あの美容法はホント? 専門家に取材&徹底検証
同じスキンケア製品は使い続けない方がいい」「ダイエットといえば断食」など、雑誌やSNS、テレビなど巷に溢れるいろいろな美容法。いつまでもキレイでいたい、毎日気持ちよく過ごしたいと願う人なら、あれもこれも気になりますよね。
でもなかには、「コレ本当に効果あるの?」、「逆効果じゃないの?」と疑問に思うものもあるのではないでしょうか。そこで、「スキンケア」、「ボディケア」、「ヘアケア」にまつわる、巷のさまざまな美容法をピックアップし、専門家に取材、ウソか本当か大検証しました!
断食は週1くらいでしたほうがダイエットにいい?
A. コレはウソ! 体重が減るだけで筋肉ガタ落ち
胃腸を休めて便通を促したり、細胞本来の機能を修復したりという噂の週1断食ですが、プロによれば「筋肉が減少するためボディメイクには非推奨」とのこと。
体重は落ちても、お腹がボテボテしたり、顔がむくんだりなどの失敗例もあり、美しく痩せにくくなります。
痩せるためには代謝アップ→筋力アップが必要です。断食は体重は落ちても一定以上減りづらく見た目も不健康になりがち。筋肉が落ち代謝が低下し体の中から老けてしまいます。
ダイエットには低GI食品メインがいい?
A. そうでもない! 食べすぎるくらいなら高GI少なめがマシ
玄米や全粒粉パスタなどの低GI食品は血糖値の上昇をゆるやかにできますが、そもそもGI値はダイエットにおいて優先度が低いもの。大きな恩恵は得られません。
GI値を気にするより、糖質の適切な量とタイミングを見たほうがダイエットには有益です。糖質は食べるタイミングと量が大事です。
▼ベストタイミング
・運動前
・朝
▼バッドタイミング
就寝前
※GI値とは食後の血糖値の上昇を示す指標。数値が高い食材は血糖値が急上昇し、低い食材はゆるやかに上昇します。
痩せるなら運動より食事制限?
A. コレはホント! あえていうなら「食事制限」
本当なら両方重要ですが、プロが口を揃えて言うのは「あえて言うなら食事制限」。ただ、断食のように極端な制限ではなく、意識してほしいのは「管理」とのこと。
栄養素の管理が面倒なら、とりあえず一日の総摂取カロリーとタンパク質量を守って、ベース体重を整えてみましょう。
▼最低限守りたい2つのポイント
総摂取カロリー:1500キロカロリー
タンパク質量:60g
コンビニで買い物する際に、ざっくりでも栄養素スペックをチェックするなど意識してみましょう。太りもせず痩せてもいない体型は、この2つの数字を守ればつくれるはずです。
もし健康的なベース体重以上痩せるなら運動もマストです。ここから希望体重に合わせて食事の量を減らしたり、有酸素運動をプラスしたりして。
食べ順ダイエットって効果的?
A. そうでもない! それほど効果はありません
サラダなど先に食物繊維を食べると、血糖値が上がりにくいといった利点があります。ただ、管理も制限もしないのであれば大した効果はないとのこと。「今これが食べたいという欲を抑えてまでやる必要はないです」。
実は朝ごはんは抜くべき?
A. コレはウソ! 食べるべき
結局どっちなのが判断しづらい朝食抜きの是非。プロに伺うと、「食べるべき」との回答が。極端な時間を空けず食事をとることで筋力低下を防ぐことができます。食欲がない人は、スムージーまたは、プロテインでタンパク質だけでも摂取してください。
水を毎日1.5L飲むと痩せる?
A. そうでもない! 飲まないより飲んだほうがいい
これに関しては「飲まないより飲んだほうがいい」という意見に。「摂取量は、500mLか2Lかでいえば後者を推奨します」とのことですが、便通改善など間接的なもの以外のダイエット効果はあまりないのだとか。
以上、「ボディケア」編から、ダイエットに関するウワサをチェックしました。
ちなみに、「美容のウソホントぜ~んぶ暴きます!」特集を掲載した『LDK tne Beauty』11月号はこちらで読むことができます。
『LDK the Beauty』2020年11月号
『LDK the Beauty』
2020年11月号
ぜひ、参考にしてみてください。
果物やスムージーだけでもいいので朝は何かしら食べましょう