美白美容液とは?
20代、30代、40代、50代...年齢を重ねるにつれ、憧れるのがシミ・そばかす・くすみがなく、うるおいと透明感にあふれるすっぴん肌。
美白化粧品のCMや広告を見て、「これを使えば色白肌になれるかも?」なんて気分になったことはありませんか?
でも実はそれは誤解。定着したシミは化粧品で消えませんし、元のお肌の色以上に白くなることもありません。美白化粧品での美白ケアの役割は、メラニンの生成を抑えてシミ・ソバカスを防ぐこと。つまり予防です。
ただ、「シミができちゃった……」と将来後悔しないためにも、今のうちからしっかり、美白有効成分入りの美白美容液でシミ対策のスキンケアをしていきたいですよね。
美白美容液はシミ・そばかすを予防するアイテム
美白美容液は、できたシミに効くのではなく、あくまでも日焼けによるシミ・そばかすを予防するのが目的のアイテムです。「医薬部外品」「薬用」と記載のある商品には、メラニンの生成を抑制し、シミ・ソバカスを防ぐ効果がある有効成分が含まれています。
そんな薬用美白美容液は多くのメーカーから登場していますが、製品によって特徴もさまざま。ネットの口コミやレビューだけでは自分の肌質に合ったアイテムを選ぶのは難しいですよね。
そこで今回は、雑誌「LDK the Beauty」が美白有効成分を配合した医薬部外品の美白美容液をピックアップ。おすすめを探しました。
美白美容液の選び方は?
美白コスメはお値段高めのほうが効果が高そうなイメージがありませんか? ですが実際はそうとも限りません。
美白美容液を選ぶ際は、以下の3つのポイントをチェックしましょう。
選び方1:美白有効成分の種類
ナイアシンアミド
しみ予防&シワ改善効果が認められた薬用化粧品の美白成分として知られるナイアシンアミドは、肌のバリア機能やシワの改善などの効果も期待できる注目成分です。メラノサイトで生成されたメラニンの表皮細胞への受け渡しを防ぎます。
複数の肌悩みをワンアイテムでケアしたい“欲張りさん”にも、自信を持っておすすめできる優秀な成分です。
アルブチン
コケモモに含まれる成分で、メラニンを生成する酵素(チロシナーゼ)の働きを阻害してメラニンの生成を抑えます。
ビタミンC誘導体
ビタミンCを安定化させた成分で、メラニンの発生を抑制したり、メラニンの還元といった効果があります。毛穴のケア成分としても人気です。
トラネキサム酸
メラニンの生成を抑制するほか、抗炎症作用も持っています。
カモミラET
カモミール(カミツレ)の花に含まれる成分です。色素の沈着を抑制する作用があり、天然植物由来の美白成分として注目されています。
4MSK(4-メトキシサリチル酸カリウム塩)
資生堂が開発した美白成分です。ピーリング効果のあるサリチル酸の誘導体で、蓄積されたシミの元であるメラニンを排出する効果があります。
選び方2:プラスαの効果
紫外線対策・化粧下地・美容液と1本で3役という多機能な美白美容液も登場しています。忙しい朝のメイク前に重宝しますね。
美容液といえば朝晩使うイメージですが日中用として使用する製品も。日焼け止め効果もあるので、美容液としてだけなくUV下地としても使えます。
また、乾燥肌の人やトーンアップしたいという人は保湿力にも注目してみましょう。
保湿されて潤いのある肌はキメが整い、乾燥によるくすみの改善が期待されます。肌のターンオーバーが促進され、しみができにくくなります。
選び方3:好みのテクスチャーや容器の使い勝手
テクスチャー
美白美容液にはジェル状、クリーム状、ミルク状などのタイプがあります。ベタつきがなく、肌なじみのいいものだと使い心地がよいでしょう。
ただ、好みのテクスチャー・つけ心地でも「肌が乾く」「ピリピリする」「赤みが出る」「かゆくなる」というような症状があれば、違う製品に変えたほうがいい場合もあります。
容器の使い勝手
毎日使うものなので、ボトル・容器の使い勝手も大切なポイント。
チュープタイプやポンプタイプ、スポイトなどは量の調節がしやすいのが特徴で便利です。ジャータイプは、スパチュラ付きのものが清潔に使えていいでしょう。
最近は、美容液としてはめずらしいスティックタイプも。気になる部分に重ねづけし、集中ケアできるという新発想のアイテムで、頬の高い部分などに直接すべらせるようにして使用します。
いつでもどこでも手軽に美白ケアできるはがうれしいですね。
美白美容液の人気商品を徹底比較
今回は、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどネット通販や、ドラッグストアで購入できるプチプラからデパコスまで人気の美白美容液7製品を徹底比較。
