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今回は、「タブレットに直接手書き入力」「時代は電子ペーパー」といわれても、やっぱり紙とペンの書き心地が好き。そんな人の救世主になってくれるのがスマートペンとスマートノートをご紹介します。
筆記用具はデジタルよりもアナデジに注目です
今回は、マンガ家の天野なすのさんがスマートペンのテストをしてくれました。その結果、「コレほしい!」を連発されていたのが、NeoLABのスマートペンでした。
スマートペンで書くと、ノートの手書きメモがリアルタイムにアプリと同期されるのでデータ化したいときにスキャンの手間がないのはもちろん、アプリの操作でさまざまな色が使えるのもポイントです。
荷物を減らせるため「旅行先でルポを書くのに便利」とマンガ家ならではの視点でコメントしてくれました。
それでは、スマートペンのオススメをご紹介します。
書き込んだら、即同期! NeoLAB Neo smartpen
ネオラボ(NeoLAB)
Neo smartpen N2
実勢価格:1万6100円
対応OS:iOS、Android、Windows
通信:Bluetooth 4.0
待機・連続筆記:125日・5時間
メモリ:A4サイズ約1000枚保存可能
サイズ・重量:156×11.5 mm・24g
NeoLAB「Neo smartpen N2」は、一見するとただのボールペン。でも、書いた内容をスマホやタブレットのアプリとリアルタイムで同期できるんです。
秘密はペン先のカメラと、専用のノートに印刷されたコード。書き込んだページや位置を瞬時に判断してくれるのには驚かされました。たった24gで使用感も普通のペンと変わりません。三角形なのでとても握りやすいです。
スマートペンはリアルタイム同期
1.接続して
2.書くと
3.同期されます
スマホやタブレットのアプリで開くとこのとおり、カラフルなイラストに大変身。その理由は、専用アプリの「Neo Notes」にあります。
アプリではペンで引いた線の色を変えるほか、色を選択してアプリ上で直接書き込むこともできます。それぞれの機能を活用すればこんなカラフルイラストも書けるんです。
スマートペンとスマホ・タブレットを接続すれば、アプリにリアルタイムで同期されます。オフライン時はペンにページの内容を保存して、あとから同期できるスグレモノです。
手帳からは想像できないほどカラフル
こちらは「N planner 2020」に黒いペンだけで書かれた1ページ。
アプリ上ではキレイに色分けされています。
なお、「N planner 2020」に書き込んだ予定はGoogleカレンダーなどのWebサービスに同期することができます。
予定が2行以上になると2つに別れてしまったりはしましたが、その辺を理解して使用すれば予定の管理がとても楽になります。
日本語に対応したOCRが超便利
専用アプリの「Neo Notes」は手書き文字をテキストデータ化してくれるOCRに対応しています。
日本語もかなり正確に認識してくれるため、ノートの内容をキーワードで検索することも可能です。
このクセのある文字の文章が……。
ここまで正確にテキストデータ化されました。
メールアイコンをチェックしてメールに添付
ページ上部のメールアイコンをチェックすると、該当ページをメールに添付して瞬時に送信できます。
メモを書いたノートを写真に撮影してメールに添付する……という作業がチェック1つで完結しました。
ペンもノートも豊富なラインナップ
「Neo smartpen」は、ペンの種類や専用ノートの豊富さも注目です。
写真の製品は ①Neo smartpen M1、②N college notebook、③N pocket notebook、④N idea pad mini、⑤N planner 2020、⑥ペンスリーブ です。
①ネオラボ(NeoLAB)
Neo smartpen M1
実勢価格:1万5070円
対応OS:iOS、Android、Windows
②ネオラボ(NeoLAB)
N college notebook
実勢価格:2750円(3冊セット)
③ネオラボ(NeoLAB)
N pocket notebook
実勢価格:500円
④ネオラボ(NeoLAB)
N idea pad mini
実勢価格:650円
⑤ネオラボ(NeoLAB)
N planner 2020
実勢価格:2940円
⑥ネオラボ(NeoLAB)
ペンスリーブ
実勢価格:2030円
「Neo smartpen M1」はカラーバリエーションが5種類あるほか、キャップを外すと電源オン、閉じると電源がオフになるため、バッテリーの消費を抑えてくれます。
なお、「Neo smartpen N2」「Neo smartpen M1」ともに、インクが切れた際には市販のボールペンの替芯が使えるのもポイントです。
まだあるスマートペン! デザインで選ぶ2製品
今回テストしたスマートペンは全3製品。イタリアの手帳ブランド・モレスキンと、ノートにセンサーを備えたXP-Penも、Neo smartpenと同様にかんたんに手書きのノートを同期できる製品でした。
ちょっとぜいたくするなら“モレスキン”
所有欲を満たしたいならモレスキンの「PEN+ELLIPSE」とペーパータブレット(ノート)がオススメです。
ペンでノートの内容を認識、オフライン時には保存できるという基本機能はNeo smartpenとほぼ変わりません。OCRも優秀です。
モレスキン
PEN+ELLIPSE
実勢価格:1万5500円
対応OS:iOS、Android
モレスキン
