若干くたびれますが効果は絶大です!
炎天下にさらされたクルマの中がサウナ状態。この季節、連日このような絶望的瞬間に立ち会っている方も多いかと思います。
窓を全開にして、エアコンつけて……という冷却作業じゃラチがあかない。
そんな時、ぜひお試しいただきたい方法がございます。それは、片側の窓を全開にした状態で、反対側のドアを開閉するというものです。
え、そんなんで? といぶかしむ方がいらっしゃるかもしれませんので、実際に取材班が下記の方法で試してみました。
①運転席側の窓を全開にする
②助手席側のドアを5回程度開閉する
同時に、この様子をサーモグラフィーにて撮影し、効果の程を確認しました。
これが作業前のクルマの状態。車内(窓の奥)が赤くなっている、すなわち高温状態であることがわかります。
しかし、5回程度のドアの開閉で……
内温度を示す色がオレンジからグリーンに近くなりました。わずか10秒程度でも効果はバッチリ。若干、体力を消費しますが、内部に空気を送りこむように、ドアを勢い良く閉めるのがコツです。
ただし、ドアの構造や車内の大きさで熱気の軽減度は変わります。3ドアタイプのクルマにはあまり効果がありませんのでご注意ください。また、引き戸型の3ドアタイプのクルマに、この技は使えません。
まだまだ暑い日は続きますが、仕事にプライベートにぜひご活用ください!
ちなみに、サンシェードは「クルマの外に置く」タイプがおすすめ
サンシェードは「クルマの中に置くもの」というイメージが強いかもしれませんが、じつは、今「クルマの外に置くタイプ」に注目が集まっています。
実際に、複数の「車内に置くタイプ」と比較した際、圧倒的な効果があったのがこちらでした。
PDR
車用サンシェード 車外タイプ
実勢価格:1980円
両端の耳部分を、フロントドアの隙間に挟んで固定します。
全体的にはこんな感じ。
フロントガラスごと覆った影響か、比較した製品の中で唯一、車内温度の上昇が10度を切りました。
ちなみに、冬はフロントガラスの氷対策にもお役立ちするという、年間通じて働けるタイプでもあります。
炎天下のクルマ対策、ぜひご検討くださいませ!