準備も後片付けもラクチン 思い立ったらすぐできます
布団を「外に干せない」日が多い、これからの季節。じめじめしたままの布団は「快適な睡眠」を妨げる一因になります。そこで活躍するのが、ふとん乾燥機。
ふとん乾燥機というと、マット式やホース式が一般的でしたが、今回紹介する象印マホービンのスマートドライはマットもホームもなし、吹き出し口のみ。本体をふとんに挿し込んでスイッチを入れるだけで、ふとん乾燥ができるのが魅力です。
今回は、象印マホービンのスマートドライの実力をテスト&レビューします。
下の写真はRA-AA20。現行モデルは下のRF-EA20となります。
象印マホービン
スマートドライ RF-EA20
実勢価格:1万1475円
サイズ:W33.5×D13×H35cm(コードバスケット含む)
重量:4.1kg
標準コース:60分
布団乾燥機は、簡単に言うと3つの種類があります。
1つ目は、敷布団と掛け布団の間にマットを敷いて使うマットタイプ。
2つ目は、ホースを使って布団の中まで温風を行き渡らせるホースタイプ。
そして3つ目が、マットもホースも使わない、ただ布団にセットしてスイッチを押すだけのタイプです。
ダニの駆除には、やはりマットタイプがおすすめですが、日常的な使い勝手では、マットなしは便利です。それでは、実際にマットもホースもないふとん乾燥機、象印マホービンのスマートドライを実力をご紹介します。
本サイトのふとん乾燥機ランキング3位 裏面の乾燥性能がやや弱点
敷き布団の下に大きめの毛布を用意し、床からの冷気を遮断。敷き布団表面の4カ所と裏面の1カ所にセンサーを設置し計測しました。
▼乾燥性能のテスト結果はこちら
マットもホースも不要の本製品。布団にセットしてスイッチを入れるだけなので、使用方法はとても簡単です。肝心の乾燥力ですが、なかなか健闘しました。
中央がやや遅れをとったものの、それ以外の3カ所は15分ほどで10%台まで乾燥しており、約30分で乾燥が完了しました。ただ、裏面の乾燥は40%と、湿気を十分に取り切れていないという結果でした。
一方、温度の変化を計測した結果は以下の通りでした。
温度変化は中央が緩やかです。吹出口付近が高温になっていました。
テストの詳しい結果と方法については、こちらをご覧ください。
象印マホービンのスマートドライRF-EA20は、ベストバイの商品と比較すると、裏面の乾燥性能がやや弱いという結果でしたが、本商品の最大の魅力は圧倒的な設置の手軽さです。
日常的に使用する上で、設置の手軽さを求める人は、選択肢のひとつに入れても良い商品だと言えるでしょう。
つぎに、実際の使用について簡単に解説したいと思います。
慣れたら袋&ホース型より簡単! 風の通り道を作るのがコツ
基本的に本体を挿し込むだけなので難しいことはないのですが、障害物があったり掛ふとんを二重にしていたりするとエラー音が鳴る場合があるので、そこだけは注意です。
シングルなら足下まで温風が行き渡り、30分でふかふかな状態に。冷え性や寝汗などに悩める人に最適ですし、一人暮らしや高齢の方など、そうそうふとん干しができない人にこそ使ってほしい1台です。
本体も軽くコンパクトなので、収納にもこまりません。
かぶせて……。
スイッチONするだけで……。
ふとんがぽかぽかです!
ただし、写真のように、まくらで送風口を塞いだり……。
布団や毛布が重すぎるとエラーになる場合があるので、そこは注意。トンネルのように送風の通り道を作れば、重い布団を重ねてもきちんと温まります。
奥行きが13cmとコンパクトなので、ベッドの脇や家具の隙間などにスッと収納可能。軽いのでいつでも取り出せて手軽に使えます!
ふとん乾燥だけじゃない! 衣類や靴の乾燥だってこなせます
吹き出し口の向きを簡単に変えられるので、ふとん乾燥以外にも、衣類や靴の乾燥にも重宝。コレ1台あれば乾燥に関わるほとんどがまかなえます。
湿った靴やブーツの乾燥は吹き出し口を下向きに。段差のある玄関などでも使えます。
衣類の乾燥は、部屋干しした状態で吹き出し口を上に向け風を当てます。
以上、象印マホービンのスマートドライのテスト&レビューでした。ぜひ、参考にしてみてくださいね。