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モデル/橘水稀(ラディウスエンターテイメント)
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座り心地編、デザイン編は ニトリがベスト評価でした!
第3回まで引っ張った格安ソファ企画。ここまでの経緯をシンプルにまとめますと、ニトリの「組み替え自在なカジュアルソファ」が、もっとも座りやすく、見た目もよい……となっております。下記に簡単にまとめましたので、参考までにご覧下さい。
[総合評価A]
ニトリ
組み替え自在なカジュアルソファ」
実勢価格:2万1492円
[総合評価B]
無印良品
スリムアーム 2.5シーター・ウレタンクッション
実勢価格:5万5000円
[総合評価C]
ニトリ
2人用ソファ Nパック
実勢価格:2万1492円
[総合評価D]
イケア
KLIPPAN
実勢価格:2万990円
整体師の先生にご覧になっていただいたところ、ニトリカジュアルソファが圧倒的評価を得た反面、IKEAが酷評されるなど、予断を許さない展開に。なお、無印ソファは大柄な男性が対象の場合は、評価が1段上がります。
[総合評価A]
ニトリ
組み替え自在なカジュアルソファ」
実勢価格:2万1492円
[総合評価B]
ニトリ
2人用ソファ Nパック
実勢価格:2万1492円
[総合評価C]
無印良品
スリムアーム 2.5シーター・ウレタンクッション
実勢価格:5万5000円
[総合評価D]
イケア
KLIPPAN
実勢価格:2万990円
インテリアのプロフェッショナルによると、ニトリの各ソファはシートの貼り込みが丁寧で安さを感じさせないと好評でしたが、取り外しできるカバー仕様の無印、IKEAは、どうしてもカバーにシワができやすいと評価を下げる形に。「カバーを外して洗えるソファ」の思いがけない弱点が露呈しました。
ここまでは圧倒的にニトリのカジュアルソファが優勢。果たして最後の検証で評価はくつがえるのでしょうか……?
内部構造は圧倒的に無印! クッションも本体も重厚そのものでした
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無印良品
スリムアーム 2.5シーター・ウレタンクッション
実勢価格:3万9900円
※カバー込みの価格です(以下、同) ちなみに2.5シーターでは最安の組み合わせです。
ここで大いに評価を上げたのは、無印ソファです。
多層構造のウレタン、きっちりと組まれた頑健なS字フックは、座り心地はもちろん、耐久性も担保してくれます。つくりを見ていただいた家具職人さんが「材料代だけで、足がでそう」と苦笑いするレベルでした。
また、本体構造がガッシリしていて、使用されている材の数自体が多いため、解体時にはどこから手をつけていいか悩んだほど。木材自体の質もよく、角が斜めに落とされてバリが処理されているなど、見えない部分への配慮もありました。
今回、突出してお値段が高いのですが、5万円という数字に納得できるつくりであることは間違いありません。
4つのソファの評価はこちら!
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無印良品
スリムアーム 2.5シーター・ウレタンクッション
実勢価格:3万9900円
頑健なS字コイルとロービングテープが底を支え、その上に多層構造のクッションが乗るという方式(写真はクッションを取り去った後のもの)。バネも効いていて、広い座面のどこに座っても同じ感覚でくつろげます。「間違いなく、イチバン完成度が高いですね」と、家具職人さんお墨付きのクオリティでした。
ソファ本体は、木材もS字コイルも、すべてが頑丈にできています。クッションは4層のウレタン+薄い綿の保護材3層という重厚なもの。このクッションだけでも気持ちいいです。
背もたれは本体の上に5層のクッションが据えられます。木材の角張った部分には保護クッションが張られているなど、至る所に配慮が行き届いていました。
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ニトリ
組み替え自在なカジュアルソファ
実勢価格 2万1492円
唯一、リクライニング機能を搭載しているぶん、構造自体はシンプルで、素材の質も決して良いとはいえませんが、「工夫をこらした、ユニークなつくりですよ」と、家具職人さんが唸るほど、各所にアイデアに盛り込まれていました。
リクライニング機能を実現するため、本体内部には鉄の骨組みが用いられています。ポケットコイルは心もとないのですが、大量のチップウレタンで強度を保ち、表面は薄めのウレタンを採用することで快適さを確保。青い紐状のロービングテープは、無印ソファのそれと比較すると、量は多いものの貧弱です。
背もたれはチップウレタンと保護材、そして鉄の骨組みだけとシンプルかつ安価な構造なのですが、奇妙に感じるほどバランスにすぐれていたのは、2万円という価格を実現するための工夫と、膨大な試行錯誤があったのだと思われます。
ニトリ
2人用ソファ Nパック
実勢価格 2万1492円
基本的に本体+クッションという、無印ソファに近い構造ですが、S字コイルなどはクッションに仕込まれています。サイドアームの強度にちょっとだけ不安がありましたが、同じくニトリのカジュアルソファと同様に、「予算はそんなにかけてないけど、できることはすべてやった!」感がありました。
ソファ本体は木組みで、その上にロービングテープやS字コイルなどの補強材が入ったクッション(?)を置く方式です。ウレタンは複数素材を合わせているため、座り心地にすぐれています。
パッツンパッツンにつめこまれたポリエステルクッションは気持ちいいのですが、ロービングテープは無印ソファと比較すると弱く、一部に厚紙が用いられるなど、コストカットの跡が各所にありました。
イケア
KLIPPAN
実勢価格 2万990円
使用している材はよさそうなのですが、構造がシンプルすぎるので、クッション性が損なわれています。この辺りは、同じような厚さのでも層の数が多い無印ソファのクッションと比較すると、その差がわかりやすいです。
S字コイルの上に3層のウレタンが配置されたシンプルな構造です。素材自体はしっかりしていて、安っぽさはないのですが、S字コイルの左右幅が狭かったり、ウレタンの層の数が少ないなど、どこか座り心地が悪かった原因はこの辺にあるのか、とついつい納得してしまうつくりでした。
どっしりとした木材にぶ厚い2層のウレタンを貼付けた構造です。材自体はいいのですが、座面と同様「板にウレタンを貼った」という大ざっぱな印象はぬぐえません。
[最終結論]それでも、トータルで 考えるならニトリが凌駕します!
内部のつくりこそ、無印ソファのクオリティが目立ちましたが、5万5千円と2万円という価格を前提にすると、「格安ソファ」というカテゴリーではニトリのカジュアルソファが上、というのが今回の結論です。そもそも、2万円で満足できる、というソファが奇跡的な存在なのです。
整体師さんが絶賛した座り心地、インテリアのプロが認めたデザインはもとより、簡易ベッドに変形するリクライニング機能、自在に配置できる大型オットマン。
幅広い使いかたができるという点で、これほど新生活向けのソファはそうそうありません。
正直、テストのため購入した際には、見た目はかわいいけれど、なんか軽いし(26kg)これ大丈夫なのかなと思いましたが、使ってみて、バラしてみると、有能さを次々と発揮し、テスターの見る目のなさを露呈させました。
解体してしまったのでもう社内にはありませんが、今でも、人目を忍んで昼寝をした至福のひとときは忘れられません。皆様もあの快適さ、ぜひ一度お試しください!
評価してくれたのはこの人!
家具工房KOMA 右/竹内舞子さん 左/松岡茂樹さん
無垢の木製椅子にこだわる家具工房。オーダーチェアにも対応しています。
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