家庭用精米機ってどう? サイズ別に最新製品を検証
お米の高騰で話題を集めた家庭用精米機。ファミリー用やコンパクトタイプなど需要が増える中、雑誌「LDK」では新しく発売された2製品をテストしました。
今回注目したのは、5合サイズの山本電気「i-rice ライスクリーナー」と2合サイズのレコルト「コンパクト精米機」です。

雑誌『LDK』編集部が、料理家・スーパーエコごはん研究家の桃世真弓さんと一緒にさまざまな視点で検証した結果、山本電気「i-rice ライスクリーナー」がA評価と新製品ベストバイを獲得しました。
「i-rice ライスクリーナー」は、精米度合いを変えて味の違いを楽しめます。精米音が小さめで気になりにくく、ボタンが3つで操作に迷いにくいという使い勝手の良さも魅力の一台です。
それでは詳しくみていきましょう。
お米本来のおいしさを引き出す家庭用精米機
【A評価】山本電気「i-rice ライスクリーナー」
- 山本電気i-rice ライスクリーナー
- 最安価格: ¥37,400〜
- 精米機能
- 使いやすさ
- お手入れ
- おすすめポイント
-
- 精米度合いを変えて味の違いを楽しめる
- 精米音が小さめで気になりにくい
- ボタンが3つで操作に迷いにくい
- 幅
- 216mm
- 奥行
- 252mm
- 高さ
- 277mm
- 容量
- 1〜5合
- 型番
- YE-RC25A-BK
i-rice ライスクリーナーの検証レビュー
カタログスペックでは見えてこない、実際の精米機能や使いやすさ、お手入れなどをプロが徹底チェックしました。ここからは、検証で判明した実力を項目別に詳しく解説していきます。
【精米機能】自分の好みに合わせやすくお米の欠けも少ない

精米後はどのモードも割れや欠けはほとんど見られず、キレイな仕上がりでした。そのため、炊飯後の粒だちもしっかりと感じ、家庭用精米機としてプロも高評価。また、精米時の音も70dB前後で、近くの会話には影響が出ないレベルでした。
精米前の状態

白米:◎+

テスト結果
- おいしさ:◎+
- お米の欠け:◎+
- 作動音と時間:◎+
2合分を2分15秒で精米完了。割れはほとんどなく表面はなめらか。炊き上がりは粒だちがよく、ぬか臭さも感じません。柔らかくてふわっとした食感が楽しめました。
5分づき:◎

テスト結果
- おいしさ:◎+
- お米の欠け:◎
- 作動音と時間:◎
白米モードの半分の時間で精米が終わりました。玄米初心者にもオススメのモードで、玄米の香りをほんのり残しつつ、味のクセがないので食べやすさも十分です。
無洗米:◯

テスト結果
- おいしさ:◯
- お米の欠け:◯
- 作動音と時間:◯
見た目は白くなるものの、精米時間も長いためか欠けがやや気になります。そのまま炊くと少しぬかっぽさが残るので、炊飯前に軽く洗米を推奨。食感はやわらかめです。
胚芽:◎

テスト結果
- おいしさ:◎
- お米の欠け:◎
- 作動音と時間:◎
40秒と動作時間は短く、5分づきよりざらっとした質感で、色味もやや濃いめ。玄米特有の香りが残るものの、胚芽米ならではのプチプチ食感は強すぎず食べやすいです。
白米から無洗米&磨きもできる

白米から無洗米:◯
古米を精米したところ、元よりも白さは際立ちましたが、炊飯後はパサつきとニオイがややあります。
白米から磨き:◯
粒が小さくなるので炊飯時に水が多くなりすぎないように注意してください。精米前よりおいしさがアップします。
【使いやすさ】フタやパーツのセットも簡単

ファミリー向けの5合まで精米が可能。フタやパーツのセットも簡単で、カゴや持ち手つきで取り出しやすいです。モードが多くても操作は迷いません。
基本の使い方
1:フタを開け、専用カップで量る

フタを回し開けます。

付属のカップで玄米をすりきりで計量します。白米を量る場合はカップの180の目盛りで量ると1合分になります。
2:ぬかボックスと精米カゴ・はねをセット
ぬかボックス

カゴ/はね

ぬかボックスをセットし、精米カゴとはねを取り付けます。

「1」で量った玄米を入れてください。
3:フタを閉めて、量とコースを選ぶ

量ボタンで何合精米するかを、コースボタンでモードを設定します。

フタを閉めないと画面が起動しないため、誤作動も少ないです。
4:スタートボタンを押して終わったら炊飯へ

精米が終わると自動で停止します。フタを開けてはねを外し、まわりのぬかを落としてから炊飯釜へ移し替えましょう。
全16モードで栄養と味わいのバランスを選べる

白米や上白米はもちろん、表面の糠層の残し方を2〜8分まで選べます。玄米の栄養を残したい日や食べやすさを優先したい日など、好みに合わせられます。炊飯をラクしたい人にはうれしい無洗米モードもあります。
【お手入れ】ぬかの目詰まりがなく洗いやすい

