入浴剤のメリットは?
入浴は、全身を温めるのに最適。温かい湯船でゆっくり過ごす時間はまさに至福です。
そんなリラックスタイムを彩ってくれるのが入浴剤。色や香りでリフレッシュできるものをはじめ、温浴効果を高めて冷えや肩こり、疲労回復が期待できるものなど、さまざまなアイテムがあります。
せっかくなら、しっかり温まってポカポカ感が長く続くものを選びたいですよね。ですが、商品数が多く、どれを選べばいいか分からないことも。
雑誌『LDK』のムック『名医が教える体温を0.5度上げて体と心を若返らせる本』では、入浴剤の人気10製品を比較テスト! 全身が温まるおすすめを探しました。
入浴剤の使用する際の注意点は?
入浴剤は設備との組み合わせによって、浴槽や給湯器に悪影響を及ぼす可能性があります。使用前に必ず「使い方」「成分表示」などを確認してください。
入浴剤の選び方は?
選び方1:効果で選ぶ
主に体を温める効果が期待できる入浴剤。疲労回復や気分のリフレッシュ、保湿、美容、温浴など目的ごとにタイプが分かれるので、目的に合った入浴剤を選んでみてください。
疲労回復や肩こりには炭酸入浴剤
炭酸ガス系の入浴剤は、お湯に入れると有効成分が発泡しながら溶け出すのが特徴。このとき発生する炭酸ガスが温浴効果を高めて血行を促進し、疲労や冷え性、肩こり、腰痛の軽減が期待できます。
ちなみに、入浴剤から泡が出なくなった後でも、炭酸ガスの効果は持続します。炭酸ガスがお湯に溶け込んでいるので、ゆっくり浸かりましょう。
乾燥が気になるなら保湿成分配合のもの
乾燥肌で肌のカサつきが気になるなら、保湿成分が配合されている入浴剤を選びましょう。うるおい成分が角質層まで浸透し、保湿をサポートしてくれます。
入浴後はボディクリームやオイルなどでボディケアをして潤いを与えてあげることも大切です。
選び方2:香りで選ぶ
香りは自分やプレゼントしたい相手の好きなものを選ぶのがいいでしょう。
ラベンダーやユーカリなどスッキリとしたハーブ系や、爽やかなシトラス・柑橘系、アロマをブレンドしたような香りなどさまざま。なかには、幾つかの香りがアソートになっているタイプもあります。夏場にはサッパリするシトラス系、気分転換したいならウッディ系、安眠目的ならフローラル系など、季節や場面で使い分けるのもおすすめです。
ほかに、硫黄の香りで温泉気分が味わえるものもあるので、自分が好きな香りをセレクトして楽しんでみてください。
香りが苦手な人は、無香料タイプの入浴剤をチェックしてみてください。
選び方3:タイプで選ぶ
「固形」「粉末」「液体」3つのタイプ
使いやすさも大切なポイントです。タイプによって効果に大きな違いがあるわけではないですが、使いやすさや目的で選ぶといいでしょう。
▼各タイプの特徴
- 固形タイプ:炭酸系が多い。個包装になっているため、使い勝手がよい。
- 粉末タイプ:バスソルトなど無機塩類系が多い。お湯の量に合わせて量を調整できるためコストパフォーマンスがよい。
- 液体タイプ:計量してお湯に入れる手間はかかりますが、お湯に溶けやすくて保湿効果を重視している入浴剤が多い。
プレゼント用の入浴剤を探しているなら、かさばらず荷物にならない固形か粉末タイプが向いているでしょう!
医薬部外品・化粧品
入浴剤は、主に「医薬部外品」と「化粧品」に分類され、それぞれで得られる効果が違っています。
医薬部外品(薬用入浴剤)は有効成分が含まれているのが特徴。温浴効果を高め、疲労回復や冷え性、肩こりなどに効果が期待できます。
化粧品に分類される入浴剤は、温浴効果が認められていませんが肌を保湿する成分を配合しているのが特徴です。
温まる入浴剤のテスト方法は?
Amazonや楽天など各ECサイトだけでなく、実店舗でも購入しやすい入浴剤の人気10製品をピックアップ。
新商品から定番アイテムまでを、以下の2項目で実際にテストして比較しました。
今回の比較では、テスト1「保温力」を重視してランキングを決定しました。
テスト1:保温力
規定量の入浴剤を溶かした一定水温の湯に複数人のモニターが足を一定時間浸けてテスト。入浴前と湯上がり後約10分後のモニターの足をサーモカメラで撮影し、表面温度の度合いおよび変化を複数モニターの平均をとり、評価しました。
テスト2:1回あたり価格
実勢価格とパッケージ記載の使用量から1回あたりの価格を編集部が算出。価格の安いものを高評価としました。
温まる入浴剤のおすすめは?
