもそも美白サプリは薬ではなく食品なので、配合成分に明確な基準がありません。
POLAの「ホワイトショット インナーロックタブレットIXS N」を複数のモニターさんに1カ月毎日飲んでもらい、潜在シミへの効果を検証したところ、結果にはバラつきがありました。効果は人それぞれのようです。
POLA
ホワイトショット
インナーロックタブレットIXS N
実勢価格:6696円
シミケア度:潜在シミの増加を食い止められた人も
モニターAさんの平均シミ増減値は-14。数値がそこそこ改善し、即効性があったモニターさんです。
モニターBさんの平均シミ増減値は+43。日焼け止めもしっかり塗っていましたが、潜在シミ増加は抑えられませんでした。
成分:抗酸化成分を複数配合
成分は、POLAオリジナルエキスのエキスが豊富に配合されています。一般的なビタミンC・E以外に、インドキノキエキス末やマンゴージンジャーエキス末など独自色の強い内容です。
いつものUV対策の保険として活用するのが◎です。
以上、美白にまつわる疑問とおすすめアイテムの紹介でした。
美白ケアは長期戦。結果を焦らず毎日コツコツ続けていきましょう!
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シミが肝斑なら、美白美容液を肌に塗るよりトラネキサム酸を内服した方が効果的です。