文房具 万年筆初心者も安心!

万年筆って、なんかいろいろ大変そうでつい敬遠していた人もいるのではないでしょうか。

ここでは万年筆を初めて持つ人も安心して扱えるように、簡単に5つの基本をご紹介します。これを見たら、きっと使って見たくなること間違いなしです!

文房具 ①インクの種類は2種類ある

万年筆のインクには、カートリッジ式とコンバーター式があります。カートリッジ式は純正インクを挿すだけですが、コンバーター式は瓶からインクを吸引してセットします。

[カートリッジ式]

パイロット:カートリッジインキ 12本入り:万年筆のインク

パイロット
カートリッジインキ 12本入り
実勢価格:480円

ペンと同じカートリッジインクを使用します。挿すだけなので手も汚れず簡単。


[コンバーター式]

パイロット:コンバーター40:カートリッジインク

パイロット
コンバーター40
実勢価格:483円

コンバーターのセットの仕方

①ボディを外す

①インクの種類は2種類ある イメージ

キャップを外してボディを回し、解体します。

②コンバーターを挿す

①インクの種類は2種類ある イメージ2

コンバーターをペン先側にしっかり挿し込みます。

③ピストンを下げる

①インクの種類は2種類ある イメージ3

ノブを左に回し、内部のピストンを下に下げます。

④インクに浸けて吸引

①インクの種類は2種類ある イメージ4

ペン先を首まで浸し、右に回してインクを吸引します。

⑤ペン先を拭く

①インクの種類は2種類ある イメージ5

付着したインクを、布やティッシュで拭き取ります。

⑥ボディにセット

①インクの種類は2種類ある イメージ6

ボディと合体させ、インクが出るまで試し書きします。

文房具 ②いろんな色を試すなら瓶入りインク

カートリッジインクはとても簡単ですが、色が少ないのがネック。黒や赤など基本色しか使わないならカートリッジで十分ですが、いろいろな色を使ってみたいなら、瓶入りインクを使うコンバーターがオススメです。

例えばパイロットはカートリッジが全8色なのに対し、瓶入りインクは多種多様な色が揃います。

パイロット:カートリッジインキ 5本入:カートリッジインク

パイロット
カートリッジインキ 5本入
実勢価格:420円
全8色

パイロット:色彩雫:インク

パイロット
色彩雫
実勢価格:1319円
全24色

たくさんの色の中から好きな色を選んで、文字や絵が書けるのが最大の魅力です。

文房具 ③ペン先と文字の太さの関係

ペン先は細字から太字まで種類があります。

中字はインクの濃淡が出やすく、字を綺麗に見せてくれるので、手紙などは中字が向いています。

③ペン先と文字の太さの関係 イメージ

「F」は細字(左)、「M」は中字(右)です。形で判断するのは難しいですが、ペン先の付け根近くにマークが書いてあるものもあるので、判断しやすいです。


実際に書くとこんな感じになります。

③ペン先と文字の太さの関係 イメージ2

上は中字で書いたもの、下は細字で書いたものです。中字のほうが濃淡がしっかりと出て味がありますね。

文房具 ④万年筆と相性の良い紙選び

万年筆で書くと、紙によって字のにじみ具合や発色が変わります。

和紙は繊維がペン先に引っかかりやすく、ペン先に付着しやすくなるので、和紙に書くときは万年筆は避けたほうが無難です。

④万年筆と相性の良い紙選び イメージ

和紙に書いて裏から見たもの。うっすらと裏から文字が見えます。

④万年筆と相性の良い紙選び イメージ2

にじみやすく、ペン先もつまづきやすいので要注意。

文房具 ⑤長く使うにはお手入れはマスト!

万年筆のインクはペン先で固まってしまうので、お手入れはかかせません。

インクのタイプ別のお手入れ方法は以下のとおりです。

カートリッジ式

⑤長く使うにはお手入れはマスト! イメージ

ぬるま湯を入れたコップにペン先ごと入れ、一晩浸け置きします。その後流水で洗って陰干ししてください。

コンバーター式

⑤長く使うにはお手入れはマスト! イメージ2

コップの水を吸って出すという作業を繰り返し行います。ペン先はカートリッジと同じ方法でケアしてください。


いかがでしたでしょうか? 万年筆は取扱いが難しいと漠然と思っていた人も、意外と簡単だと感じたのでは? 「これなら使ってみたい!」と思った方、ぜひ万年筆デビューしてみましょう!