『家電批評』2023年ベストバイを発表!
2023年も『家電批評』はさまざまな家電製品をテストしてきました。そこでテストしてきた製品を振り返り、絶対におすすめしたいものをピックアップ。「家電批評2023年ベストバイ」として発表します。
自分へのご褒美にも、大切な人へのギフトにもおすすめなベスト家電カタログです!
【家電批評2023年ベストバイ】の記事一覧はこちら
今回は「家電批評2023年ベストバイ」の 「XRグラス部門」に選ばれた、かけやすくて品質も良いVITURE「VITURE One」です。
そもそもXRグラスとは?
XRグラスとは?
「XRグラス」とは、かけるだけで映像を楽しめる、メガネ型のデバイスです。じつは未だにはっきりした定義はないのですが、『家電批評』では次のようなものだと考えています。
グラス
実際の画面は、グラスに投影されています。
65〜75型くらいの画面サイズ
製品によって違いはありますが、体感では最大75型程度の画面サイズでした。
メーカーが喧伝している、超大画面というほどではないです。
Type-Cケーブル
基本的にXRグラスはスマホとType-Cケーブルで有線接続して、画面を投影します。
スマホ
XRグラスと接続。バッテリーもスマホに依存するので、長時間視聴時には注意が必要です。
iPhoneもType-C対応でXRグラスが接続できるように!
2024年、ついにXRグラスが広まる?
2022年3月。AV業界に激震が走りました。XREAL「Nreal Air」の登場です。業務用製品が中心のXRグラスの世界で、約4万円(当時)という一般人でも手が届く値段、スマホを繋げるだけで動画を視聴できる手軽さが注目を浴びました。
過去に『家電批評』でテストしたところ意外な画質の良さに驚き、「スマートグラス」部門のベストバイに選んでいます(まだ進化途上ではあるけれど、今後に期待して)。
そこから1年半。海外を中心にXREAL「Nreal Air」に近い特徴を備えたXRグラスが続々と登場しました。しかし、どれも安定的に日本で買える状況にはいたっていません。一般的な認知度も決して高いとは言えず、まだ「ガジェット好きのオモチャ」にとどまっています。
そんななか、2023年10月に登場したのがXREAL「XREAL Air2」です。前モデルから重量バランスや明るさのコントラストが改善。より使いやすくなりました。また、VITUREからは視度調整ができる注目製品「VITURE One」も登場し、こちらも見逃せません。
そこでAV評論家の本田雅一さんと、過去に検証した「XREAL Air(旧名:Nreal Air)」も含めて、映像品質やかけやすさ、機能性などを改めて評価しました(前回とは検証項目が異なっているため、「XREAL Air」の評価も前回とは異なっています)。
その結果、ベストバイに選ばれて、なおかつ「家電批評2023年ベストバイ」の 「XRグラス部門」にも選ばれたのが、VITURE「VITURE One」です。
VITURE「VITURE One」
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かけやすくて高画質。メガネを通さず映像が楽しめた!
VITURE「VITURE One」は大本命だったXREAL「XREAL Air2」を跳ね除けて、驚きのベストバイになりました。
決め手となったのは、音圧の高さと視度調整などの機能。これなら近視の人でも、寝る前に迫力のある映像をリラックスして楽しめます。あくまでXRグラスというジャンル内での評価ですが、画質も想像以上に高品質でした。
コンテンツによって映像品質に差があるなど調整不足を感じられる面もあり、期待しすぎは禁物なものの、予想以上に優秀でした。
また、担当編集者としては、画質とは別の感動がありました。それは「メガネを通さず映像を楽しめた」ということ。
私はメガネユーザー歴20年なのですが、別にメガネをかけたくてかけているわけではありません。視力が悪いから、仕方なくかけているんです。
そんな私にとって、メガネを通さず映像を楽しめるというのは約20年ぶりの新鮮な体験で、本当に嬉しかった。これは、スマホでもテレビでもできないことです。メガネユーザーの方にぜひ、体験してみてほしいです!
- おすすめポイント
-
- 画質は一定レベルはある
- 音圧が高く迫力を楽しめる
- がっかりポイント
-
- 画面が黄緑っぽい部分も……
- 幅
- 47.7mm(折たたみ時)
- 長さ
- 163mm(折たたみ時)
- 高さ
- 53.7mm(折たたみ時)
- 重量
- 78g
- パネルの種類
- Micro-OLED
- 輝度
- 1800nits
- 接続方法
- USB-C
- 視野角
- 43°
- PPD(ドットの画素密度)
- 55
- 画面解像度
- 1920×1080
- 視度調整
- 可能
「家電批評2023年ベストバイ」に選ばれた理由とは?
視力が悪くてもすぐ使える!
比較したXRメガネのうち、特にVITURE「VITURE One」は機能性で優れていました。視度調整機能で、近視でもメガネなしで映像を楽 しむことが可能。明るさ調整機能で、昼間や明るい場所でも映像を満喫できます。
予想以上に優秀な画質!
実際に使ってみて、画質の検証ではVITURE「VITURE One」とXREAL「XREAL Air2」の実力の高さに驚きました。
こちらは、スマホで撮影した元の映像です。
XREAL「XREAL Air2」は、光学性能に問題を感じた「XREAL Air」から大きな成長があり、中間階調が整って色再現も改善。特に文字の鮮明さや可読性は段違いでした。「これなら作業用の外部ディスプレイとして十分活躍します」と本田さんも評価。ただし、画面が鮮やかに出すぎる面もありました。
比較した3機種のなかで、特にVITURE「VITURE One」は見やすい印象でした。「XREAL Air」と「XREAL Air2」にあった蛍光色のキツさもなく、暗部の階調も割と出ていて、光学設計も適切。かなり見やすいです。
画面は大分近め。色温度はやや低めで彩度は高いです。ホワイトバランスは緑が強めです。これにより、次の識者コメントのように残念なところも。
「VITURE One」は基本性能は合格点だが、ホワイトバランスと彩度の調整ができない点が残念!
なお、この「XREAL Air2」と「VITURE One」の画質検証で掲載している写真は、グラスの前にスマホを差し込んで撮影したものです。実際の画面とは色再現や解像度が異なりますので、ご了承ください。
音圧が段違いに強い!
XREAL「XREAL Air」と「XREAL Air2」はほぼ同じで、低域が出ておらず、音圧も低かったです。一方でVITURE「VITURE One」は音圧が高く、低音もしっかり出ていました。
鼻パッドを4種類から交換可能!
VITURE「VITURE One」はノーズパッドが4種類用意されていて、フィッティングが容易。重量バランスが良く、かけ心地も優秀。スマホとの接続はマグネットケーブルです。
「XREAL Air2」も悪くないのですが、テンプルの長さがもう少し欲しかった!
以上、「家電批評2023年ベストバイ」のXRグラス部門で選ばれた、VITURE「VITURE One」の紹介でした。
好きな場所でリラックスして迫力のある映像が楽しめます。また、普段メガネをかけている人はメガネを通さずに映像を満喫できるので、特におすすめです!
引き続き、「家電批評2023年ベストバイ」をご紹介していきますので、お楽しみに!
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他人からは画面は基本的に見えないので、ご安心ください!