Windows7のサポートが2020年1月で終了しました!
Windows7のサポートが終了しました。サポートが終了して何が起きるかというと、
・セキュリティの更新がストップする
・新しい周辺機器に対応できなくなる
・ソフトの動作対象から除外される
つまり「パソコンが新しい脅威に対応できず、安心して使えなくなる」ということなんです。
早急に、動作が怪しくなんとか使っていたパソコンから新しい機種に乗り換えましょう。今回は価格とスペックのバランスを見ながら、ベストな選び方も紹介します。
普段からあまり使わないならアンダー10万円のパソコンで充分!
普段からさほどパソコンを使わず、ネットの閲覧やSNSぐらいにしか利用しない人なら、10万以上のパソコンはオーバースペックです。そこでオススメなのが、アンダー10万円のパソコン。
10万円以下と言っても、ゲームやグラフィック作業などを行わないなら、基本的な性能は十分。ただ重要なパーツがあります。それがSSD搭載という点。現行のパソコンならほかのパーツで性能差を感じることは少ないですが、データの読み書きは別です。快適に作業するには、アクセス速度が重要なんです。
「ストレージ」は容量よりも
高速アクセスが主流に!
CPUの高速化によって、データの読み書きでの遅延が実感されるようになりました。そのため読み書きの高速化が最近のトレンドとなっています。しかし読み書きが早いSSDは高価で小容量なので、コストとのバランスが重要です。
高速化と価格は比例するように上がっていくため、注意が必要です。OS部分だけをSSDに入れたり、外付けの大容量HDDにデータを移動させたりすると快適に利用できます。
「ストレージにSSD搭載」をまず第一に選びましょう。それ以外のパソコンスペックの見方・選び方についてはこちらで解説していますのでご覧ください。
「Officeソフト」が付属している方が安上がり
ゲームや動画編集はしなくても、仕事や学習で使うというひとは多いでしょう。その場合Microsoft Officeが必須になります。購入時に付属されているものを選んだほうが、あとから買い足すよりも1万5000円ほど安くなります。
また、購入後にOfficeを追加するならこちらで解説している「Office365」がオススメ。
サブスクリプション制でない方がいい場合は、Word、Excel、Outlookが使え、Windowsパソコン2台まで利用可能な「Office Personal 2019」。Word、Excel、Outlook、PowerPointが使えて、Windows/Mac2台までインストール可能な「Home & Business2019」もオススメです。
6つの項目で徹底検証!機能や使い勝手を評価します
ここから、アンダー10万円パソコンの検証を行います。検証は6項目で行い、ランキングにしました。
【TEST.1】スペック
構成パーツのスペックだけでなく、ベンチマークソフト「CrystalMark」で計測したスコアも基準にしています。
【TEST.2】操作性
実際に利用して、キーボードやタッチパッドの使い勝手を評価。付属マウスも対象にしています。
【TEST.3】拡張性
搭載されている端子の種類や数はもちろん、光学ドライブやカードスロットの有無も評価しています。
【TEST.4】見やすさ
ディスプレイは解像度以外に、視野角や周囲の映り込みも評価に反映しています。
【TEST.5】バッテリー
公式のカタログスペックと利用時の減少度合いから評価しています。着脱して交換可能な場合は加点しました。
【TEST.6】その他
Officeソフトの付属以外にも、生体認証機能やWebカメラの画素数なども評価しています。
各項目10点満点で採点し、合計60点でランキングを行いました。
それでは早速、アンダー10万円のノートPCランキングを発表します。ハイスペックな製品がたくさんありました!
キャンペーンで10万円以下!最強コスパの「HP Pavilion 15」
HP
Pavilion 15 スタンダードプラスモデルG2 CU1005TU
実勢価格:7万9920円
発売:2019年2月
CPU:Core i5 8265U 1.6GHz/4コア
メモリ:DDR4 8GB PC4-19200
ストレージ:128GB SSD+1TB HDD
グラフィックス:Intel UHD Graphics620
ディスプレイ:15.6インチ 1920×1080
OS●Windows 10 Home(64ビット) Office●オプションで追加可能 インターフェース●HDMI/USB 3.0×2/USB 3.0 Type-C×1/LAN/SDカードスロット 光学ドライブ●DVD 通信●Wi-Fi(11a/b/g/n/ac)/Bluetooth 5.0 バッテリー稼動●約9時間
10万オーバークラスが10万以下
見事1位を獲得したのは「Pavilion 15」。使いやすさに定評のあるHPの製品です。実はこちら、通常は約11万円で販売されているもの。なんとキャンペーンで3万円以上も安くなっています。
CPUは第8世代Core i5、さらに8GBメモリにストレージとして128GBのSSDと1TBのHDDを搭載しており、性能も文句なしです。
[チェック1]IPS採用で
視野角が広く見やすい
ディスプレイは視野角が広いIPS方式を採用しています。角度がズレても多少暗くなる程度で、見づらくなることはありません。
視野角が広いので色がしっかり見えています。
[チェック2]右側面には
DVD書き込みドライブを搭載
本体右側には2層式DVDの書き込みにも対応したドライブが搭載されています。
残念ながらブルーレイへの変更はできませんが、DVDドライブがついているのは便利!
