ドラえもんの世界に近づいた?「できたらいいな」がどんどん実現
「人間が想像できることは、人間が必ず実現できる」と言ったのは、フランスのSF作家・ジュール・ヴェルヌ。この言葉どおり、いま私たちの生活の中では、子どもの頃に憧れたドラえもんの世界や、「こんなことができたらいいな」と、思い描いていた世界が実現されつつあります。
今回編集部では、そんなすでに実現されたもので、私たちが日常で手軽に使うことができる最新デジタルをご紹介したいと思います。
コロコロ転がすだけで長さが瞬時に測れるペン
コロコロと転がしたぶんだけ、長さが測定されるペン。鉛筆やスタイラスペンとしても使えるので、作図などする際に便利です。
転がすだけで、一瞬で計測されます。
専用アプリと連携することで、ローラーを転がした分だけスマホに長さが表示されます。長さの単位も設定可能です。
振って振って振りまくらないと止まらない最強目覚まし
スマホと連携して鳴り響くアラームです。激しく振らなければ、鳴り止まない構造となっており、鳴り止む頃にはさすがに目が覚めていることでしょう。
Cerevo
cloudiss
実勢価格:1万3824円
質量:51g
接続:Bluetooth
バッテリー:250mAh
アラーム自体はスマホで設定します。アプリはiOSのみとなっています。
遠隔操縦できる変形プロジェクターロボ
パッと見、SF映画に出てくるロボットのような外観をしているプロジェクター。スマホアプリの操作で、壁や天井など、どこにでも最大80インチのプロジェクションができます。アームが折りたたまれた状態で待機し、画面を映し出すときに変形します。
Cerevo
Tipron
実勢価格:24万8184円
サイズ:W300×D340×H420(変形前)W300×H330×H810mm(変形後)
質量:9.5kg
画面:最大80インチ
解像度:1280×720
画面は、80インチまで投影することができます。
角度を変えれば、天井にもプロジェクション可能になっています。操作はスマホアプリで簡単に調整できます。
移動や各種設定は、手元のスマホでできます。
プロジェクターロボットに搭載されたカメラを見ながら遠隔操作できます。
ラジコンを操作するような感覚で動かせます。
操作も超直感的。頭部の投射部分の可動域がかなり広く、自在に動かせました。画面の位置や高さの調整も迷わずにできます。あらかじめ設定しておけば、決められた時刻に自動操縦で部屋から部屋へ移動して映像を投影も可能。単なるプロジェクターで終わらない魅力のつまった一台です。
普段使いしても怪しまれない体調管理ができるメガネ
メガネブランドのJINSが送り出したウェアラブルデバイスです。メガネの内部に複数のセンサーが内蔵されていて、スマホと連携することで、ランニングやドライブの補助など、さまざまなアプリを動作させることができます。もちろん普通のメガネとして使えるのがうれしいポイントです。
JINS
JINS MEME ES
実勢価格:4万2120円
質量:約36g
接続:Bluetooth
外部インターフェース:マイクロUSB端子
Jins製だけあって普段使いをしても気にならないデザインです。度も入ります。また、健康管理系を中心に、多彩なアプリが出ています。
(左)JINS MEME RUN
こちらは、ランニングフォームをチェックしてくれるアプリです。
(中)JINS MEME OFFICE
こちらは、目やカラダの情報分析し、集中状態を見える化してくれるアプリです。
(右)JINS MEME DRIVE
こちらは、疲労や眠気に伴うまばたき・視線の変化を察知して、運転をサポートしてくれます。
これぞ赤ちゃん翻訳機?声で気持ちを読み取るライト
赤ちゃんの声を解析して、「泣く」「笑う」「ぐずり」「喃語(乳児が発する言葉にならない声)」といった4種類の感情で読み取ります。解析結果は、搭載したLEDイルミネーションで色別に表現するほか、専用スマホアプリ「Listnr」にフィードバックしてくれます。
Cerevo
Listnr
実勢価格:1万8252円
サイズ:W123.5×H76.5×D96.5mm
質量:190g
アプリにフィードバックされるので、仕事に出ている家族が子どもの感情などを文字・アイコンといった形で知ることができます。この通知情報は他のListnrアプリへ共有することもできるので、遠く離れた実家の両親へ伝えるといった使い方も可能です。
落書きが立体化する!ペン型の3Dプリンター
ダヴィンチ3Dペンは、パソコンも知識も必要なく、3Dフィギュアがつくれてしまうもの。自由自在にイメージを空間に描き出すことができます。
XYZプリンティングジャパン
ダヴィンチ3Dペン
実勢価格:6422円
サイズ:W25×H28×D178mm
質量:0.07kg
造形マテリアル:PLAフィラメント
このペンひとつで空間にラクガキができちゃいます。
慣れないうちは、人形などにペンを這わせると立体物の造形が作りやすくなります。
自信作が完成したら、SNS以外に公式サイトの「ギャラリー」にも投稿できますよ!