以下の項目で、雑誌『LDK the Beauty』編集部とプロがテストしました。
シミケア度
各製品を長期使用した複数モニターの使用前後の肌を、肌解析専門機器「VISIA」で撮影。
潜在シミの数・スコアなどからシミへのアプローチを総合的に評価しました。
成分
専門家が全配合成分を分析。美白に関わる成分は加点、刺激になり得る成分は減点しました。
使用感
塗り心地から肌なじみのよさ、香り・容器の使いやすさまで、実際に使用したモニターが使用感を正直に採点しました。
それでは、テスト結果を評価の高かった順に発表します。
美白美容液のおすすめは?
プロと一緒に実際に使ってみた、美白美容液のおすすめランキングです。それぞれの項目を緑のボタンで並べ替えられるので、商品選びの参考にしてみてくださいね。
商品 | |||||||
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ONE BY KOSEメラノショット W
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◯ |
40ml |
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ファンケルブライトニング エッセンス
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◯ |
18ml |
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アスタリフトザ セラム ブライトニング(医薬部外品)
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◯ |
40ml |
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ハクメラノフォーカスEV(医薬部外品)
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◯ |
45g |
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ザ・レチノタイム ホワイトホワイトニングエッセンス(医薬部外品)
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◯ |
50ml |
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コスメデコルテホワイトロジスト ネオジェネシス ブライトニング コンセントレイト(医薬部外品)
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◯ |
40ml |
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トランシーノ薬用メラノシグナル エッセンス(医薬部外品)
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◯ |
30g |
【1位】ONE BY KOSE「メラノショット W(医薬部外品)」
- ONE BY KOSEメラノショット W
- 実勢価格: ¥4,547〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで見る¥5,150〜
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥4,547〜
- シミケア度
- 成分
- 使用感
シミの発生源に直接働きかける
美白美容液のおすすめランキング1位でベストバイに選ばれたのは、ONE BY KOSE(ワンバイコーセー)「メラノショット W(医薬部外品)」です。
シミケア度のテストが高評価。製品のウリどおり「未来のシミ」まで防げる期待が持てました。
今からコツコツ続ければ、シミなし美肌も夢じゃないかもしれません。
- おすすめポイント
-
- 潜在シミへしっかりアプローチ
- 高い保湿力が期待できる
- ベタつきがなく快適なつけ心地
- 医薬部外品
- ◯
- 内容量
- 40ml
- 型番
- 4971710549782
美白有効成分のコウジ酸配合
コウジ酸は、コーセーが長年研究している美白有効成分。高い保湿力が期待できるアセチルヒアルロン酸Naも配合しています。
軽いつけ心地で快適
サラサラの乳液タイプのテクスチャーはベタつきがなく、肌なじみもよくて使用感バッチリです。
