『家電批評』2023年ベストバイを発表!
2023年も『家電批評』はさまざまな家電製品をテストしてきました。そこでテストしてきた製品を振り返り、絶対におすすめしたいものをピックアップ。「家電批評2023年ベストバイ」として発表します。
自分へのご褒美にも、大切な人へのギフトにもおすすめなベスト家電カタログです!
【家電批評2023年ベストバイ】の記事一覧はこちら
今回は「家電批評2023年ベストバイ」の「天体望遠鏡 (入門モデル)」部門で選ばれた、天体を見やすくて操作もしやすいビクセン「ポルタII A80Mf」です。
ビクセン「ポルタII A80Mf」
- ビクセンポルタⅡ
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実証テストで判明。望遠鏡の肝は「安定感」
天体望遠鏡の年間ベストバイに輝いたのは、ビクセンの屈折式望遠鏡「ポルタII A80Mf」です。初心者にちょうどいい5万円前後の天体望遠鏡7製品を比較したところ、もっとも評価の高かった製品。
その大きな理由は、鏡筒(望遠鏡本体)を支える架台(経緯台)と三脚の剛性の高さです。
遠くの天体を拡大して見る望遠鏡は、アイピース(接眼レンズ)を覗きながら望遠鏡を操作するときの振動や風による揺れで見ている像がブレてしまいます。しかも倍率分ブレが大きくなるのです。
つまり、高倍率で観測したい天体ほどブレ対策が必要で、木星や土星、二重星などは架台や三脚の剛性がないとまともに観測できません。その点で最も優れていたのがビクセンの「ポルタⅡA80Mf」でした。
鏡筒を細かく動かせる微動装置が高精度なのも魅力。動きにガタがなく、微動ハンドルの操作をやめればピタッと止まり、行き過ぎたと思って逆回転させてもすぐに反応してくれるのは好印象です。
なお、別売のスマホアダプターを使えば、スマホをアイピースに固定して天体写真を撮れます。ぜひ星がキレイに見えるスポットに出かけて観測してみましょう。
- おすすめポイント
-
- 架台・三脚が頑丈で高品質
- 鏡筒・ファインダーも良質
- がっかりポイント
-
- 大きく重い
- タイプ
- 屈折式
- 有効経
- 80mm
- 焦点距離
- 910mm
- 総重量
- 9.0kg(約)
- 型番
- A80Mf
何億キロも離れた惑星を狙える理由は頑強さにあります。
「家電批評2023年ベストバイ」に選ばれた理由とは?
ファインダーが見やすく操作性も◎
ファインダーは視界がクリアで、倍率も6倍あります。眼鏡を装着していても土星や木星を簡単に導入できました(導入:望遠鏡の角度や向きを動かして観察目標となる惑星などが視界に入れること)。
安定感があって
観察しやすい!
「ポルタⅡA80Mf」の架台はとても頑丈な作り。風が吹いて望遠鏡が揺れてもすぐに収まります。微動ハンドルの動きを止めたときもピタッと安定していて星を覗きやすく感じました。
月が十分大きくシャープに見える!
検証に協力してもらった専門家によると、「アイピースのコントラストがやや不足」とのことでしたが、十分シャープな像の月を観察できます。とても小さくなってしまいますが平均14億kmも離れた土星の環も視認できました。
見ている天体はスマホで撮影できる!
「スマートフォン用カメラアダプター」(実勢価格:7364円、検証時点)をアイピースに装着すれば、月や惑星の撮影を手軽に楽しむことができます。アダプターの取付部を自由に広げることができ、さまざまなスマホに対応しています。
以上、「家電批評2023年ベストバイ」の「天体望遠鏡 (入門モデル)」部門で選ばれた、ビクセン「ポルタII A80Mf」の紹介でした。初心者も扱いやすい、おすすめの望遠鏡です。
寒い冬は空気が澄んでいて、星がキレイに見える季節。ファイダーをのぞいて、何億キロも離れた惑星に想いを馳せるのも一興ですよ。
引き続き、「家電批評2023年ベストバイ」をご紹介していきますので、お楽しみに!
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