6つのハンガーで干し時間を比較乾燥後の型くずれもチェック
干し時間を短縮できるという立体ハンガー4製品と、クリーニング店の無料の針金ハンガーに加え、MONOQLO編集部で自作した立体針金ハンガーの6つで干し時間を比較。乾燥後の型くずれの度合いもチェックして評価しました。
何度もテストを繰り返し、正確な干し時間を検証しました。6つのハンガーの乾燥にかかった時間はこちらです。
※画像左から、カインズ、T BRAND、Daiya、LEC、自作の立体針金ハンガー、針金ハンガーの順に並べています。
カインズとT BRANDの8の字ハンガーが他のものより1時間早く乾くことが判明。残りの2製品は針金ハンガーと変わりませんでした。
では、それぞれの評価を紹介していきます。
カインズの8の字ハンガーは早く乾いて型くずれもほぼナシ!
乾く時間はカインズの「8の字ドライハンガー」がダントツ。8の字の形がシャツ内に空気を流れやすくして乾燥スピードが大幅にアップします!
カインズ
8の字ドライハンガー
実勢価格:398円(2本)
1本あたり:199円
乾いた時間:2時間半
若干の型くずれが気になりますが、アイロンいらずで着られるレベルです。
乾かすときは広げて
早く乾かすには8の字ハンガーを90度回転させ立体にして、生地と生地を離すとシャツ内に空気を流動させることができます。
T BRANDは乾く早さは◎でも跡が付きやすいのがイマイチ
T BRANDの「3倍早く乾く8の字ハンガー」は、乾くまでの時間が2時間半でカインズ製と同等の早さでした。
T BRAND
3倍早く乾く
8の字ハンガー(10本)
実勢価格:1798円
1本あたり:179円
乾いた時間:2時間半
肩部分にギザギザが付いていて若干跡が付きやすいのが△。
Daiyaは生地の密着が少ないけど乾く時間は針金ハンガーと変わらず
回転フレームで生地と生地との密着を少なくする工夫がされていて、首や下部分は早く乾きましたが、脇の部分はなかなか乾かず。乾ききった時間は針金ハンガーと変わりませんでした。
Daiya
シャツが空洞化!?
乾燥ハンガー
実勢価格:429円(3本)
1本あたり:143円
乾いた時間:3時間半
あまり型くずれしないのは◎。
LECは乾くスピードは△だけど干しやすさは抜群!
LECの「風通しが良い立体乾燥ハンガー」も脇が乾きづらいのが残念。ただ、伸縮機能付きで大きい服も干すことができる上に、風でズレないクリップ型なので使い勝手は抜群です。
LEC
風通しが良い
立体乾燥ハンガー
実勢価格:635円(3本)
1本あたり:211円
乾いた時間:3時間半
型くずれが少し気になります。
最後にC評価となった針金ハンガーと自作の立体針金ハンガーを紹介します。
C評価: 自作の立体ハンガーは速乾効果なし
跡がつきやすくなるだけ
C評価となったのは、普通の針金ハンガーと自作の立体ハンガー。乾くまでの時間は、DaiyaやLECと同じでしたが、使い勝手や型くずれの度合いでは敵いませんでした。
立体針金ハンガー(自作)
実勢価格:0円
乾いた時間:3時間半
編集部が8の字ハンガーを真似て作った立体ハンガーですが、乾いた時間は普通の針金ハンガーと変わらずという残念な結果でした。
衣類は型くずれしやすく、ハンガーの収納も不便なのでオススメしません。
針金ハンガー
実勢価格:0円
乾いた時間:3時間半
クリーニング店の無料ハンガー。比較のために使用しましたが8の字以外とはあまり差がありませんでした。
[おまけ]早く乾かすコツはアーチ型で干す!
洗濯物は長いものを外側に干す「アーチ型」にしたほうが乾く時間が10~20%向上します。また、厚手のものも同様に外側に干しましょう。
長いものを内側にするのは×。
長いものは外側にしてアーチ型で干すのが◎。
検証の結果、速乾に効果があるのは、8の字型ということが判明。特にカインズ製のものは、乾燥後の型くずれが若干気になるもののアイロンをかけずに着られるレベルでした。1本199円とコスパも良いのでぜひ試してみてくださいね。
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