すーっとなじんで香りも強すぎず使いやすかったです。
【2位】ファンケル「ブライトニング エッセンス」
- ファンケルブライトニング エッセンス
- 実勢価格: ¥3,180〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで見る¥3,300〜
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥3,180〜
- シミケア度
- 成分
- 使用感
シミを誘発する肌荒れもケア
美白美容液のおすすめランキング2位は、ファンケル(FANCL)「ブライトニング エッセンス」でした。
美白に特化したファンケルの新スキンケアラインの美容液です。
潜在シミへの効果はもちろん、肌なじみ抜群な使用感のよさに「リピしたい!」との声続出で好成績でした。
- おすすめポイント
-
- 肌なじみ抜群で使用感がいい
- 低刺激処方で肌荒れもケア
- 買い替え時がひと目でわかる設計
- 医薬部外品
- ◯
- 内容量
- 18ml
- 型番
- 375631
肌負担の少ない有効成分を配合
穏やかなビタミンC誘導体でやさしくシミにアプローチ。さらに抗炎症成分も配合しています。
残量お知らせ機能付きの親切設計
肌なじみ最高で刺激も香りもなくていいと、モニター絶賛の使用感。残量が少なくなると見た目でわかる容器も、使いやすいと好評でした。
【3位】アスタリフト「ザ セラム ブライトニング(医薬部外品)」
- アスタリフトザ セラム ブライトニング(医薬部外品)
- 実勢価格: ¥5,300〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで見る¥7,150〜
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥5,300〜
- シミケア度
- 成分
- 使用感
シミができる要因を本気で撃退
美白美容液のおすすめランキング3位は、富士フィルム アスタリフト(ASTALIFT)「ザ セラム ブライトニング(医薬部外品)」でした。
シミが気になる部位である目元の潜在シミを減らしてくれる逸品。
美白有効成分のトラネキサム酸のほかに抗炎症成分配合で、肌刺激による炎症を防ぎシミの原因を集中ケアします。
- おすすめポイント
-
- 美白に特化した成分配合
- なめらかで塗り心地がいい
- 医薬部外品
- ◯
- 内容量
- 40ml
- 型番
- 4547410520996
美白と抗炎症の目的を持つ有効成分トラネキサム酸を配合
美白と抗炎症の目的を持つ有効成分トラネキサム酸を配合と、抗炎症成分グリチルレチン酸ステアリルを配合。美白に特化した高機能美容液です。
フローラルの香りでなめらかな感触
なめらかなテクスチャーで塗りやすいですが、香りがいかにも化粧品臭という意見も。フタの閉まる位置が固定されている点は改良してほしいところです。
乳液状で塗り広げやすかったです。
【4位】ハク「メラノフォーカスEV(医薬部外品)」
- ハクメラノフォーカスEV(医薬部外品)
- 実勢価格: ¥8,265〜
- シミケア度
- 成分
- 使用感
新たなシミの出現を阻止
美白美容液のおすすめランキング4位は、資生堂 ハク(HAKU)「メラノフォーカスEV(医薬部外品)」でした。
美白有効成分2種のコンビネーションによるシミの抑制をうたう本製品。
それを実証するかのように、紫外線が強まる季節もモニターの潜在シミは増えることなく現状をキープしました。
有効成分をシミの元に浸透させる技術が進化しています。
- 医薬部外品
- ◯
- 内容量
- 45g
メラニンの生成を抑制する成分配合
トラネキサム酸のほか、資生堂独自開発の美白成分「4MSK」を有効成分として配合しています。
スーッと伸びてしっとり肌が続く
みずみずしいテクスチャーで塗った直後でもベタベタすることがなく、しっとり感が続きます。ややひんやりするので夏場の使用にぴったりです。
浸透力が高いように感じました。
【5位】ザ・レチノタイム ホワイト「ホワイトニング エッセンス(医薬部外品)」
- ザ・レチノタイム ホワイトホワイトニングエッセンス(医薬部外品)
- 実勢価格: ¥6,242〜
- シミケア度
- 成分
- 使用感
ビタミン類多種配合も即シミ退治は難しい
美白美容液のおすすめランキング5位は、ザ・レチノタイム ホワイト「ホワイトニング エッセンス(医薬部外品)」でした。
高保湿もうたうドラッグストアのマツキヨココカラ&カンパニーPBの美容液です。
