自宅をオフィスに! PCまわりの最強アイテムは?
このご時世、テレワーク続行中という方も多いと思います。ノートパソコン1台あればたしかに家でも仕事はできますが、小さな画面とキーボードで、長時間の作業は疲れますよね。
そこでこの機会に、「見る」「入力する」「つなぐ」「ためる」の周辺機器を見直してみて、オフィス並み、いやオフィス以上のワークスペースを作ってみませんか?
今回ご紹介するのは、狭い机でも使いやすく、上質さも求める人のためのテンキーレスキーボードです。
テレワーク向けテンキーレスキーボードの選び方
テレワークを導入する企業が増えています。とはいえ、在宅勤務は作業スペースを確保するのが大変。そんな人たちに今、テンキーレスのキーボードが受けているそうです。
あるキーボードメーカーの広報に聞いたところ、「住環境やデスク環境を反映して、小型なテンキーレスが人気傾向です。少し上質を求める層にミドルレンジのメカニカルが受けているそうです」とのことでした。
テンキーレスはテンキー付きに比べるとかなりコンパクトで、キースイッチの種類も低価格なパンタグラフからハイエンドのメカニカルまで多彩。ほかにも接続方式やキーレイアウトなど、ニーズに合わせて選ぶことができます。
コンパクトさを重視したテンキーレスキーボードはテンキー付きに比べてかなり小さくなります。折りたたみ式の小さなテーブルでも余裕で置けるサイズ感です。
打ち心地や価格は「キースイッチ」で決まる!
キーボードを選ぶときのポイントとなるのが「キースイッチ」。主に4種類あり、打ち心地や価格がこのキースイッチで決まります。
高価な静電容量無接点
打鍵感はスコスコ。打鍵によりパーツ間の金属が近づいたとき入力を認識する構造。物理的な接点がないので、耐久性は極めて高いです。
やや高いメカニカル
打鍵感はカチカチ。打鍵圧でスイッチを押し、金属バネでキーを押し戻す構造。押し心地により「赤軸」や「茶軸」などの種類があります。
薄型のパンタグラフ
打鍵感はペチペチ。接点構造はメンブレンと同じですが、X型の支持構造によりキーを戻します。この構造で、よりキーを薄くできます。
低価格なメンブレン
打鍵感はペコペコ。キーの打鍵圧で接点シートを接触させ、ゴムの反発力でキーを戻す構造。低コストで生産できますが耐久性は低いです。
今回は上記のポイントをふまえたうえで、「上質さ」も重視して1万円以上でおすすめの5製品ピックアップしました。
▼テスト内容
・使いやすさ/ワイヤレス接続の簡単さ、ライト類のわかりやすさなどを評価
・省スペース/小さいほど高評価
・打鍵感/キーストローク、キーを押した後の反発具合、グラつきのなさなどを評価
・キー配列/標準的なキーボードを使用していたユーザーでも違和感なく使えるかなどを評価
格安とは段違いの打ち心地の「Convertible 2」
ダイヤテック
Majestouch
Convertible 2
Tenkeyless
実勢価格:1万791円
サイズ・重量:W359×D137×H38.5mm・980g
キーピッチ・キーストローク:19mm・4±0.5mm
有線・無線・Bluetooth、メカニカル
カラー:茶軸・黒軸・青軸・赤軸・静音軸
言語:日本語、英語
▼テスト結果
使い勝手 :16点/20点
省スペース: 6点/20点
打鍵感 :18点/20点
キー配列 :15点/20点
合計 :55点/80点
ダイヤテック「Majestouch Convertible 2 Tenkeyless」は、メカニカルらしいしっかりとした打鍵感で申し分ないレベル。キー配列はスタンダードで汎用性が高く、どんな人でも打ちやすさを感じます。静かさを重視するなら静音赤軸を選びましょう。
打鍵感は快適でしっかりとしたタイピングができました。ストロークはかなり深めです。
5分で完売! 通好みの「MINILA-R Convertible」
ダイヤテック
Majestouch MINILA-R
Convertible
実勢価格:1万7380円
サイズ・重量:W297×D124×H40mm・680g
キーピッチ・キーストローク:19mm・4mm(静音軸のみ3.7mm)
有線・無線・Bluetooth、メカニカル
カラー:茶軸・青軸・赤軸・静音軸
言語:日本語、英語
▼テスト結果
使い勝手 :16点/20点
省スペース:12点/20点
打鍵感 :16点/20点
キー配列 :10点/20点
合計 :54点/80点
ダイヤテック「Majestouch MINILA-R Convertible」は打鍵感が自然でスムーズに打てます。カーソルキーはないもののFnキーの利便性は高評価。静音軸版は5分で予約分が完売するほどの人気っぷりです。
なぜかDelキーが右下にあるなど、キー配列は独特です。
1位の有線専用モデル「Tenkeyless S」
ダイヤテック
Majestouch 2 Tenkeyless S
実勢価格:1万1486円
サイズ・重量:幅356x奥行135x高さ33mm(スタンド使用時44mm)・980g
合計:54点/80点
ダイヤテック「Majestouch 2 Tenkeyless S」は1位の有線専用モデルです。
4位: 静音モデルでしなやかな打鍵感の「Hybrid Type-S」
PFU
HHKB Professinal
Hybrid Type-S
実勢価格:3万5200円
サイズ・重量:W 294×D 120×H 40㎜・540g
合計:49点/80点
PFU「HHKB Professinal Hybrid Type-S」は静電容量無接点方式の静音モデル。深いのにしなやかな打ち心地が魅力です。
4位: Type-Sの通常版「HHKB Professinal Hybrid」
PFU
HHKB Professinal Hybrid
実勢価格:3万250円
サイズ・重量:294(W)×120(D)×40(H)mm(キートップ上面まで)・540g
合計:49点/80点
PFU「HHKB Professinal Hybrid」はType-Sの通常版です。静音版よりキータッチはわずかに硬めです。
以上、リモートワークがサクサクはかどる1万円以上テンキーレスキーボードおすすめ5選でした。まだまだ続きそうなテレワーク。この機会に仕事環境を整えてみるのもよさそうですね。