プロと一緒に実際に使ってみた、入浴剤のおすすめランキングです。それぞれの項目を緑のボタンで並べ替えられるので、商品選びの参考にしてみてくださいね。
商品 | ||||
---|---|---|---|---|
![]()
matsukiyo薬用入浴剤 ゆず
![]() |
|
800g |
〇 |
|
![]()
ツムラツムラのくすり湯 バスハーブ
![]() |
|
210ml |
◯ |
|
![]()
花王バブ モンスターバブル MEGA級 ボコボコ泡
![]() |
|
85g×4錠 |
◯ |
|
![]()
クラシエ旅の宿 こだわりアソート
![]() |
|
25g×13包 |
◯ |
|
![]()
オリヂナル薬湯 柚子
![]() |
|
750g |
◯ |
|
![]()
生活の木生活の木の薬草湯 温めたい。
![]() |
|
30g×7包 |
◯ |
|
![]()
花王バブ メディキュア 金木犀の香り
![]() |
|
70g×6錠 |
◯ |
|
![]()
アース製薬温包 こだわりゆず
![]() |
|
40g×20包 |
◯ |
|
![]()
クナイプバスソルト ピースフルモーメント ウォーターミント&ローズマリーの香り
![]() |
|
850g |
||
![]()
白元アースいい湯旅立ち 和漢浴 にごり入浴液 金木犀の香り
![]() |
|
300ml |
◯ |
【1位】マツキヨココカラ「薬用入浴剤 ゆず」
- matsukiyo薬用入浴剤 ゆず
- 実勢価格: ¥250〜
- 保温力
- 1回あたり価格
- 医薬部外品
- 〇
- 内容量
- 800g
【保温力】足の先まで温かさが持続
温もりがじんわり伝わる感じがしました。湯上がり後も指先まで温かさが持続しました。
【2位】ツムラ「ツムラのくすり湯 バスハーブ」
- ツムラツムラのくすり湯 バスハーブ
- 実勢価格: ¥1,192〜
- 保温力
- 1回あたり価格
- 内容量
- 210ml
- 医薬部外品
- ◯
- 型番
- 4987138570062
【保温力】
【3位】花王「バブ モンスターバブル MEGA級 ボコボコ泡」
- 花王バブ モンスターバブル MEGA級 ボコボコ泡
- 実勢価格: ¥884〜
- 保温力
- 1回あたり価格
- 内容量
- 85g×4錠
- 医薬部外品
- ◯
【保温力】
【3位】クラシエ「旅の宿 こだわりアソート」
- クラシエ旅の宿 こだわりアソート
- 実勢価格: ¥460〜
- 保温力
- 1回あたり価格
- 内容量
- 25g×13包
- 医薬部外品
- ◯
【保温力】
【3位】オリヂナル「薬湯 柚子」
- オリヂナル薬湯 柚子
- 実勢価格: ¥979〜
- 保温力
- 1回あたり価格
- 内容量
- 750g
- 医薬部外品
- ◯
【保温力】
【6位】生活の木「生活の木の薬草湯 温めたい。」
- 生活の木生活の木の薬草湯 温めたい。
- 実勢価格: ¥2,200〜
- 保温力
- 1回あたり価格
- 内容量
- 30g×7包
- 医薬部外品
- ◯
- 型番
- 031181010
【保温力】
【6位】花王「バブ メディキュア 金木犀の香り」
- 花王バブ メディキュア 金木犀の香り
- 実勢価格: ¥570〜
- 保温力
- 1回あたり価格
- 内容量
- 70g×6錠
- 医薬部外品
- ◯
【保温力】
【8位】アース製薬「湯包 こだわりゆず」
- アース製薬温包 こだわりゆず
- 実勢価格: ¥574〜
- 保温力
- 1回あたり価格
- 内容量
- 40g×20包
- 医薬部外品
- ◯
【保温力】
【8位】クナイプ「バスソルト ピースフルモーメント ウォーターミント&ローズマリーの香り」
- クナイプバスソルト ピースフルモーメント ウォーターミント&ローズマリーの香り
- 実勢価格: ¥2,078〜
- 保温力
- 1回あたり価格
- 内容量
- 850g
【保温力】
【10位】白元アース「いい湯旅立ち 和漢浴 にごり入浴液 金木犀の香り」
- 白元アースいい湯旅立ち 和漢浴 にごり入浴液 金木犀の香り
- 実勢価格: ¥698〜
- 保温力
- 1回あたり価格
- 内容量
- 300ml
- 医薬部外品
- ◯
【保温力】
温まる入浴剤 まとめ
以上おすすめ入浴剤10選でした。
A評価までの入浴剤はどれも保温力が高く僅差でしたがコスパ面で差がつく結果に。ベストバイを獲得したマツキヨココカラ「薬用入浴剤 ゆず」は1回あたりわずか約9.6円で、ほかの製品を大きく引き離しました。
保温力も抜群で、モニターから「全体が温まる感じで、湯上がり後もぽかぽか感が長く続いた」といった感想がありました。缶タイプで適量を図るのに若干の手間はかかりますが、毎日お手軽に至福のひと時を楽しめます。
温まる入浴剤のおすすめ
マツキヨココカラ
薬用入浴剤 ゆず
入浴剤の売れ筋ランキングもチェック!
入浴剤のAmazon・楽天の売れ筋ランキングは、以下のリンクからご確認ください。