全色ほしい~! なんて便利な筆ペン
絵の具やパレットが不要なのに水彩画が描ける文房具の正体は、カラフルな筆ペン。書いたらすぐに絵の具のようなインクが出てくるので、まるで水彩画のような素敵な絵がカンタンに描けるんです。
カラーが豊富なセットもあり、かなり本格的な絵も描けます。今回は、カラー筆ペンを出している4社の製品の書き味をテスト。
どの製品がもっとも絵を描くのに適しているのでしょうか!?
テスト方法
カーブ、太線、細線の3種類を描き、筆先が手の動きについてくるかを検証。
かすれが少ないものほど書き味が良いとして、高評価としました。
[1位]ぺんてるなら どんな線も描けます!

(画像をクリックすると購入ページへ移動します)
ぺんてる
Art brush 全18色
実勢価格:各362円
[評価結果]
①カーブ
![[1位]ぺんてるならどんな線も描けます! イメージ](https://360life.ismcdn.jp/mwimgs/d/8/500wm/img_d86335ddbfb622b61b7739a1446f964225897.jpg)
②太細
![[1位]ぺんてるならどんな線も描けます! イメージ2](https://360life.ismcdn.jp/mwimgs/f/c/500wm/img_fcfaa6ad06bbb2052153cff0377b253514471.jpg)
すべての線に全くかすれがなく、高評価! 筆先が割れずにどんな動きにもついてきました。
[2位]ぺんてるに次ぐ 高評価!

あかしや
彩 5色セット
実勢価格:882円
[評価結果]
①カーブ
![[2位]ぺんてるに次ぐ高評価! イメージ](https://360life.ismcdn.jp/mwimgs/a/0/500wm/img_a08d83bc48b45123ea27e7de6d17e9b820545.jpg)
②太細
![[2位]ぺんてるに次ぐ高評価! イメージ2](https://360life.ismcdn.jp/mwimgs/8/5/500wm/img_85b53812ebbbf0006b85a0b5931b057112693.jpg)
カーブの上部分で少しかすれてしまったものの、その他はキレイな線が描けました。
[3位]短距離だけなら 得意なんだけど……

呉竹
CLEAN COLOR
Real Brush(4本セット)
実勢価格:864円
(リンクは12本セットのページに飛びます)
[評価結果]
①カーブ
![[3位]短距離だけなら得意なんだけど…… イメージ](https://360life.ismcdn.jp/mwimgs/9/f/500wm/img_9f149fd26bc31f6ac3b09914ec60f49d20793.jpg)
②太細
![[3位]短距離だけなら得意なんだけど…… イメージ2](https://360life.ismcdn.jp/mwimgs/b/2/500wm/img_b2041440172d1ac8153071a8f62d981910847.jpg)
最初はしっかりと色が出ていたものの、だんだんと筆先が2つに割れ、後半にはかすれが目立つようになってしまったのが惜しいところ。
4位: [4位]価格に見合った
描き心地でした

