「謎」アマゾンって?
「謎」アマゾンとは、Amazonで売っている「なんやコレ?」な謎製品に雑誌『家電批評』が独断と偏見でつけた名前です。本連載では、そんな製品たちをイジって……あ、ガチレビューします!!
扱う製品はどうやって決まるの?
よく連載で扱う製品の決め方を聞かれますが、まず僕が人生の貴重な1時間を使い、持ち前の観察眼で候補集め。それを編集長と、
僕「これ超絶ヤバくないっすか」
編集長「最高っす、これで」
と、偏差値35ほどの綿密な打ち合わせ(10分)の末に決めている感じなのですよ。で、今回も「化石セット」だの「謎のサメのラジコン」だの、それはもう夢いっぱいな製品が候補にあったのですが、選ばれたのは数稼ぎで入れた「撮影ボックス」……。連載名なんだっけ? 編集長、ひよったな。
今月の「謎」アマゾン:KAKUBA「撮影ボックス」
※画像はAmazonより
HAKUBA
撮影ボックス LEDスタジオボックス40 AMZLEDSBX
実勢価格:5980円
サイズ・重量:W44×D43×H59mm・約1440g
LED:35灯×2
消費電力・定格電圧・明るさ:約8W・約5V・約530ルーメン
材質:ポリエステル、アルミ箔、PVC
折りたたみ式、背景紙3色付き
アマゾンの主なレビューは?
レビュー総数は、アマゾンを見た時点で391件で星評価は4つ。そして、以下のようなレビューが見られました。
・お値段がちょっと張るだけあって、しっかりとした作りだと思います。
・自宅に居ても写真撮影を楽しめる様になりましたので、購入してよかったと思います。
べつに謎製品じゃなかった
まぁ「レビュー数が400近い時点で謎もクソもネンだわ」って感じですが、本製品は写真を綺麗に撮るためのミニスタジオです。折りたたみでき、背景も3種(黒・白・オレンジ)付属。
こんな風にバッグ状にたためるらしい!
最近はフリマアプリなどに載せる写真用に、この手の製品の需要が高いんです。何を隠そうこれがテーマになったのも「編集部で売却する製品の写真を撮りたい。検証ヨロww(※雑誌『家電批評』に掲載した製品は、基本的に売却か処分されるのだ)」が理由。
いいように利用されたわけですね(マジでクソだな、オイ)! あえて気になる「謎」といえば、一回組み立ててたたもうとしたら、「なんかたためないし、かさばるやんけ!」となるかもしれない点。
謎ポイント検証:かさばらずにちゃんとたためる?
ということで、実行。かさばるかと思いきや、ちゃんとたためました! 厚さも3〜4cmと薄くてよし。疑ってスマン。
写真撮影のプロ、カメラマンと検証
ただ、肝心の製品のスペックに関しては、正直僕は写真など「?」。そこで、雑誌『家電批評』がお願いしているカメラマンさんに見てもらうことにしました。で、さっそく結論ですが、「6000円なら買いですね!」との評価が!
マジックテープで組み立ても片付けも簡単!
もっとも評価されたのは「マジックテープ式なので組むのも片付けも簡単、照明なども一体化されているのが便利」という点。確かに撮影セット組むのって普通の家では面積的にも、手間的にも無理ですからね。
持ち運びも収納もラク!
折りたたんで持ち運べるので収納もしやすいです。物がパンクしがちな家電編集部でも安心です、よかったですね(棒)。
内蔵LEDの明るさや使いやすさは?
内蔵LEDの明るさも問題なし。しかも常時点灯しているおかげで、見たまんまの明るさで撮影ができるのでカメラに詳しくない人でも使いやすいとのこと。要は普通のフラッシュなどは一瞬しか光らないから、明るさがどうか見ながら撮影するのは難しいけど、本製品はそんな面倒がないということです。
ただし、明るさ調整ができないので、フラットな印象の写真にはなってしまうそう。とはいえ、素人目からすればそんな印象正直よくわからないくらい。
このように、段違いで綺麗に撮れているので、個人的には「全然いーじゃん」って感じでした。
まとめ:SNSやフリマアプリ用に使うなら十分すぎ!
ということで、今回の撮影スタジオは「買い」です。いやー、いい製品とわかると、気分もいいですね。ただ、特にツッコミどころがないので、マジでライター(というか僕)潰しなんだけど……。というのはさておき、不満のない、素晴らしい製品でした! で、編集長、来月はどうしましょう?
「あのサメのラジコン、10匹くらい風呂で泳がせればいいじゃないっすか。決まりっすね」
……えー、ではまた来月(サメを扱うかどうかは不明です)。