4つのポイントを守るだけで誰でも財布がスマートに
自分の財布にいくら入っているかわからない人は汚い財布を使っている可能性大です。所持金がいくらなのかわからないということは、同時にお金に対する意識が希薄で、買い物も無計画になりがち、お金が貯まらない習慣になっていると言えます。
一方で、スマートな財布はこのように、スッキリしながらも機能的です。
横から見てもこんなにスリム。ポケット内で自己主張せず、かさばりません。
コインケース、カードケースを併用しても、コンパクトなサイズなら実用的です。
中身がゴチャゴチャのメタボ財布を改善するには、これから紹介する4つのポイントを押さえましょう。誰でもスマートな財布にすることができるのでぜひ挑戦してみてください。
[ポイント①]カードは三軍制にして頻度で分けましょう
カードが多いだけですぐに財布が太ります。しかもカードをたくさん持っているとポイントが分散してしまう原因になることも。見た目だけでなくポイントを貯めるという意味でも効率が悪いのです。
カードの整理法はとてもシンプル。不要なものを省き、ジャンルごとに分けるだけでかなりキレイになります。1~3軍まで分けて持つようにすれば、たくさんカードを持っている人でもスマートに管理できるはずです。
それではまず、今後利用しないカードから捨てて行きましょう。たとえば、
・期限切れカード
・一年以上使っていないカード
・期限内に貯められないポイントカード
・普段行かない街のカード
いつか使うだろうと「とりあえず」財布の中にしまってあるこれらのカードこそ、財布をメタボ化させる元凶です。思い切って捨ててしまいましょう。
次に、残ったカードをジャンルごとに分類します。
机の上にカードをすべて出して仮置きし、ジャンルごとに分類してみましょう。財布に入れながら考えるのではなく、一度しっかり分けてしまうことできちんと整理できます。ここで使用頻度順に1~3軍を決定。本当に必要なカードがいかに少ないか実感するはずです。
1軍:財布に入れるもの
持ち歩くのはこれらのカードです。各ジャンル3枚程度を目安とします。手前に使用頻度が高いものを置くと取り出しやすく整理もラクです。
2軍:カードケースに入れるもの
2軍のカードを保存するとき、ポケットに入れる場合は、厚くなることを想定してカードケースを選びましょう。
デルフォニックス
キトリ カードファイルS
実勢価格:864円
ポケットに入れる場合はポータビリティを重視。バンドなどがなくさっと開けて、見やすいものが良いです。
アイメディア
スマートna
カードケース
カバンに入れるならば目立つ色のアイテムがオススメ。カバン用なら多少かさばるサイズでも問題ありません。
カバン内で手帳などに紛れてしまわない、見やすい色のものだとすぐに取り出せて便利です。
カードを大量に収納できるタイプは便利そうに見えますが、いざ使うときに探し出すのが大変です。カードが多いならケースを複数用意し、種類ごとの管理が正解です。
3軍:家に保管するもの
使用頻度は低いけれど捨てられないカードは引き出しの中でカードケースに入れておきましょう。大きな金券類もすぐに使う予定がないのなら机の中で保管したいところです。
[ポイント②]トレーを利用し「出す」習慣をつけましょう
お札の間や財布のポケットに、気付けば溜まっているレシートですが、そもそもなぜもらうのかを考えましょう。家計簿、経費計算、職場や仕事関係などで必ず必要になるもの以外は捨てることを前提にした上で帰宅後、トレーに出し整理する習慣をつけることをオススメします。
茶谷産業
ボタントレーL
実勢価格:1320円
家に帰ったら財布の中身を出すようにしましょう。これによりレシートを財布に入れっぱなしにしておくという悪習を断ち切れます。毎日リセットすることでキレイな状態をキープできますよ。
夜や朝の決まった時刻、決まった場所で財布を整理するのが効果的。会社員ならスーツを脱ぐタイミングで整理したいところです。
キャンドゥ
MDFクリップ
ボード伝票
実勢価格:108円
レシートを保管したいなら定位置を決めること。レシートの行き場を決定してあげることで、レシート類もスマートに保管できます。
スマホで家計を管理と聞くと手を出したくなりますが、アプリは使い勝手がまちまち。自分に合う、長く付き合えるアプリを探してみましょう。
4つの人気家計簿アプリの使い勝手を試してみました。
おカネレコはジャンルごとの管理が細かく出来る分、上級者向けといえます。マネーフォワードは銀行などの連携が可能で人気がありますが、こちらも初心者には少しハードルが高めです。
zaimはレシート撮影の精度はそこそこですが、使い勝手は良好です。また、Evernoteは写真やメモをPCとスマホで管理。タグ付けできるので家計簿としても便利に使えます。
それでも毎日家計簿をつける自信がない人は、アプリにこだわらず、アナログな方法から試してみましょう。
[ポイント③]コインケース併用でパンパン状態から脱出!