より一層オリジナリティに溢れた作品を作るなら、こちら。
XYZプリンティングジャパン
3Dプリンター2.0Jr
実勢価格:8万9575円
3Dプリンターも新機種が投入されています。
腰が弱い人でもラクラク測定身体分析ができるスマート体重計
こちらの体重計は、Bluetoothに対応していることで、これまでいちいち本体を触って設定していた手間がなくなり、カンタンに身体分析ができるというもの。かがむのがつらい年配の方もラクに使うことができます。また、体重情報を覚えさせれば、スマホすら触らずにアカウントを切り替えられます。
オムロン
HBF-255T カラダスキャン
実勢価格:1万2130円
サイズ:W327×D30×H249mm
質量:1700g
接続:Bluetooth
Bluetooth対応なので、かがむことなく体重計に乗るだけです。
スマホ連携で、すぐに測定モードに入れます。
スマホ同期で、即座に情報がまとまります。
分析結果を自動でグラフ化してくれるので、長期的な分析にもなります。
赤ペンで囲うだけで紙をデジタル化できるペン
新聞や雑誌などの、ひとつの記事だけ抜き出して保存したいときに重宝するペンです。囲った部分だけが抜き出されるので、写真として撮るよりずっと見やすく、データも軽くなります。普通の赤ペンとしても使えて、1000円以下はうれしい。
ナカバヤシ
CUTPEN
実勢価格:918円
専用アプリ:iOSのみ
発送重量:32g
色:赤
使い方もカンタン。
データ化したい部分だけ囲います。注意点は、囲う際、線が途切れないようにするだけ。
iOSの専用アプリで読み込むと、赤ペン内だけがスキャンされます。
こちらが専用アプリ「Cutpen」です。
複数の記事をまとめておけば、整理が一気にラクになります。
背景が黒っぽい記事や、
保存した記事が増えると管理が煩雑になってしまいます。
このように、切り取った記事はひとつの画像データとして自由に再編集することができます。また、デジタル化された記事は、文字が読みやすく漂白処理されるのもポイントです。
専用ペンでメモったら自動でスマホに保存されるメモ帳
パッドに挟み込んだ紙に専用ボールペンでメモを取るだけで、スマホを開かなくても、メモが画像データとして保存されます。取ったメモがどこかにいってしまった……!ということもなくなります。
ワコム
Bamboo Folio Small
実勢価格:1万7262円
サイズ:W200×H257×D19mm
質量:460g
筆圧感知:1024
メモを取ったことも忘れてしまうこともありますが……
いつのまにか同期されて、保存されているので安心です。
スマホで一眼レフを遠隔操作撮影の幅が広がるデバイス
スマホと連携することで、離れた場所からでもデジタル一眼カメラのシャッターを切れるカメラガジェット。自分の好きな場所、好きなタイミングで写真を撮ったり、定点での連続撮影に利用したりなど、写真撮影の幅が広がるデバイスです。
Cerevo
Smart Trigger
実勢価格:3980円
サイズ:W63×H316×D126mm
質量:20g
iPhoneにも使用可能です。iPhoneのカメラに取り付けると、本製品自体がシャッターの役割を果たすカタチになります。
YouTuber必携カメラPC不要で動画配信できます
ライブ動画の配信および録画用デバイス。ニコニコ生放送やYouTube Liveなどの動画の生配信をPCなしでダイレクトに行うことができます。面倒な作業を簡略化してくれます。
Cerevo
LiveShell X
実勢価格:7万4500円
サイズ:W102×H100×D42mm
SDカードにも対応しています。microSDカードスロットがあるので、本体単体で録画も可能です。
以上、思い描いていた未来を体験できる最新デジタル11選でした。日々の技術の進歩で、子どもの頃の想像がどんどんカタチになるいま。ぜひ手に取って、あの頃のワクワクするような気持ちにかえってみてはいかがでしょうか。
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