親指サイズの動画カメラ「Insta360 GO 2」登場
今回ご紹介するのは、完全ハンズフリーで動画が撮れる親指サイズのカメラ「Insta360 GO 2」です。
リコーとともに360度カメラの先駆者的メーカーである「Insta360」が2021年3月に発売した、小型アクションカメラの第2世代です。
Insta360「Insta360 GO 2」
Insta360
Insta360 GO 2
実勢価格:3万6300円
サイズ・重量(本体):W23.6×D20.7×H52.9mm・26.5g
ストレージ容量:32GB
駆動時間(ベーシック手ブレ補正動画):30分(本体)、150分(ケース装着時)
動作環境:-10~40℃、4m防水
その特徴は、なんといっても親指サイズの小ささ。一般的なアクションカメラと違って小型なため、完全ハンズフリーで撮影が可能。
アタッチメント次第で洋服に貼り付けたり、壁に取り付けたり、手持ちで使ったりと、さまざまなシチュエーションでカンタンに録画できます。
前モデルからスキのないアップデート
こちらの前モデルはブロガーやYouTuberから熱烈に支持されていた製品。何度も購入を検討していたものの、録画時間や取り回しで少し物足りない気がして買い渋っていました。
そんななか登場した第2世代である本機は、録画時間の延長、充電ケースのアップグレード、防水仕様化、高画質化など第1世代に感じた物足りなさを完全払拭。
ということで、発売当日に自腹で購入してしまいました。
1本の動画尺は「1分」から「15分」へ進化。
ケースはモニターを搭載。本体を充電できるだけでなく、三脚としてもリモコンとしても活用できます。
装着用のアタッチメントも3種類付属
アタッチメントは3種ついていて、いろいろな状況で動画をとりやすいです。
▼帽子などに付けられる簡易クリップ
▼磁力を内蔵したストラップ
▼壁面にも取り付けできるピポットスタンド
それでは、便利な機能や、実際に使ってみてわかったポイントなど、もう少し詳しく紹介していきます。
ポイント1:持たない&操作も不要で超手軽!
動画撮影というと操作がメンドウそうですが、これは本当に手軽でした。
とくに快適なのが、付属する磁気ペンダント型のストラップを使った録画です。シャツの下などに装着すれば、厚手のスウェットの上からでも本体を取り付けられます。
あとは本体を押すだけで、15分間の動画が録画開始。
1:シャツの下に磁気ペンダントを付けて
2:磁力で本体をセット
3:本体を押せば録画開始
「磁力」というと接着強度に不安を感じるかもしれませんが、厚手のスウェットの上に本体を装着し、走ったり階段を上り下りしたりしてもビクともしませんでした。
落下が不安な場合は、付属の簡易クリップを使えばより安心です。
ポイント2:4K非対応だけどブレも少なく不満ナシ
いくら撮影が快適でも画質が微妙じゃあ……という人も安心です。
最新のスマホと比べると鮮やかさなどでは劣りますが、歩きながらの録画でもブレはほぼなく、日常のログとしては必要十分すぎる画質。見返すのが超楽しいです。
なお、色みに関しては多少淡いものの、編集でカバーできるくらいでした!
ただし、32GBなのでこまめな転送は必要
32GBの本体には、10分のクリップ(標準撮影)を約10本保存可能です。なお、10分の動画なら3GBほどの容量になります。
ポイント3:録画した動画はAIが自動編集してくれる
録画した動画は専用アプリを介して保存や共有などができますが、なかでも「AI編集」がとにかく便利!
単一の動画はもちろん、複数の動画の重要なシーンを自動で識別し、つなぎ合わせ、音楽をつけてくれます。
15分のクリップも超簡単にまとまる
3つの尺から選択するだけなので超ラクチンです。
ジャンル別にもできます
自動AI編集も可能ですが、旅行やVlogなどのジャンル別にも行えます。テンプレから選択もできるうえ、BGMも自動でつきます。
まとめ:動画文化に慣れない大人にこそピッタリな一台
今回使った感想としては、「非動画世代」の大人にこそおすすめしたい1台ということでした。
自分自身も動画文化にネイティブな世代ではないので、日常を動画で記録するのは抵抗があり、そのあとの動画の編集もおっくうだなと思っていました。
しかしそれらは完全に払拭されました。スマホと違って手で構える必要がなく、服に貼り付け、ボタンを押すだけでブレの少ない15分の動画を録画でき、アプリ経由で自動編集もできるんです。
その過程で、煩わしいことは一切ゼロ(動画の転送だけちょっとうまくいかないことがありますが)。
旅先などの非日常はもちろん、小さい我が子との思い出など、日常の記録を残すのにも最高の一台といえます!
「その動画をどうするか」問題も解決です!