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正しいブラを選んで垂れないバストケアを

バストが垂れてハリがなくなったり、離れてしまったりと、年を重ねるとだんだんお悩みが増えていきます。

テストする女性誌『LDK』の読者アンケートで、バストに関する悩みを調査したところ「垂れてきた・ハリがない」という回答が約半数という結果に。

バストに関する悩みは「垂れてきた」&「ハリがない」が半数近く

※LDK公式X（旧Twitter）におけるアンケート結果より

さらに、ブラジャーについてのお悩みでは「カップやアンダーが合わない」という人が多く、さらに下着を着けたときに「肉感が目立ち太って見える」という悩みも多く見受けられました。

バストが垂れる原因は？

そげ胸、垂れ胸、ハミ肉……バストの悩みはつきませんが、なかでも多いのが、下垂です。バストサイズに関わらず、30代、40代からは「出産したらバストが垂れてきた」という声も聞こえてきます。

そもそも、なぜバストは垂れてくるのでしょうか。具体的には次の3つがバスト下垂の原因として挙げられます。

原因1：クーパーじん帯が伸びる

バストの中には乳腺と脂肪とそれらを支えるクーパーじん帯が詰まっています。年齢や体重の増減、揺れなどにより、クーパーじん帯は伸縮できる許容範囲を超えると伸びきることがあり、下垂の原因となります。

例えば妊娠中に大きくなったバストが産後に元のサイズへ戻っても、皮膚やクーパーじん帯は伸びたままです。

原因2：乳腺が減少しバスト内部の構成比が変わる

母乳を作るための器官である乳腺が減少し脂肪の比率が増えると、バストがやわらかくなり下垂しやすくなります。

つまり脂肪の割合が増えて、重力によって下がってしまうということです。

原因3：皮膚の弾力性・柔軟性の低下

皮膚は年齢とともにハリがなくなり、弾力性が失われていきます。

女性ホルモンの減少で年齢に比例して乳腺がしぼむと、脂肪の比率が多くなりますが、脂肪を増やさない人はハリがなくなりバストが小さくなります。

ランジェリースタイリスト

中根菜穂子 氏 のコメント

あきらめるのはまだ早いです。正しいブラをつけてバストのケアをすれば、エイジングを遅らせることができ、形・サイズ・ハリ感は改善することもあります！

ブラジャーの買い替えのタイミングは？

合わないブラジャーを着けていると、食い込んだり、ハミ肉が目立ったりして、老け見えしてしまうかも……。

買い替えのタイミングがわかりにくいブラジャーですが、以下の項目にひとつでも当てはまるなら、使っているブラジャーが合っていない可能性があります。

今すぐ、持っているブラジャーを見直してみましょう。

▼こんなブラは買い替えて！

• 苦しく感じる
• ワイヤーが痛い
• カップが浮いてパカパカする
• バストトップが見えそう
• ストラップが食い込む
• 肌にくっきりとブラジャーの跡が残る
• なんとなく心地悪い（早く外したいと思う）
• 調節してもストラップがズレ落ちる
• バストを支えられている感じがしない
• 脇肉がハミ出してしまうのが気になる
• 胸が潰れている

ランジェリースタイリスト

中根菜穂子 氏 のコメント

１年に１回、今使っているブラを持って新しいブラを試着しに行くと良いです。新品との差を実際に体感すると、古くなったことに気づきやすくなります。 バストに有益なブラを着けて、正しいエイジングケアをしていきましょう！

タイプは4つ！ブラジャーの種類は？

ラクして若々しいバストをキープするには、正しいブラジャーを選ぶことが重要です。

そのためにはまず、ブラジャーのタイプや使用に適した場面を知っておきましょう。

タイプ1：ノンワイヤーブラジャー

ふだん使いにおすすめの「ノンワイヤーブラジャー」は、着け心地がよくリラックスできるデザインを重視。さらにカップやつくりが優秀で、ラクしてバストを持ち上げてくれるものが理想的です。