FLYING TIGER
ペン(4本セット)
実勢価格:300円
[評価結果]
①カーブ
![4位: [4位]価格に見合った描き心地でした イメージ](https://360life.ismcdn.jp/mwimgs/e/8/500wm/img_e895da0000f97c0e3f4a8118613f01e629662.jpg)
②太細
![4位: [4位]価格に見合った描き心地でした イメージ2](https://360life.ismcdn.jp/mwimgs/f/4/500wm/img_f465c67d339568650e1cb48693dbd85413087.jpg)
価格は安くてお手頃ですが、最初から筆先が開き、ほとんどかすれた線になりました。インクの出が悪かったのも残念。
[おまけ] このイラストぜ~んぶ 筆ペンで書きました!
![[おまけ] このイラストぜ~んぶ筆ペンで書きました! イメージ](https://360life.ismcdn.jp/mwimgs/1/c/500wm/img_1c4a0be54bfa8774279c2986dec5400a70313.jpg)
この素敵なイラスト、全部カラー筆ペンで描いたものなんです!
こんなふうに描ける筆ペン活用法をこれからお教えします。活用法をマネすれば、初心者だって人にあげたくなっちゃうイラストが描けますよ!
水につけてぼかす
ふんわりと柔らかい雰囲気のイラストを描く方法です。
①水で濡らしたティッシュを紙につける
![[おまけ] このイラストぜ~んぶ筆ペンで書きました! イメージ2](https://360life.ismcdn.jp/mwimgs/1/2/500wm/img_12f4c8076aaaacbd0af0edbb386d526e18345.jpg)
ティッシュを軽く濡らし、描きたい絵のかたちをイメージして紙に水をつけます。
コツはしっとりと紙がしめるくらいです。水をつけすぎると紙が毛羽立ったりするのでご注意を。
②輪郭を細い線で描く
![[おまけ] このイラストぜ~んぶ筆ペンで書きました! イメージ3](https://360life.ismcdn.jp/mwimgs/6/1/500wm/img_61532eda768e3ee06d721c78e860bb1220289.jpg)
筆先を使ってティッシュで描いた輪郭をなぞります。水がにじんでいい感じに!
濡れ過ぎたらティッシュで吸えば問題ありません。
③乾いたらパーツを書き加えて完成!
![[おまけ] このイラストぜ~んぶ筆ペンで書きました! イメージ4](https://360life.ismcdn.jp/mwimgs/9/c/500wm/img_9c0ee375291324128851955385f81c3721659.jpg)
にじませた所が完全に乾いてから、細部を描きこんでいきます。ドライヤーを軽く当てて乾かしても良いでしょう。
ザッと塗ったのに味のあるイラストが出来上がりました!
2本でグラデーションを作る
次はグラデーションの作り方です。まずは濃淡2色の筆ペンを用意します。
①うすい方の色を水につける
![[おまけ] このイラストぜ~んぶ筆ペンで書きました! イメージ5](https://360life.ismcdn.jp/mwimgs/7/a/500wm/img_7a7b65edf464648fe308e9baadd58cca17089.jpg)
今回は水色と紫色で作るので、水色の筆を水につけます。しっとりするくらいがベストですが、先端だけでなく、筆全体をザブンとつけるのがコツ。
②2本の筆先をつける
![[おまけ] このイラストぜ~んぶ筆ペンで書きました! イメージ6](https://360life.ismcdn.jp/mwimgs/6/4/500wm/img_64a2958442edff98c59996258aa478a824502.jpg)
濃い紫色をうすい水色の筆先に塗るイメージでつけます。念入りに行うとキレイに仕上がります。
コツは、うすい色に濃い色をつけることです。
③筆を寝かせて描く
![[おまけ] このイラストぜ~んぶ筆ペンで書きました! イメージ7](https://360life.ismcdn.jp/mwimgs/6/e/500wm/img_6e204857bf453b93c6c00d67e86cf3f226962.jpg)
筆先を寝かせてゆっくり色を塗ります。色が薄れてきたら①から繰り返しましょう。
カラーで影をつける
最後はカラーで影をつける方法です。
①単色で絵を描く
![[おまけ] このイラストぜ~んぶ筆ペンで書きました! イメージ8](https://360life.ismcdn.jp/mwimgs/a/5/500wm/img_a5511c9badf4ee02bc254d6d2e31d04420676.jpg)
まず1色でざっくり絵を描きます。ここではまだ光や影などは気にしなくても大丈夫。今回は葉っぱに挑戦! この段階ではざっくりでOKです。
②乾く前に赤で影をつける
![[おまけ] このイラストぜ~んぶ筆ペンで書きました! イメージ9](https://360life.ismcdn.jp/mwimgs/1/5/500wm/img_15e7dbbe426d9ae21bcfca1f8c0662fd21569.jpg)
緑で描いた線の脇に赤を重ねます。赤ペンのフタを開けてスタンバイしておくとすぐにできます。
カラーを変えて青で影をつけても素敵ですよ。
③緑と赤が馴染んでキレイ!
![[おまけ] このイラストぜ~んぶ筆ペンで書きました! イメージ10](https://360life.ismcdn.jp/mwimgs/8/3/500wm/img_832a0f89ad2269fcc52bbf6cf1462ccd24068.jpg)
緑で茎を描いて完成です! 赤以外に、青、黄で描いてもキレイに仕上がるので、ぜひ試してみてくださいね。
いかがでしたか? 書き味をテストした結果、一番良かったのはぺんてるの「アートブラッシュ」です。一方、タイガーはバサバサに開いてしまい、描き味はイマイチ。本格的にイラストを描きたいならアートブラッシュがオススメです!