ビタミンC誘導体(L-アスコルビン酸2-グルコシド)、ナイアシンアミドのWの有効成分のほかビタミンAなどさまざまな美容成分を配合。シミケア度テストも高評価でした。
- 医薬部外品
- ◯
- 内容量
- 50ml
【6位】コスメデコルテ「ホワイトロジスト ネオジェネシス ブライトニング コンセントレイト(医薬部外品)」
- コスメデコルテホワイトロジスト ネオジェネシス ブライトニング コンセントレイト(医薬部外品)
- 実勢価格: ¥498〜
- シミケア度
- 成分
- 使用感
価格に見合う結果は出せず
美白美容液のおすすめランキング6位は、コスメデコルテ(COSME DECORTE)「ホワイトロジスト ネオジェネシス ブライトニング コンセントレイト(医薬部外品)」でした。
独自成分を配合しリニューアルされた美容液です。
美白有効成分のコウジ酸を配合。モニター全員の潜在シミが多少なりとも増えてしまい、シミケア度テストは振るいませんでした。
- 医薬部外品
- ◯
- 内容量
- 40ml
【7位】トランシーノ「薬用メラノ シグナル エッセンス(医薬部外品)」
- トランシーノ薬用メラノシグナル エッセンス(医薬部外品)
- 実勢価格: ¥4,908〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで見る¥6,200〜
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥4,908〜
- シミケア度
- 成分
- 使用感
潜在シミの増加を抑えられず
美白美容液のおすすめランキング7位は、第一三共ヘルスケア トランシーノ(TRANSINO)「薬用メラノ シグナル エッセンス(医薬部外品)」でした。
美白成分のトラネキサム酸と肌あれ防止成分のグリチルリチン酸2Kのダブル有効成分配合ですが、7製品の中で一番モニターの潜在シミが増えてしまいました。
美白美容液のなかではお手頃価格なメジャー製品だけに残念です。
- 医薬部外品
- ◯
- 内容量
- 30g
- 型番
- 4987107637369
美白美容液の正しい使い方は?
最後に、美白美容液の効果的な使い方を紹介します。
使い方1:重ねづけは水っぽい美容液から
美容液を併用する場合、つける順番は、水っぽい美容液、オイルっぽい成分の美容液の順に重ねるのがおすすめです。
使い方2:美白美容液は1年中使いましょう
メラニンは1年中つくられて、シミ製造工場に休みはありません。美白美容液は春夏秋冬、継続して使用するのがベスト。
もし、美白美容液だけでは保湿力が心配なときは、クリームや乳液をプラスして潤いを補いましょう。
使い方3:1本使い切ることが大事
美白ケアは日々継続することが大切で、すぐに目に見える効果が出るわけではありません。シミがすぐ薄くなるなど、大きな期待は禁物。まずは1本を目安に使用してみることが大切です。
ただし、赤みやかゆみ、痛み、ぶつぶつ、肌荒れなどが出た場合は、無理して使わずに使用を中止しましょう。成分が肌に合っていない可能性があります。
薬局などで薬剤師に相談するか皮膚科医を受診し、原因となった成分を特定できたら今後はその成分を含まない製品を選ぶようにしましょう。
美白美容液のおすすめ まとめ
以上、美白美容液のおすすめランキングでした。
今回ベストバイに選ばれたのは、美容各誌ベスコス常連のリニューアル製品、ONE BY KOSE(ワンバイコーセー)「メラノショット W(医薬部外品)」でした。
潜在シミへアプローチする「ONE BY KOSE」
ONE BY KOSE
メラノショット W
(医薬部外品)
40ml
実勢価格:¥5,830
堂々1位を獲得したONE BY KOSE「メラノショット W(医薬部外品)」。目に見えない潜在シミへアプローチし、未来のシミまで防いでくれます。
アセチルヒアルロン酸Naも配合され、美白効果だけでなく保湿力も期待できる1本です。
低刺激処方でやさしい「ファンケル」
ファンケル
ブライトニング エッセンス
(医薬部外品)
18ml
実勢価格:¥3,300
強敵を抑えて2位にランクインしたのは、くすみの根本ブロックをうたうファンケル(FANCL)「ブライトニング エッセンス」でした。
肌負担の少ない有効成分で、シミを誘発する肌荒れもケアしてくれます。
シミやくすみは予防が大切。季節を問わず美白美容液で対策し、透明感のある素肌を叶えましょう。効果を実感できる1本を見つけてみてくださいね。
美容液の売れ筋ランキングもチェック!
美容液のAmazon・楽天の売れ筋ランキングは、以下のリンクからご確認ください。
酒蔵の職人の手が白いことから研究が始まった成分です。