文房具第一世代の弱点を
ほぼ克服した第二世代です

「針を使わない!」と数年前にセンセーショナルに登場した針なしステープラー。

実際にはこんな感じで、紙に穴を開けて「とじ具」とすることで、「針を使わないステープラー」を実現します。(※画像は公式サイトより)

コクヨ:針なし:ステープラー:ハリナックス

こちらが針をつかわない第一世代のコクヨ ハリナックス(ハンディ10枚タイプ)です。

ただ、従来の針なしステープラーは、日常的に使ってみると弱点がありまして、完全に「針あり」にとって変わるにはまだ課題がありました。

まず構造上、一度にたくさんの枚数を綴ることができません。本製品のように10枚対応といった製品が登場しており、徐々に改良はされてきていますが、綴る枚数が多いほど失敗しやすい傾向があります。

そして、そもそも紙に「穴を開ける」点と、それを「とめ具」として利用するという点で、仕上がりが美しくなりにくいという傾向もあります。

実際、編集部にて10枚のコピー用紙を用意して、コクヨの「針なしステープラー ハリナックス ハンディ10枚タイプ」で100回綴じテストしたところ、キレイに綴じれたのは80回にとどまりました。あとは、最後の1枚がめくれたり、根元の切れ込みが強すぎたりと、キレイな仕上がりにはなりませんでした。

そこに登場したのが、第二世代の「ハリナックスプレス」です。

コクヨ:針なし:ステープラー:ハリナックスプレス:針なしステープラー

コクヨ
針なしステープラー ハリナックスプレス
実勢価格 606円

「ハリナックスプレス」の特徴は、これまでのように紙に穴をあけずに、幅1㎝の凹凸で圧着するだけで綴ることができる点。針は当然不要です。(※画像はアマゾンより)。
「穴が開いたり綴じをバラしづらかったり……という、針なしタイプの不満をほぼ解決してます。あとは綴じ枚数さえ増えれば◎ですね。」と文具ライターのきだてたくさんも高評価の本製品。

こちらの製品も編集部にて100回綴じテスト(コピー用紙5枚)をしたところ、みごと成功率100%でした。

また、凹凸面で噛み合わせているだけなので、ペン先など硬い部分で凹凸面を潰すように擦れば、簡単にはがすことができます。あとから外せる安心感があるのは素晴らしい! これまでの「針なしタイプ」にはない特徴です。

そのように簡単にはがせる一方で、逆に「一度開けたら元通りに戻せない」というのも特徴。そこを利用して、伝言メモの封かんに利用するというのもおすすめです。

「ハリナックスプレス」はもちろん手で持っても使えますが、穴あけパンチのように机に置いて使うこともできます。その分、普通のホッチキスと比べると結構重みがあります。売り場で手に取ると、多くの人は予想よりも「重い」と感じると思います。

弱点としては、圧着するという仕様なので、閉じる際には、そこそこ力をかける必要はあり、それを手間と思う人はいるかもしれません。また、きだてさんもおっしゃる通り、綴ることができる枚数は少なく、5枚が推奨、無理やりやってもコピー用紙7、8枚が限界でした(本体には「5枚以上とじないでください」と書かれてますので、マネしないでくださいね)。

ただ、そういった点をふまえても、現時点でこの仕上がりのキレイさは非常に魅力だと思います。

文房具従来ステープラーとの厚さ比較
ハリナックスプレスがWIN!

前述の通り、「ハリナックスプレス」は針やクリップなど、ほかの部品を加えずに紙を綴じられるので、厚みを最小限に留めることができます。

試しに5枚のコピー用紙を綴じ、6束分を重ねてみると、その差は歴然。紙同士の隙間も少なく、同じ量の紙とは思えないスリムさでした。資料整理にはとても役立つ商品ですね。

こちらが、クリップ。なかなかの厚さです。

こちらが、従来のステープラーです。クリップよりは薄いですが、そこそこ厚さはあります。

そして、こちらがハリナックスプレス。クリップと比べて60%、従来のステープラーと比べて20%厚みがダウンしました。

文房具疲れにくさ重視なら
マックスも大アリです

ここまで「針なし」第二世代ステープラーをご紹介してきましたが、従来の穴をあけるタイプの針なしステープラーの中でもおすすめできる商品があります。

それがマックスの「サクリステッチャー HPS-5」です。穴をあけるタイプにも関わらず、100回綴じの成功率は、ハリナックスプレス同様100%でした。

しかも、連続して綴じても疲れづらい。「穴があく」というデメリットはありますが、ハリナックスプレス同様、おすすめできるステープラーです。

マックス:サクリステッチャー:HPS-5:針なしステープラー

マックス
サクリステッチャー HPS-5
実勢価格 584円

100回綴じて、すべてこのようにキレイに仕上がりました。さらに、他製品より軽い綴じ心地というもの特徴です。

文房具[まとめ]針なしステープラーは
ハリナックスプレスとマックスが◎

どんどん進化する針なしステープラー。10枚綴じにこだわらなければ、コクヨの「ハリナックスプレス」と、マックスの「サクリステッチャー HPS-5」はおすすめです。皆さんもいかがですか?


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