小銭が多いということは札をくずしてしまうケースが多いということ。それは財布を上手に使いこなせていない証拠で、そのままでは汚い財布の負のスパイラルが続いてしまいます。
小銭はコインケースを併用してさばきやすいようにするのが賢い方法です。小銭を貯めない、札を安易に使わないことで財布は太りにくくなります。
コインケースは入れ口が大きいものが見やすく取り出しも容易です。
また、収納口が分かれていて、分類できる商品も多数販売されていますが、分ける必要はありません。また、消費税が上がったことで1円玉も重宝しますが、専用ケースまでは不要です。
小銭を分けるタイプもありますが、取り出しにくければ意味がありません。
また、1円玉だけ持つという方法もありますが、専用ケースが必要かは疑問です。
貯金箱に入れる習慣をつけ、小銭を持たない状況を作るのもいいでしょう。とにかくジャラジャラ持ち歩くのはやめましょう。
[ポイント④]お札を並べるマイルールを確立させましょう
お札がグチャグチャに入っているといくら持っているかもわかりにくいので、まず向きと並び順を決定しましょう。そのため、常に守れるマイルールを作るがオススメです。財布のポケット数を考慮しキレイに収納すれば、見やすく使い勝手も抜群の財布になります。
まず、向きと順序を決めておきます。お札は並べ方とその向きを決めるだけで見やすさが格段にアップし、取り出しもスムーズに。一目でいくら入っているかがわかるように整理したいところです。
次に収納ルールを決めましょう。
まず、お札の種類ごとに分ける場合は、札の種類ごとで見やすいように収納します。ポケットが多いなら種類ごとに分けて収納することで、財布にいくら入っているかがすぐに視認できます。
一方、全てのお札を1カ所に入れる場合は、「千円札が手前」などルールを決めて収納しましょう。お金を払う度に並び順を意識して収めるのも重要です。
ちなみに、二つ折り財布はどうしても厚みが出てかさばる上、札が折れるので、見た目もスマートではありません。長財布を使いましょう。
おさらい:4つのポイントを押さえてお金が貯まるサイクルを生み出しましょう
以上、財布のスマート収納術を紹介しましたが、ここで再度ポイントをおさらい。
①カード類はジャンルごと、使用頻度順に分類して整理
②毎日財布の中身を出して、レシート入れっぱなしを阻止
③コインケースを併用し、パンパンの小銭から卒業
④並び順と向きのルールを決めてお札はいつもスッキリ
以上をしっかり守れば、使いづらくてパンパンのダメ財布になることはありません。財布がスマートだとお金の出入りをしっかり管理でき、いくら持っているかも常に把握できるようになります。すると自然にお金も貯まりやすくなるはず。一度良い状態になったらこっちのものです。
以上、財布の収納術でした。良い習慣を続け、マイルールを守ってお金が貯まりやすい財布を維持できるようにしましょう。