最近では、ハーフトップやシームレスなど種類も増えてきています。

タイプ2：ワイヤー入りブラジャー

お出かけ＆気分アップには「ワイヤー入りブラジャー」。ワイヤー入りでも苦しくないことが第一条件です。

さらにカップがバスト全体を包んで、優しくバストを支えてくれるものがいいですよ。

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タイプ3：ブラキャミ（ブラトップ）

ラクな着心地でバストを支えられる「ブラキャミ」「ブラトップ」は、疲れている日の外出やリラックスタイムの強い味方。バストアップできるタイプを選ぶのが正解です。

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タイプ4：ナイトブラ

おやすみタイムには「ナイトブラ」。眠るときもバストを支え、バストを重力から守り下垂や離れバストを予防しましょう。安眠にもつながる着け心地のよさが大切です！

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ホックはフロントとバックどっちがいい？

年齢を重ねることによって、手が後ろに回りにくい場合はフロントホックがおすすめです。また、背中見せする服装のときにも、下着っぽくならずにキレイに見せることができます。

一方、バックホックのメリットは調節の段階が多いことです。生理前後で体型が変わりやすい人などは、バックホックを選ぶと便利です。

そこで今回はちょい老けバストを救うべく、つけ心地がよく機能性も高いノンワイヤーブラを探りました。

ノンワイヤーブラは毎日着用していもいい？

一度着用したら毎日使いたくなってしまうノンワイヤーブラですが、ラクだからといって毎日着けてもいいのでしょうか。

ノンワイヤーブラを毎日またはときどき着用している人は半分以上

Q.ノンワイヤーブラ（スポーツブラ除く）をどのくらいの頻度で着用していますか？

※LDK読者アンケートにおける結果より

ノンワイヤーブラを普段から着用しているのかのアンケートでは、ほとんど着用しないが4割という結果に。

一方で毎日またはときどき着用している人は全体の半分ほどを占めており、人によっては有効に活用しているようです。

垂れないノンワイヤーブラを正しく着用することが大切

かつてのノンワイヤーブラは、洋服を着たときのシルエットはキレイなのに、カップを当てているだけで実際はバストが揺れてしまうものが多かったそう。

しかし、現在では多くの製品が、ワイヤー代わりとなるプラスチック製の支えを導入し「第三のブラ」と呼ばれ、ワイヤー入りブラと大差ないクオリティに進化しています。

ただし、バスト上側の丸みアップや寄せ上げなど、より細かいバストメイクをしたいときはワイヤー入りブラのほうが適している場合もありますので、使い分けも大切です。

ノンワイヤーブラのメリット・デメリットは？

ここ数年で急激に進化しているノンワイヤーブラ。スポーツブラのように着け心地がラクなのに、バストをきちんと支えられるものやデザイン性の高いものがたくさん登場しています。

自分に合うものを選べるように、ノンワイヤーブラのメリットとデメリットを知っておきましょう。

ノンワイヤーブラのメリット

• 締めつけ感が少ない
• 長時間着用していてもラク
• 気軽に選べるサイズ展開
• 不調な日でもラクに過ごせる
• シンプルでお手入れしやすい

ノンワイヤーブラのメリットは、とにかくラクということ。ワイヤー入りブラジャーのような締めつけ感がなく、長時間つけていても快適に過ごすことができます。また、サイズ展開はS、M、Lなどざっくりとした区分がされていて、洋服を選ぶ感覚で気軽に自分に合ったサイズが選べるのもありがたいです。

おうちでリラックスしたいときや、近所へのお出かけはもちろんのこと、体調が優れない日などに着けるのにも重宝します。レースや装飾のないシンプルなデザインのものが多いので、お手入れしやすいという魅力もあります。

ノンワイヤーブラのデメリット

• サイズミスに気づきにくい
• バストの下垂につながる可能性

着用時のラクさを重視しているノンワイヤーブラは、自分に合わないサイズを選んでしまった場合でも、違和感に気づきにくいことがデメリットです。ワイヤー入りブラなら、金属の当たりや締めつけの強さによって、サイズの正誤を実感できます。

