2020年の大感動を発表! 「家電批評 オブ・ザ・イヤー」を解説

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いろいろあった2020年も、『家電批評』はおうち家電を中心に、4Kテレビや冷蔵庫など大型・定番品まで3521の家電製品をテストしてきました。そこで今回は、使った瞬間に思わず歓声が上がった感動品を総まとめ!「家電批評 オブ・ザ・イヤー」として発表します。

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特に気を張って頑張った一年。ご褒美にもギフトにも早く買えば良かったと思えるベスト家電カタログです!

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今回は、カメラ部門の「ミラーレス一眼」で選出された富士フイルム「X-S10」をご紹介します。

カメラ初心者にやさしい機能満載 富士フイルム「X-S10」

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富士フイルム
X-S10
実勢価格:12万円(ボディ) 13万円(レンズキット)

サイズ・重量:W126.0×D65.4×H85.1mm・約465g
有効画素数:2610万画素
連写:8コマ/秒
動画記録サイズ:4K/30p

これからカメラを始めたい人にぜひおすすめしたいのが富士フイルム「X-S10」です。まず、ボディが12万円という現実的な価格や、460gと気軽に持ち出せる軽さが魅力。だいたい無印iPadくらいの重さです。

このカメラの優秀さを実感できるのが、人物や風景を写した時。人肌は赤すぎず、薄すぎず、透明感と血色のよさをしっかりと両立。夕陽や青空、紅葉などもビビットに仕上がります。

しかも、Xシリーズは同世代であれば下位から上位機種までほぼ同等の画質で設計されているので、本機でも上位機種の画質が手に入ります。

また、富士フイルムのカメラは操作方法が昔のフィルムカメラのようで初心者には使いにくかったのですが、「XーS10」ではその点が解消され、一般的な操作体系になりました。つまり、躊躇なくおすすめできるカメラになったんです。

ベストな理由1:操作のしやすさ

ベストな理由1:操作のしやすさ イメージ

従来の「Xシリーズ」は、シャッタースピードダイヤルなどを個別に配置しているのが特徴でしたが、「X-S10」は、モードダイヤルを装備した一般的な操作部を採用。初めて富士フイルムのカメラを使う人でも思いどおりに撮影できるようになりました。

ベストな理由2:13万円はお買い得!

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コンパクトなボディながら、5軸6段分の補正効果のある手ブレ補正機構を搭載。補正効果が高いので、室内や夜景も安心して撮影できます。

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連射性能も十分なので、スポーツ撮影も楽しめます。手ブレ補正の入ったボディがレンズセットで13万円はお買い得です。

ベストな理由3:スマホには不可能な美しいボケや色表現

ベストな理由3:スマホには不可能な美しいボケや色表現 イメージ

夕陽の青から紫、そして赤色へのグラデーションが美しく表現され、逆光部もつぶれていません。なお、フィルムシミュレーションは「Velvia」に設定しています。スマホには不可能な美しいボケや色表現が可能で、マジックアワーや人の肌の表現力も見事です。

ポートレートでは、血色がよく健康的な色に。背景のボケも自然で美しいです。なお、フィルムシュミレーションは「ASTIA」です。

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X-S10と組み合わせたいのが、「XF35mm F1.4R」。明るく、軽く、安いの三拍子そろった最高のレンズです。開放F値ではふわっとしたソフトな描写に。

ベストな理由4:フィルムの色も再現できる

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富士フイルムを選ぶ理由のひとつが「フィルムシミュレーション」でしょう。同社が発売してきたカラーやモノクロフィルムの色彩を再現する機能です。「X-S10」は、最新の「ETERNA ブリーチバイパス」を含む18種類を搭載。カメラ上部左端のダイヤルを回すだけでフィルムシミュレーションを変更できます。

各フィルムアイコンと色再現の解説を表示する機能もありわかりやすいほか、赤、黄、緑の花や植物の色や空の青色に深みを加えられるカラークローム機能や、逆光でも被写体の白とびと黒つぶれを抑えて自然な仕上がりになるDレンジ優先機能も用意。しかも、こうした色調整機能はオートモードなら自動で適用されるんです。

以上、「家電批評・オブ・ザ・イヤー2020」に選出された富士フイルム「X-S10」をご紹介しました。スマホのカメラとはひと味もふた味も違う卓越した表現力を、ぜひ体感してみください!

『家電批評』 2021年1月号

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