ペーパータブレットルールド(横罫)XL
実勢価格:4900円
特筆すべきは、世界中に根強いファンをもつモレスキンのノートに書き込んだ内容をデジタル化できるということ。「ノートは絶対にモレスキン」というこだわり派にぜひ使ってもらいたい一品です。
「PEN+ELLIPSE」もカラーは黒のみです。
ノートの内容は黒一色。
でも、アプリ上ではこのとおり。カラフルなイラストになりました。
ノートとペンがセットでお得なXP-Pen
XP-Pen 「Note Plus」はノートカバーにセンサーを装着しているため、ペンのデザインがシンプルなのが特徴です。
セットで1万円以下とコスパも抜群でした。
XP-Pen
Note Plus
実勢価格:9780円
対応OS:iOS、Android
ペンにセンサーを備える「Neo smartpen M1」(左)に比べ、ノートカバーにセンサーを備える「Note Plus」(右)のペンは外観が普通のボールペンのため、使っていて違和感がありません。
ノートカバーの電源部分。充電が必要なのもノートカバーのみです。
ノートの書き心地はいたって普通です。
ノートに書き込んだイラストはやっぱり黒一色。
でもアプリではちゃんと色を付けることができました。
電子ペーパーに比べると自然な書き心地、ペン1本でも何色も色を使える、書いている内容をスマホやタブレットのアプリにリアルタイムで同期できるなど、スマートペンはメリットが満載。
「メモは手書きが一番」というあなた、ぜひスマートペンにアップグレードしてみてください。
ずっと使えるエコさもポイント Rocketbook Everlast
スマートノートの元祖ともいえるRocketbook「Everlast」は、くり返し使えるのが特長です。
フリクションボールペンで書き込めば、濡らした布で簡単に消せます。本製品には0.7mmのペンが1本と、マイクロファイバータオルが付属しました。
見た目は普通のノートですが、表面がツルツルしており、インクが乾くまで少し時間がかかります。
書いた内容はスマホのカメラでスキャンすれば、ノートのようにかさばらずに保存が可能。特に「Everlast」は専用アプリのスキャン機能が秀逸で、ノート下部のマークに○をすると、リンクしたWebサービスにすぐ共有できるんです。
Rocketbook
Everlast
実勢価格:4980円
サイズ:216×280mm
ページ数:32ページ
使用可能回数:1000回以上
同期サービス:Google Drive、Dropbox、OneDrive、box、iCloud、EVERNOTE、OneNote、slack、Trello、Eメール
スマートノートは、書いた内容を消して何度も使えます。使用するのは消しゴムではなく、濡らした布やドライヤーです。
付属のマイクロファイバータオルは、軽く濡らして拭くと書いた内容がすぐに消えました。
一方のドライヤーは、消してもすぐ浮き出てくるため時間がかかるうえ、うっすら線が残ってしまいました。あまり実用的ではありません。
スマートノートのもう1つの特徴が、デジタル化が容易なことです。
専用アプリの「Rocketbook」でカメラを起動してかざすと、ノートを認識して自動的に撮影してくれます。
歪みもなくキレイにスキャンが完了。これだけでも普通のノートに対するアドバンテージになります。
ノート下部のマークにメールやクラウドをリンクしておけば、○をつけるだけでスキャンデータを共有できます。リンクするサービスは表紙裏(左)にメモしておけます。
設定はアプリで各マーク(左)をタップして、連携するサービス(右)を選んでサインインするだけです。
電源のないノートなのに書き終わったらカメラでスキャンするだけで共有できることに天野さんも驚きです。
類似製品もノート型は買ってよし!
AmazonではEverlastの類似ノートが安価で販売されています。
実際に使ってみたところ、書く・消すにかんしては遜色なし。
ただ、アプリの機能はスキャンするだけになり、歪みも気になりました。
VELLEE
スマートノート(左)
実勢価格:1598円
HOMESTEC
スマートノート(中)
実勢価格:2499円
WOBEECO
スマートノート(右)
実勢価格:2099円
WOBEECOの「スマートノート」は、「Everlast」と書き心地にもほとんど差はなし。ただ、こちらは0.5mmのペンが付属していたため線が細く出ました。
スキャンは多少歪みますが、上手に撮ればあまり気にならないレベルになります。
ボード型は“色薄すぎ”問題が発覚
ちょっと残念だったのがこちら。ホワイトボード風でメモや伝言にちょうどよさそうですが、色が薄くスキャンでも読み取れないことがありました。
プラス(PLUS)
Kaite 2
実勢価格:4277円
下が実際にアプリでスキャンした画像。ところどころ色が薄くてなにを書いたかわからなくなっています。
くり返し使えるスマートノートは、エコの観点からも注目したい製品。保存するにはカメラでスキャンする手間がありますが、データを簡単に共有できるので学生にもオススメできます。
3ステップでスマートペンとノートの特徴をおさらい
スマートペンはスマホ・タブレットと接続することで、ノートの内容をアプリにリアルタイムで同期できます。
①接続して
②書くと
③同期されます
一方のスマートノートは、書き終わってから撮影する手間はありますが、電源不要で何時間でも使えるのはメリットです。
①接続して
②デジタル化
③拭いて消します
以上、どちらも普通のノートより便利で、電子ペーパーやタブレットよりも書き心地は上。もしかしたら、あなたの仕事環境や学習環境を一変させてくれるかもしれません。