CPUは高性能なCore i3!Office付属の「STYLE」
iiyama PC/パソコン工房
STYLE-15FH039-i3-UHEX
実勢価格:5万9980円
発売:2019年1月
CPU:Core i3 8100 3.6GHz/4コア
メモリ:DDR4 8GB PC4-19200
ストレージ:240GB SSD
グラフィックス:intel UHD Graphics630
ディスプレイ:15.6インチ/1920×1080
OS●Windows 10 Home(64ビット) Office●Office Personal 2019 インターフェース●HDMI/VGA/USB 2.0×2/USB 3.0×1/USB 3.0 Type-C×1/LAN/SDカードスロット 通信●Wi-Fi(11a/b/g/n/ac)/Bluetooth 5.0 バッテリー稼動●約4.2時間
続いて2位にランクインしたのはiiyama PCの「STYLE」。パソコン通販で有名なBTOメーカー「パソコン工房」が販売しているスタンダードノートPCです。
CPUはCore i3ですが、省電力Uシリーズではなく、スペックの高い通常版を採用。SSDは240GBですが、購入時にカスタマイズできるので+2980円で480GBへの変更をオススメします。Office Personal2019をつけても10万円以下で購入できるのも大きな魅力。
キーの音は静かで打ちやすく、反応も悪くありません。ただ、右Shiftキーが小さくてやや使いづらいのが惜しかったです。
超省電力CPUながら性能キープTSUKUMOの「eX.computer」
TSUKUMO
eX.computer N1503K-310T/8G/OHB2
実勢価格:6万5780円
発売:2019年8月
CPU:Core i3 8130U 2.2GHz/2コア
メモリ:DDR4 8GB PC4-19200
ストレージ:240GB SSD
グラフィックス:Intel UHD Graphics620
ディスプレイ:15.6インチ/1920×1080
OS●Windows 10 Home(64ビット) Office●Home & Business 2019 インターフェース●HDMI/VGA/USB 2.0×2/USB 3.0×1/USB 3.0 Type-C×1/SDカードスロット/LAN 光学ドライブ●DVD 通信●Wi-Fi(11a/b/g/n/ac)/
Bluetooth 4.2 バッテリー稼動●約4時間
PCパーツなどで有名な専門ショップ「TSUKUMO」から販売されている「eX.computer」が3位に。CPUは第8世代のUシリーズで力不足感がありますが、重い処理でなければメインマシンとしても十分使えます。
メモリは8GBで、240GB SSDを搭載。また、OfficeはPersonalではなくHome & Business 2019が付属されています。この価格でこの構成なら納得!
本体右側には2層式DVDの書き込みにも対応したDVDドライブを搭載しています。
SSDが256GBと大容量!ブルーレイにも対応「m-Book」
マウスコンピューター
m-Book F537SD-M2SH2
実勢価格:7万9800円
発売:2019年3月
CPU:Core i3 8130U 2.2GHz/2コア
メモリ:DDR4 8GB PC4-19200
ストレージ:256GB SSD+1TB HDD
グラフィックス:Intel UHD Graphics620
ディスプレイ:15.6インチ 1920×1080
OS●Windows 10 Home(64ビット) Office●オプションで追加可能 インターフェース●HDMI/VGA/USB 2.0×2/USB 3.0×1/USB 3.0 Type-C×1/LAN/SDカードスロット 光学ドライブ●DVD 通信●Wi-Fi(11a/b/g/n/ac)/
Bluetooth 4.2 バッテリー稼動●約6時間
低価格ながらデュアルストレージを搭載しているマウスコンピューターの「m-Book」が同率3位に。こちらもパソコン工房と同じBTOメーカーです。SSDの容量は128GBではなく256GBと大容量。
Officeはオプションになりますが、本体価格が安いのでOfficeを追加しても税別9万8800円!(税込だと10万9944円)。
DVDドライブは+7800円で書き込み型ブルーレイドライブに変更することができます。長く使いたいなら光学ドライブはブルーレイにするのがオススメ。
以上、アンダー10万円のノートPCランキングでした。10万円オーバーの製品と比べるとたしかにスペックは落ちますが、ネットや軽い処理くらいしか使わないなら安いものでも十分なんです。
ぜひ本ランキングを参考にしてみてください。