AV機器 必ずしも「最高」ではないAirPodsの音質評価

バツグンの使い勝手の良さで人気のAirPodsも、音質に関しては手放しで褒める声は多くありません。多いのは「これで十分」という声。つまり、満足はしているが、高音質だとは感じていない人が多いようです。

近日公開予定の「ワイヤレスイヤホンランキング」でも、音質順位は5位にランク付けされており、まずまずといったところです。

Apple:AirPods:イヤホン

Apple
AirPods
実勢価格:1万8114円


そこで今回は、もっと「良い音が欲しい」という人のために、イヤホンジャックのないiPhone7や8に対応できる、ライトニング接続やワイヤレスタイプのイヤホンを検証。馴染み曲を視聴し、プロに音の良さを比較してもらいました。

記事1位BEST 高音&低音ともにダントツの良音!別格のパイオニア RAYZ Plus

1万円以上出せるなら、ダントツでおすすめのノイズキャンセリングつき高性能イヤホン。パイオニアらしい力強さのほかに、1万円台のイヤホンにしては優れたバランスで、高音・低音ともに質の高さを見せつけました。

充電や通話・音楽再生ができる付加機能もあり、「AirPodsよりも性能が勝る」とプロが高く評価したほどです。

パイオニア:RAYZPlusSE-LTC5R:イヤホン

パイオニア
RAYZ Plus SE-LTC5R
実勢価格:1万7064円


ケーブル長さ:1.2m
プラグ:Lightningコネクタ
タイプ:ライトニング

高音&低音ともにダントツの良音!別格のパイオニア RAYZ Plus イメージ

世界初の充電用ポートをケーブルに装備。充電しながら通話や音楽再生ができるので、充電がなくなっても安心です。

高音&低音ともにダントツの良音!別格のパイオニア RAYZ Plus イメージ2

操作が簡単なコントロールボックスは、ボリュームのアップ・ダウンだけでなく、音声通話時のミュート切替などができる機能も搭載しています。

高音&低音ともにダントツの良音!別格のパイオニア RAYZ Plus イメージ3

「いい音を作る要素が調和されたイヤホン」と、プロも高評価でした。

高音&低音ともにダントツの良音!別格のパイオニア RAYZ Plus イメージ4

圧倒的な遮音性の高さと良質な音は1万円台のイヤホンとは思えないほど高いクオリティ! 素人にもその良さがわかるほどです。

U1万円なら低音が惜しいけど秀逸なプラントロニクス Back Beat Go3

前回のBluetoothイヤホンで見事1位を獲得したプラントロニクス。出音のクオリティは1万円を優に超えますが、低音は減点。

しかし、バランスは秀逸でキレがあり、1万円以下の他種とはまったく違う良音が楽しめます。U1万円の中でなら、やはりプラントロニクスがおすすめです。

U1万円なら低音が惜しいけど秀逸なプラントロニクス Back Beat Go3 イメージ
plantronics:BackBeatGo3:イヤホン

plantronics
Back Beat Go3
実勢価格:1万18円


ケーブル長さ:0.6m
タイプ:Bluetooth

U1万円なら低音が惜しいけど秀逸なプラントロニクス Back Beat Go3 イメージ2

コントロール部分は音楽再生・一時停止と、次曲へのスキップ、前の曲の再生とボリュームアップ、ダウンが可能。

さらに、着信の応答とミュート設定、キャッチホン&通話終了もこのコントローラーですべてできるのが非常に便利です。

U1万円なら低音が惜しいけど秀逸なプラントロニクス Back Beat Go3 イメージ3

右・左耳の表示が大きくわかりやすいデザイン。充電はフタの部分をあけて、充電コードを挿すだけ。イヤーピースの交換も非常に簡単です。締め付けないので耳の装着感も◎。

U1万円なら低音が惜しいけど秀逸なプラントロニクス Back Beat Go3 イメージ4

プロの評価は「高音寄りで中~低域にかけての圧に欠け、少し物足りなさは残ります」とのこと。

高精細の奥行までは感じられず…。Logitec LHP-C192HRGDは値段なり

インパクトがあってやや低音の音離れがいいですが、高精細の奥行までは感じられませんでした。立体感が感じられないこともないですが、出音が少し歪んでしまっているのが多少気になるところ。

高精細の奥行までは感じられず…。Logitec LHP-C192HRGDは値段なり イメージ
高精細の奥行までは感じられず…。Logitec LHP-C192HRGDは値段なり イメージ2

Logitec
LHP-C192HRGD
実勢価格:7820円
ケーブル長さ:1.2m
タイプ:ライトニング

高精細の奥行までは感じられず…。Logitec LHP-C192HRGDは値段なり イメージ3

音のインパクトはAnker・オーディオテクニカよりも秀でていて、遮音性はトップクラス!

4位: Anker SoundsBuds Digital IE10は
素人が聞いてもわかる安っぽい音

出音がかなり安っぽいです。周波数はやや狭めで、高音の手前の中高音が出張ることでクリアさを達成していますが、中域~低音の厚みとボリュームがもっとほしい気がします。

4位: Anker SoundsBuds Digital IE10は素人が聞いてもわかる安っぽい音 イメージ
4位: Anker SoundsBuds Digital IE10は素人が聞いてもわかる安っぽい音 イメージ2

Anker
SoundsBuds Digital IE10
実勢価格:5999円
ケーブル長さ:1.2m
タイプ:ライトニング

4位: Anker SoundsBuds Digital IE10は素人が聞いてもわかる安っぽい音 イメージ3

高音~低音・音のインパクトはすべてC評価で、素人が聞いても安っぽい音だとわかります。

5位: 中高音の歪みが気になるものの
バランス力に優れたオーディオテクニカ

Bluetoothの接続が簡単で、LogitecとAnkerの2機種に比べてバランス力は優れていました。プロが気にしたのは中高域の音の歪み。低音のインパクトも少なかったです。

5位: 中高音の歪みが気になるもののバランス力に優れたオーディオテクニカ イメージ
5位: 中高音の歪みが気になるもののバランス力に優れたオーディオテクニカ イメージ2

オーディオテクニカ
SOLID BASS ATH-CKS550BT
実勢価格:8800円
ケーブル長さ:1.2m
タイプ:Bluetooth

5位: 中高音の歪みが気になるもののバランス力に優れたオーディオテクニカ イメージ3

どの音も可もなく不可もなく……。

以上、最新iPhone向けイヤホンの比較テストでした。今回絶対おすすめしたいのはパイオニアの「RAYZ Plus SE-LTC5R」です。その音質は2万円弱のApple「AirPods」よりも勝る! とプロも唸ったほど。ぜひ試してみてください。

近日、AirPodsも含め、耳だけワイヤレスイヤホンを集めた、音質ランキングも公開予定ですので、そちらにもご期待ください。