比べてみたらFlashAirの勝ち!カメラのWi-Fiよりもサックサク!
デジカメで写真を撮ったら、今すぐSNSにシェアしたいですよね。デジカメのWi-Fi機能でスマホに転送できるのはいいものの、転送速度が遅いと感じたことはありませんか? こちらのSDカードのWi-Fi転送なら、そんな不満を解消できます!
東芝(TOSHIBA)
FlashAir W-04 64GB
実勢価格:4980円(並行輸入品)
容量:64GB
最大読み出し速度:最大90MB/s
最大書き込み速度:最大70MB/s
クラス:CLASS10・UHS-I U3
東芝の「FlashAir W-04」は、Wi-Fi付きSDカードの定番である「FlashAir」シリーズの、2017年に発売された第4世代です。Wi-Fiの転送速度は前モデルのなんと約3倍。
もしデジカメのWi-Fi転送速度が遅いなぁと感じているなら、FlashAirを使えば快適に転送できます。実際のカメラを使って、転送速度の差を検証してみました!
3台のデジカメでテスト!約12MBの画像転送の結果は?
テストでは3台のデジカメで、約12MBのJPEGファイルを内臓のWi-Fi機能で転送しました。カメラ内のSDカードは、読み出し速度が最大95Mb/sのSanDisk Extreme Pro 32GBを使用。5回転送して平均値を算出しています。
まずは、富士フイルムのX100Fでテスト!
カメラのWi-Fi機能では19.8秒かかりました。次にFlashAirで同じ画像を転送し、同じように5回計測した場合の平均値は、なんと4.2秒! 4倍以上の差がつく結果になりました。
続いて、ソニーのα7R IIでテスト!
内蔵Wi-Fiでは4.42秒、Flash Airで3.0秒でした。
ラストはキヤノンのEOS 6Dです!
キヤノンのEOS 6Dでは内蔵Wi-Fiで3.58秒、FlashAirでは3.26秒。
デジカメのWi-Fi機能において経験豊富なソニーとキヤノンでは、FlashAirと遜色ない転送速度のWi-Fi通信機能を内蔵しているようです。言い換えれば、Wi-Fi機能を搭載していない古めのデジカメでも、FlashAirを使えば高級一眼に引けを取らない高速無線転送が実現できるとも言えますね。
転送の速さはお伝えできたので、次は実際にFlashAirの使い方を見ていきましょう。
カードを入れて撮影すればOK!使い方は難しくありません
使い方はかんたん、3ステップです!
1.デジカメのSDカードスロットにFlash Airを挿入、そのまま撮影します。
2.次にスマホに専用アプリを入れて、Flash AirのWi-Fiにアクセスすれば、写真が簡単に転送できます。
3.カメラ側のWi-Fi機能ではスマホへの転送ができないことがあるRAW画像も、転送できるようになります!
さらに快適に転送するなら、送信するカメラ側と受信するスマホ側の設定が必要です。次の3つを設定しておきましょう。
設定にコツあり!これをやっておけば快適に使えます
【スマホ側の設定】
iOS版だけの機能ですが、この設定をオンにしておけばFlashAirとの通信中もデータ通信ができます。いちいちスマホに写真を保存しなくても、そのままインスタやSNSに投稿できます!
【スマホ側の設定】
デジカメ側が「Eye-fi連動機能」に対応していたら、FlashAirの設定画面でEye-fi連動機能をオンにしておきましょう。転送中にデジカメがスリープするのを防いでくれます。
【カメラ側の設定】
FlashAirが転送しているときに電源がオフにならないように、Eye-fi連動機能がないデジカメでは、オートオフになるまでの時間を長めに設定しておきましょう。
「持っているデジカメはWi-Fi転送速度が遅い」「RAW画像をスマホに転送できない」「そもそもWi-Fi機能がない」なんてお悩みは、FlashAirで解決できるかもしれません。SDカードを選ぶ際は、こんな機能を持つカードを検討してみるのはいかがでしょうか?