AV機器あると便利な旅のお役立ちアイテムはどれ?

あると便利な旅のお役立ちアイテムはどれ? イメージ

コロナ禍で、旅行を我慢してきたという方は多いのではないでしょうか。そんななかでも、旅に便利な家電たちは進化を続けてきました。

そこで、本音の家電ガイド『家電批評』では、また旅に気軽に行けるときが来たら役立ちそうなものを探し、旅ガジェットの検証を行いました。旅でなくとも、密を避けた1人でのお出かけで楽しめるものもありますよ。

AV機器安いノイキャンイヤホンは全く騒音を遮ってくれないイメージだけど

安いノイキャンイヤホンは全く騒音を遮ってくれないイメージだけど イメージ

AirPods Proでも使われるアクティブノイズキャンセリング(ANC)。電車や旅客機の騒音を減らせるので旅行に便利な技術です。以前は高嶺の花だったANCイヤホンの低価格化が進み、5000円以下で入手できる時代になりました。12月にゲオから発売された新製品は、なんと4378円です!

テストする理由:格安ANCイヤホンのノイキャン性能はいかに!

テストする理由:格安ANCイヤホンのノイキャン性能はいかに! イメージ

ゲオ
GRFD-TWS-HT03
実勢価格:4378 円

しかし、この激安さ、どこまで効果があるのか? 安かろう悪かろうの疑念が晴れることはありません。そこで『家電批評』2022年2月号では、このゲオの製品を含めて5000円前後のノイキャンイヤホン8製品を比較。その結果、ベストバイだった製品を紹介します。

検証方法:音質は専門家、使い勝手は編集部でチェック

検証方法:音質は専門家、使い勝手は編集部でチェック イメージ
検証方法:音質は専門家、使い勝手は編集部でチェック イメージ2

AirPods ProのANC性能を基準に、京王線の新宿-笹塚間でどれだけ走行音が消えるのかをチェックしました。と同時に、ノイキャンと同じくらいの頻度で使用される外音取り込みの強度もテスト。また音質はAV評論家の折原さんにテストをしてもらいました。このほか、装着感や操作性を編集部5人の耳でチェック。

それでは、検証の結果をご覧ください。

S評価「ノイキャン」と「音質」のバランスが一番とれたイヤホン! JPRiDE「T-5 ANC」

「ノイキャン」と「音質」のバランスが一番とれたイヤホン! JPRiDE「T-5 ANC」 イメージ
王冠アイコン

JPRiDE
T-5 ANC
実勢価格:5580 円

サイズ・重量:W18×D21×H125mm・5.3g(イヤホン)、W68×D28×H43mm・36g(ケース) 
連続再生時間:[ANCオン]7時間[ANCオフ]12時間 
コーデック:AAC 防滴性能:IPX

▼テスト結果

  • 音質:解像感:5/10点
  • 音質:低音域:6/10点
  • 音質:中音域:5/10点
  • 音質:高音域:5/10点
  • 装着感   :5.9/10点
  • 外音取り込み:11/15点
  • ANC性能  :22.8/30点
  • 操作性   :4.5/5点
  • 評価         :S

テストの結果、S評価でベストバイとなったのはJPRiDE「T-5 ANC」。低価格イヤホンで知られるJPRiDEから登場した、高性能なANCイヤホンです。電車の走行音をしっかり遮ってくれます。5000円台とは思えないANCの強さは感動もの。また、音のバランスは良く、低音もしっかりして聴きやすいです。

操作性良し

操作性良し イメージ

一度接続すれば、ケースから取り出すだけで自動ペアリング。

操作性良し イメージ2

NCと外音取り込みの切り替えは、L側を2秒タッチします。

地下鉄の走行音がキレイに消えた

低価格帯とは思えないノイキャンの強さで、電車の走行音のほとんどを消せました。とくに低音の効果が高く、中〜高音が若干残った印象です。

また、5人の被験者に地下鉄でノイキャンの効果を聴き比べたところ、5人ともAirPods ProのANCに近い効き目と判定しています。

ゲオの格安ANCイヤホンはどうだったのか?

ゲオの格安ANCイヤホンはどうだったのか? イメージ

▼テスト結果

  • 音質:解像感:3/10点
  • 音質:低音域:4/10点
  • 音質:中音域:3/10点
  • 音質:高音域:3/10点
  • 装着感   :8.4/10点
  • 外音取り込み:12/15点
  • ANC性能  :18/30点
  • 操作性   :3.5/5点
  • 評価         :B
     

今回の検証のきっかけとなったゲオ「GRFD-TWS-HT03」というと、8製品で6位。価格並みの出来でした。完全に騒音は消えず、小さい音が残りました。音は解像度が不足していました。

AV機器まとめ

以上、5000円前後のノイキャンイヤホン8製品を比較して、ベストバイになったJPRiDE「T-5 ANC」を紹介しました。

『家電批評』2022年2月号で8製品をテストしてわかったことは、低価格帯のANCイヤホンは「ANC性能」と「音質」の両立がとても難しいということ。

まとめ イメージ

そんななか、ベストバイを獲得したJPRiDE「T-5 ANC」はバランスに特化したモデルで、ANCは強すぎず弱すぎず、音質は及第点を獲得する聴けるイヤホンとなっています。

注目のゲオ「GRFD-TWS-HT03」は、残念ながら音質や接続の安定性も水準以下でした。ということで、ANCイヤホンとうたう製品はもっと安いものもありますが、狙うなら5000円前後がおすすめです。格安のANCイヤホンが気になっていた方は参考にしてくださいね。

AV機器ノイズキャンセリングイヤホンの売れ筋ランキングもチェック!

ノイズキャンセリングイヤホンのAmazon・楽天の売れ筋ランキングは、以下のリンクからご確認ください。