音も映像も大満足! 新型iMacはどう進化した?
2021年5月21日、新サイズとなる24インチのiMacが発売されました。
21.5インチよりディスプレイが大きく、解像度は4.5Kに。厚さわずか11.5mmの本体には最新のM1チップが搭載されており、カラーバリエーションも7色に増えました。
一新された見た目が話題になっていますが、そのスペックもiMacの概念を覆す進化を遂げていたんです。
ということで今回は、ずっと使っていたMac miniから新型iMacに買い替えたというライター半澤則吉さんのレビューをお届けします。検証にはデジタル機器のプロ、AVライターの折原一也さんにもご協力いただきました。
かわいい色がたくさん! Apple「iMac(24インチ)」
Apple
iMac(24インチ)
実勢価格:15万4800円~19万9800円
サイズ:24インチ
ディスプレイ:4.5K Retinaディスプレイ
CPU:Apple M1(7コアまたは8コア)
メモリ:8GBまたは16GB
Thunderbolt:3ポート×2
USB:4ポート×2
デザインが一新されたApple「iMac(24インチ)」。横から見るとiPad Pro? と勘違いするほど薄く、狭いデスクにもサクッと収まり見た目も最高。
既存の21.5インチだと小さい、27インチだと大き過ぎと思っていた人におすすめです。
開封時の感動度がヤバい!
美しい梱包も含めてこの製品の素晴らしさです。開封するとiMacと色を統一されたMagic Mouseたちが。iPhone12と色をそろえるなんて楽しみ方もできます。
さてここからは、新型iMacがおすすめな3つの理由を見ていきましょう。
理由1:瞬時にiPadとミラーリングしてしまうのはスゴすぎ
新型iMacでは近年のiMacやMacBookに搭載されているSidecar機能が使えます。アプリ不要、iPadに瞬時に連携できるのは感動ものです。
本機とのミラーリングも、個別のディスプレイとしての使用もどちらも可能。iPadユーザーでAdobeのIllustratorやPhotoshopを使う人は仕事の効率が高まりそうです。
今回の新型iMacで初搭載の機能ではないですが、買い替えてよかったと実感できる出来事でした。
理由2:スピーカー・イヤホン不要の圧倒的なサウンド体験!
音のよさはぜひ体感していただきたいところ。今でも最初に起動したときの「ブォーン」と響く低音の衝撃が耳に残っています。
重低音と奥行きのあるサウンドでApple MusicのDolby Atmos、空間オーディオに対応しています。加えて映像も抜群にキレイなので、映画や動画鑑賞にも申し分なく、エンタメ用PCとしても優秀。高いヘッドホンやスピーカーを使わずこの音とは参りました。
理由3:指紋認証であらゆるログインが秒でできる
8コアGPUモデルは指紋認証キーボードが同梱されている点も魅力です。立ち上げ時のパスワード入力が不要なのは、メイン機であるデスクトップでこそ大きなメリットを感じます。
ECサイトや動画サイトなどへのログインも指紋認証だけでOKなので、パスワードを忘れて戸惑うこともなくなります。
ポート少なすぎ問題はマイナスポイントでした
新型iMacは、USB4(タイプC)にしか対応していないのが残念。SDカードにも非対応です。高い買い物をしたうえに、+αの外付けアイテムを買うのがマストというのは正直ちょっとモヤッとしました。
ちなみに同じ新型でも最下位モデルはポートが2つのみになり、さらに不便です。
【まとめ】新型iMacは全部ちょうどいい
2020年に発売された27インチは、ストレージ最大8TB、メモリ最大128GB。重いデータを複数触るとフリーズしてしまう新型は、27インチの性能に敵いません。
▼27インチと新モデル24インチのスペックを比較した図
しかし、激重データに携わることがなければ新型で問題なく使えます。ポートが少なく外付けグッズ必須というツッコミどころもありますが、この新型iMacにハマる人は多いでしょう。
以上、新型iMac24インチを実際に使用してみたレビューでした。買うべきか迷っている方は、参考にしてみてください。
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