アウトドア最高のキャンプめしが作れる道具&お手軽レシピって?

最高のキャンプめしが作れる道具&お手軽レシピって? イメージ

青く澄んだ空の下で食べるアウトドア料理っておいしいですよね。小さくたたんで持ち運べる野外調理道具なら、気軽に開放的な場所に行ってアウトドア料理を楽しめます。

そこで、雑誌『MONOQLO』では、最高においしいキャンプめしを作れるおすすめの道具や、それらを使って作るお手軽レシピをプロに教わりました。

アウトドア焚き火料理道具のおすすめは「ダッチオーブン」

焚き火料理道具のおすすめは「ダッチオーブン」 イメージ

キャンプの醍醐味といえば、焚き火を使った調理ですよね。そして焚き火料理の代表的な料理道具といえば、なんといっても「ダッチオーブン」です。ほったらかしで美味しく料理が仕上がります。

ダッチオーブンは、蒸す、焼く、煮る、揚げる、燻製、炊くなど、どんな料理でも作れるのが魅力。食材に全方向から熱が伝わり、肉や魚、野菜の蒸し料理などもおいしく仕上がります。素材から出る水分を利用する「無水調理」も得意です。

調理のポイント:おき火でじっくりが基本

ダッチオーブンでの調理は「おき火」が最良です。最初に強火で余熱をしたら、おき火でじっくり煮込んだりローストしたりするのがコツ。

豪快さを求めてついつい火力を上げてしまいがちなので、火力調整は要注意。せっかくの食材を丸焦げにしないように気をつけましょう。

アウトドアおすすめのダッチオーブンはこれ!

まずは、おすすめのダッチオーブン2製品を紹介します。

LODGE「ダッチオーブン 12インチ DEEP」

LODGE「ダッチオーブン 12インチ DEEP」 イメージ

LODGE
ダッチオーブン 12インチ DEEP
実勢価格:2万2000円

サイズ:内径30㎝
深さ:12.5㎝
重量:8.72㎏

LODGE「ダッチオーブン 12インチ DEEP」は深さがあるので、丸鶏や煮込み料理にもピッタリです。

LODGE「コンボクッカー10 1/4インチ」

LODGE「コンボクッカー10 1/4インチ」 イメージ

LODGE
コンボクッカー10
1/4インチ
実勢価格:1万3200円

全長:約42㎝
内径:25.7㎝
深さ:(鍋:8cm/フタ:4cm)
重量:5.6㎏

LODGE「コンボクッカー10 1/4インチ」はハンドルがついていて焼き料理が作りやすいです。フタの裏側はフライパンとして使えるのもポイント。

寒川一 氏
アウトドアライフアドバイザー
寒川一 氏 のコメント

同時調理ができて1台あると便利です。

アウトドアおすすめレシピ「ホロホロ丸ごとチキンカレー」

今回はアウトドアにぴったりな豪快メニュー、ダッチオーブンで作る「丸ごとチキンカレー」を紹介します。

ダッチオーブンであこがれの丸鶏を作れるようになったら、そのままカレーに発展させて、鶏のだしが効いた贅沢カレーを作ってみましょう。

ホロホロ丸ごとチキンカレー

ホロホロ丸ごとチキンカレー イメージ

ダッチオーブンで鶏の丸焼きを作り、それを煮てカレーにするステップアップレシピ。丸ごとチキンから出る旨味と、ホロホロと崩れる柔らかい肉が最高です!

<材料>※4~5人分

<材料>※4~5人分 イメージ
  • 丸鷄…… 1羽(約1kg)
  • たまねぎ…… 大2個
  • にんじん…… 中2本
  • 水…… 約1.5ℓ(ルウの作り方にに準じて用意する)
  • カレールウ…… 360g(フレークタイプ2袋)
  • ローリエ…… 1枚
  • 塩…… 適量
  • コショウ…… 適量
  • オイル…… 適量

<作り方>

1:ダッチオーブンを強火にかける
1:ダッチオーブンを強火にかける イメージ

丸鶏をこんがりと焼いた後、ダッチオーブンから取り出す。ダッチオーブンをもう一度火にかけ、鍋底に残った鶏脂にオイルを足し、熱する。

2:野菜を炒める
2:野菜を炒める イメージ

あらかじめカットしておいたたまねぎとにんじんをダッチオーブンに入れ、塩、こしょうを振り、炒める。

3:水を入れる
3:水を入れる イメージ

たまねぎに粘りが出て透明~飴色になったら水を入れ、ひと煮立ちさせる。

4:丸鶏を入れる
4:丸鶏を入れる イメージ

鍋が煮立ったらローリエを入れ、丸鶏を静かに入れる。重たいので落とさないように気をつけましょう。

5:中火~弱火で煮込む
5:中火~弱火で煮込む イメージ

ダッチオーブンにフタをして、肉が柔らかくなるまで30分~1時間くらい煮込む。お肉をホロホロにするなら1時間以上煮込むと◎。

6:火から下ろしルウを加える
6:火から下ろしルウを加える イメージ

一度火から下ろして、丸鶏の周りにルウを振り入れる。

7:再度火にかける
7:再度火にかける イメージ

もう一度火にかけ、フタをせずに、鍋底から静かにかきまぜながらひと煮立ち。ルウを入れたら焦げやすいのでよく混ぜましょう。

8:仕上げる
8:仕上げる イメージ

火から下ろして、鶏肉を崩して全体となじませる。ももの部分などは関節で切り分けてもOK!

アウトドアプロがおしえる調理のポイント

丸鶏の移動はお腹の穴を使う

丸鶏の移動はお腹の穴を使う イメージ

メインの丸鶏を移動させるとき、外側から挟むと重さで取り落とす危険があります。お腹の穴を利用して、木べらやトングを突っ込んで持つと、安定して運べますよ。

カレールーはフレークタイプが◎

カレールーはフレークタイプが◎ イメージ

丸鶏が入った状態だと全体をかき混ぜるのが難しいため、カレールーは溶けやすいフレークタイプがおすすめです。また、2種類以上ルーを混ぜると味に深みが出ておいしくなります。

寒川一 氏
アウトドアライフアドバイザー
寒川一 氏 のコメント

2種類以上のルウをミックスするのがコツ。

以上、おすすめダッチオーブンと、丸ごとチキンカレーレシピの紹介でした。柔らかい鶏肉の食感とボリューム感に大満足! ダッチオーブンでおいしいキャンプ飯を楽しんでくださいね。

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