無印ならば全部良し! ……ではないんです
これまで、数々の無印アイテムをご紹介してまいりましたサンロクマル編集部。実際に手に取り、使ってみて、そしてテストした上で「これは超素晴らしいです」と評価をさせていただいたモノも多くありますが、じつは「無印なのに……」と、残念な結果になったモノも存在します。
今回は、そんな「がっかりしてしまったキッチンまわり」3製品のご報告をいたします。
以前、ニトリやIKEAでも同様の記事を製作しましたが、その際にも触れました通り、これは私どもの無印良品さんへの愛ゆえの提言である、ということ。
実際、当記事を担当している私も、日常生活において空気清浄機とハイバックチェアはなくてはならないモノとして愛用しております。
どうぞ、その点をご理解いただいた上でご覧いただけますと幸いです。
[その①]水分が逃げてしまう バルブ付き密閉保存容器
まずお知らせしますのは、洗練されたデザインの保存容器です。
無印良品
フタをしたまま電子レンジで使える
バルブ付き密閉保存容器 中
実勢価格:790円
サイズ:約幅12×奥行20×高さ5.5cm
(写真は19製品を比較したテスト中の様子です)
保存容器の密閉度を明確にするべく、保存容器にサラダ菜を入れて、11日間冷蔵庫に放置。水分がどれくらい減ったかを出すため、11日後に計量して、減った重さをもとに計算をしました。
参考までに、高評価の製品の数値がこちらです。
[S評価]水分減少率:0.4%
[A評価]水分減少率:0.6%
[B評価]水分減少率:1.2%
対する無印はこちら。
【水分減少率】8.6%
バルブ付きなのでしっかりフタを閉められるはずですが……。
残念ながら、水分が逃げてしまっていることがわかりました。
▼詳細はこちらです
ジップロックでも無印でもない!11日後でもサラダ菜がシャキシャキだった保存容器は…
[その②]デザインはいいけど使いにくい ホーロー保存容器
続きましても保存容器です。こちらはホーロー製。
無印良品
液体とニオイが漏れない
バルブ付き 密閉ホーロー保存容器 中
実勢価格:1290円
サイズ:約幅11.5cm×奥行19cm×高さ5cm
テストに参加していただいた主婦モニター全員が、フタの開け閉めに大苦戦しました。
フタのバルブが外れにくいうえに持ち手も付いていないのが残念……。
全体的な評価はこちらです。
[その③]見た目はいいけど 炊きムラがでちゃう炊飯器
最後はこちら。1万円を切る価格とデザインは非常に秀逸なのですが……。
無印良品
しゃもじ置き付き炊飯器・3合 MJ-RC3A
実勢価格:9790円
格安ゆえなのでしょうか。どうしても炊きムラが発生してしまうため、評価は伸びませんでした。
ちなみに、こちらの炊飯器、編集部員が2年以上愛用しているとのことで、使用感を聞いてみました。
──基本的にかための炊き上がりなので、炊き込みご飯を作るときは分量を少なめに調整する必要があります。
──しゃもじを天面の上に置くスタイルなのですが、ホコリや汚れが付着しやすい天面に置く……というのには結構抵抗感がありました。
──デザインはいいのですが、汚れやすいのでお手入れを小まめにしてあげてください。
以上、類似製品と比較すると、どうしても欠点が目についてしまう3つのグッズのご報告でした。
公式サイトのレビューを見ると、自分流の使い方といいますか、コツをつかめばOKという論調もあります。デザインはいずれも秀逸なので、そちらを重視して購入するというならばもちろん問題ございません。