ブラはバストの下垂を遅らせることがメリットですが、間違ったサイズを選ぶと支えが不十分なため、いつの間にかバストが垂れてしまう可能性があるので注意しましょう。

製品の素材によってもフィット感が変わるので、購入前には試着をして自分に合ったサイズを選ぶようにしましょう。

ノンワイヤーブラの選び方は？

ノンワイヤーブラの中でもタイプによって着け心地やつくりが異なります。

どのタイプが自分に最適なのか、「体型」と「年齢」の２つの視点から中根さんに教えてもらいました。

選び方1：体型

個人差はありますが、体型や身長によって合うカップの形やつくりが変わってきますので参考にしてみてください。

背が高い・ぽっちゃり型

背が高い人には、肩ひもの長さが変更できるタイプがおすすめです。

ぽっちゃり型なら、アンダーベルトが幅広のものを選んでハミ肉を押さえるといいでしょう。アンダーが合わない時は延長ホックを使うのも手です。

やせ型で胸が小さい

やせ型で胸が小さい人は、バストをしっかり包み込む、ハーフトップブラとフルカップブラがおすすめ。

カップとバストの間にすき間ができて安定しないと、小胸でも下垂の原因になります。バストを包んで支えるブラを選んだり、パッドを使ってカップとのすき間をなくすといいでしょう。

自分の体型に合ったアイテムを選んで、バストやぜい肉をしっかりと支える下着を着ければ、本来の形へ近づけることができバストの“老け”を予防できます。

目的や体調などにあわせてブラジャー、ハーフトップ、ブラキャミを使い分けましょう。

選び方2：年齢

バストのエイジングは、年齢に合わせて３段階に進行します。目安として参考にしてみてください。

10代のうちはバストが丸く垂れていませんが、20代になると徐々に下垂や形の変化など、初期のエイジングが始まる人もいます。

中期の30代では上胸がやせ、脇が削げて乳頭が下向きになる人が増える傾向にあり、そして後期の40〜50代になると、バスト自体の位置が下がって外側に流れやすくなります。

エイジングのステップにあわせて、どのようなブラがいいのかチェックしていきましょう。

20代

出産を経験していない人なら、バストのエイジングはさほど進んでいない人が多いです。

バストにハリがあるので、ブラはおしゃれなデザインのものや気に入ったものを選んで大丈夫です。

30代

バストのエイジングが気になり始める年代です。背中や脇のお肉が気になる人も増加します。

ブラはアンダーベルトが太く、端が切りっぱなしの食い込みにくいデザインを選ぶのがおすすめ。脇高でお肉をしっかりと押さえられるものもよいです。

40〜50代

バストのエイジングを気にする人が増えてくる年代です。

最近話題の商品には、型に入れて作るモールドカップが多いですが、バストの下垂が進行するとバストがカップの型に合わなくなってきます。バストにカップをなじませるためには、やわらかいタイプのカップがおすすめです。

その他

その他にも脇高でホックが数段階あることや、ストラップが細すぎないこと、長さ調節できることなどが使いやすいブラのポイントとなります！

バストトップの位置は黄金比トライアングルを意識！

バストトップの位置は高すぎると不自然で、低すぎても老け見えしてしまいます。

黄金比さえ覚えれば、バストが美しく見える位置を簡単に再現できるため、是非今日から実践してみましょう。

バストトップの位置は、ブラを着けたとき鎖骨と両方のバストトップをつなぐラインが正三角形になる位置を意識すると、最も美しいバランスになるといわれています。

また、バストの高さは、横から見たときに肩と肘の中央にトップが位置するとキレイです。

着用するときに鏡で見て確認しましょう。

ユニクロなど人気のノンワイヤーブラを徹底比較

今回はAmazon、楽天市場などネット通販でも購入できる下着の専門ブランドからユニクロやGUなどのファストファッションブランドまで、ノンワイヤーブラジャー15商品を集めて比較検証を実施。

「締めつけがない」けど「ホールド力がある」ものが欲しいという読者の意見も多いことから、以下の項目でチェックし、下着のプロと雑誌『LDK』で、買うべきノンワイヤーブラジャーを探しました。

テスト1：補正力（ハミ肉＆フィット感）

カップがバストにフィットするか、脇や背中に肉がハミ出していないかを検証しました。

テスト2：着け心地の快適さ

体を動かしてもブラがズレないか、アンダーが窮屈ではないか、リラックス感があるかなど、着け心地を確認しました。

テスト3：服を着たときの形

服を着たときのバストの位置や形、体のライン、太って見えないかをチェックしました。

テスト4：吸水速乾性

カップの内側が汗を吸ったとき、素早く乾くかどうかを評価しました。

テスト5：ムレにくさ

水蒸気が発生したとき、カップ内側のムレにくさをテストしました。

それでは、テストの結果をおすすめランキングで紹介します！

※各製品の実勢価格はサイズで価格が異なる場合、もっとも安い価格を表示しています