最新家電で「健康なカラダ」作りませんか?
ダイエットをしたいけれど続かない。身体が痛いけれど整体に行く時間がない。食習慣を改善できずに体調がすぐれない……など、多くの人が抱えているカラダの悩み。
実は、そんな悩みを解決してくれる家電が近年続々増加&売れています。
ということで、本音の家電ガイド『家電批評』がカラダ家電を集め、テストを決行!
ご飯屋さん、整体、ジムに行かなくても、お家で毎日身体をリフレッシュできちゃう最新家電をお届けします。
ラクして栄養チャージ! スロージューサーを比較
1日分の栄養を完璧に摂るのは難しい……。そこで注目したいのが、手軽に栄養摂取を促せる「スロージューサー」です。
スロージューサーとは、熱を与えず圧力で果実や野菜の繊維を除き、ジュースを抽出するもの。一方でミキサーは繊維も液体にしてスムージー状にするものです。
スロージューサーで作るジュースは香りがよく、フルーツの贅沢な味わいを楽しめます。水々しい旬のフルーツで試してほしいイチオシ家電なんです!
今回は、オススメの「スロージューサー」を3製品ピックアップ。以下の4項目を検証・比較しました。
▼チェック項目
1:抽出スピード
2:ジュースの味
3:器具の洗いやすさ
4:オレンジの抽出量
※オレンジの皮をむいて300gで統一して検証しています。
それでは、おすすめ順に紹介します!
たった2分で栄養凝縮! トフィー「ミニスロージューサー」
トフィー
ミニスロージューサー K-BD4
実勢価格:9680円
サイズ:約W12.4×D9.8×H12.4cm
重量:約1.4kg
▼定格時間/15分
▼定格消費電力/130W
▼検証結果
抽出スピード :1分55秒/オレンジ300g
ジュースの味 :◎
器具の洗いやすさ:◎
オレンジの抽出量:〇
トフィーの「ミニスロージューサー」は、他製品に比べ小型で、省スペースで収納することができます。フルーツを入れて約2分でジュースが完成。サラサラに仕上がったジュースに、プロが「ジュースに繊維がひとつも残っていないのはスゴい!」と絶賛していました。
フルーツの甘みたっぷりの100%ジュースは、ホテルで飲むような高級感がありますよ。
抽出スピード:やや長めもサラサラジュースに
オレンジ300gを1分55秒で抽出。検証した他製品よりも約1分長く、一番遅かったものの、動きはスムーズで、止まることなくサラサラのジュースにしてくれました。
ジュースの味:酸味が少なく甘い
何回試しても、繊維がひとつもないサラサラジュースで、甘い香りも漂い、フレッシュ感が強く、オレンジそのものより酸味も少なく甘くておいしいです!
器具の洗いやすさ:シンプル構造で洗いやすい
シンプルな構造でタンク内の部品が少なく、パーツを外せばすぐに洗えます。難しい作りではないので、組み立ても簡単。
オレンジの抽出量:300gから189ml
オレンジ300g(約3個)に対して、ジュースは189g、搾りカスは79gで、1人で飲むには少し多いぐらいの量でした。濃厚な仕上がりで満足感もありました。
洗いにくさ&重さがネックに パナソニック「低速ジューサー」
パナソニック
低速ジューサー MJ-L600
実勢価格:2万8800円
サイズ:約W18.5×D17.6×H43.2cm
重量:約4.0kg
▼定格時間/15分
▼検証結果
抽出スピード :1分9秒/オレンジ300g
ジュースの味 :◎
器具の洗いやすさ:△
オレンジの抽出量:〇
パナソニックの「低速ジューサー」は、ジュースにしたときの甘い香りが際立ち、酸味を感じないほど素材本来の甘みを感じることができました。部品の洗浄がしやすければオススメだったのですが、構造がややこしかったです。
抽出スピード:ほぼ1分でジュースに
オレンジ300gを1分9秒で抽出。トフィーに比べてスクリューが大きく、1分でほぼジュースになっていました。こちらも稼働はスムーズでした。
ジュースの味:やや繊維残りあり
ジュースの甘い香りが際立ち、味は酸味を感じませんが、繊維が残りました。
器具の洗いやすさ:部品の数が多くやや面倒
部品の数が多いので洗いにくかったです。また、組み立てにも時間がかかりました。
オレンジの抽出量:300gから214ml
繊維に水分がほぼ残っていないのは、検証した3製品の中では本製品だけで、抽出量も214mlと一番多いです。
C評価: ジュースの仕上がりもイマイチ シャープ「ヘルシオ グリーンプレッソ」
シャープ
ヘルシオ グリーンプレッソ EJ-GP1
実勢価格:2万9280円
サイズ:約W12.7×D19.5×H46cm
重量:約4.8kg
▼定格時間/30分
▼検証結果
抽出スピード :1分1秒/オレンジ300g
ジュースの味 :△
器具の洗いやすさ:△
オレンジの抽出量:△
シャープの「ヘルシオ グリーンプレッソ」は、ジュースの香りはあまり立っていなく、繊維も残っていて仕上がりはイマイチでした。パーツが大きく、数も多いので使い勝手もあまりよくなかったです。価格的に割に合わない結果となりました。
抽出スピード:もっとも速く抽出
オレンジ300gを1分1秒で抽出。3製品の中では最も速い抽出速度でした。しかし、繊維には水分が多く見られ、搾り残りが気になりました。
ジュースの味:香りが弱め
ジュースには繊維が残り、雑味を感じました。なぜか香りも弱くなってしまいました。
器具の洗いやすさ:組み立ても難しめ
こちらも部品の数が多く、洗うのも組み立てるのも難しく、ひと苦労でした。
オレンジの抽出量:300gから184ml
繊維の量を見るとトフィーよりも少ないですが、繊維には水分が残っていました。
以上、カラダスッキリ家電「スロージューサー」のご紹介でした。
スロージューサーと言えば3万円近くする高級機も多い中、トフィー「ミニスロージューサー」は小型で1万円以下と他製品より格安ながら高級ジューサーに引けを取らない味わいでした! 旬のフルーツを楽しみたい人はぜひ試してみてください。
ー: 『家電批評』2021年3月号
晋遊舎
家電批評
2021年3月号
700円
「家電批評」2021年3月号の特集「新カラダ家電ベストバイ」では、ほかにも様々な最新家電をご紹介しています。ぜひ、参考にしてみてください。
繊維がひとつもないサラサラジュースの完成度が高いです!