細かいすきまや複雑な構造がなく、カゴはぬかの目詰まりが起きにくいのがうれしいポイント。

使ったあとはサッと片付けられるので、精米後はぬかを残さずすぐに片づけましょう。
精米カゴのパッキンを外す

精米カゴにはパッキンがついているため、取り外してお手入れを。細かいすきまや部品が少ないため、いつでも清潔を保てます。
毎日使いやすいコンパクトな家庭用精米機
【B評価】レコルト「コンパクト精米機」
- レコルトコンパクト精米機
- 最安価格: ¥13,200〜
- 精米機能
- 使いやすさ
- お手入れ
- おすすめポイント
-
- つまみ操作で微調整しやすい
- 底面に滑り止めつき
- 省スペースで置けるサイズ感
- がっかりポイント
-
- とにかく作動音が大きい
- 幅
- 142mm(約)
- 奥行
- 147mm(約)
- 高さ
- 233mm(約)
- 容量
- 2合まで
- 型番
- RRP-1(W)
全体的に音が大きく、削り方もやや荒く感じました。
コンパクト精米機の検証レビュー
レコルトのコンパクト精米機も実際の精米機能や使いやすさ、お手入れなどをプロが徹底チェックしました。検証で判明した実力を項目別に詳しく解説していきます。
【精米機能】割れや欠けが目立ってぬかが炊飯時に入りやすい

精米のできは、欠けや割れ、ばらつきがあるものの炊飯後はやや気になる程度。それよりも一番気になったのはジリジリと大きな作動音。周りでは会話ができないほどでした。精米中も外から見えるので途中で止めたいなどが叶うのはうれしいポイントです。
精米前の状態

白米:◯

テスト結果
- おいしさ:◯
- お米の欠け:◯
- 作動音と時間:△
2合分が3分45秒で精米が完了しました。精米後は欠けが多かったですが、2合分ぴったりの量に。白米モードではありますが全体的に若干黄色味のある仕上がりでした。炊飯後はやや団子っぽかったです。
5分づき:△

テスト結果
- おいしさ:◯
- お米の欠け:△
- 作動音と時間:△
精米時間が少なくなりましたが、欠けがありました。米ぬかが下のトレイに落ちず、粒の間に入り込んでいたため、洗米をしっかりしないと舌触りがざらっとしてしまいます。
再精米:△

テスト結果
- おいしさ:△
- お米の欠け:△
- 作動音と時間:△
古米を再精米モードにかけたところ約35秒で精米完了。欠け自体は少ないものの、表面を軽く削った程度のため、炊飯後も古米の風味や香りが残りました。
胚芽:◯

テスト結果
- おいしさ:◯
- お米の欠け:◯
- 作動音と時間:△
欠けは比較的少なく、見た目もほかのモードより安定しています。白米のほんのりとした甘みと玄米の粒感の両方が楽しめる味わいに。胚芽モードは精米機によって仕上がりが異なるようです。
とにかく作動音が大きい

- 白米モード時の作動音:最大82.0dB
作動音はかなり大きく、ジリジリと低めの音がします。近くで会話をするのが難しいレベルで、使用する時間帯や環境を選びそうです。
各モードの運転音を測定しましたが、どのモードも80dB以上でした。
【使いやすさ】ダイヤルがタイマーで時間はまちまち すべり止めつきはうれしい!

操作は難しくないですが、ぬかが米と混ざりやすかったです。

事前にぬかを落としておきましょう。
基本の使い方
1:すりきり1杯を入れる(2合の場合は2杯)

電源部分を外し、はねをつけてぬか受けトレイを下につけてから計量した玄米を入れます。口が広いので入れやすいです。

2合入れるとMAXを超えることもありました。
2:ダイヤルがついた本体をはめる

本体ははめて回すとロックがかかります。下のカップははめるだけだが底にすべり止めがあります。組み立ては平らな場所で行いましょう。
3:ダイヤルを回してコースを決める

精米のコースは7つ。ダイヤルを回して選択します。

目盛りはシンプルなものの、つまみを合わせるのが少し難しいです。
4:ダイヤルがOFFに戻ってきたら完了

ダイヤルを右に回すと即スタートするタイマー方式。精米時間を追加したいときも減らしたいときも自在です。精米中も外から見ることができます。
トレイの底にすべり止めがあり手を離すことができる

本体底面には吸盤状のすべり止めが付いており、精米中に本体が動きにくいのは安心ポイント。音は大きいものの手で押さえ続ける必要がなく、作業中に離れられるのはうれしいです。
【お手入れ】プラスチックのすきまに入ったぬかがやや洗いにくい

パーツは分解できるものの、細かなすきまに入り込んだぬかを取り除くのに時間がかかりました。

洗浄後は水滴をしっかり乾かす必要があり、毎日や連続して使うにはお手入れにやや負担を感じました。
間に残る水滴は乾かすのも時間がかかりそうです。
ぬかは下のトレイにたまる

精米後のぬかは下部のトレイにたまる仕様。トレイ自体は外しやすく、お手入れもラクちんです。
家庭用精米機の選び方
お米は精米した瞬間から酸化が始まる「生鮮食品」です。家庭用精米機があれば、炊飯の直前に精米することで、市販の白米では味わえない豊かな香りと、お米本来の甘みを引き出せます。
また、白米よりも保存がきく玄米は、まとめ買いに最適です。特売時や農家から直接安く購入してストックしておけば、家計を助けるだけでなく、いざという時の備蓄米としても役立ちます。このように家計の節約になる点も家庭用精米機のメリットと言えるでしょう。
そこで最後に、家庭用精米機の選び方について紹介します。
精米方式:攪拌(かくはん)式と圧力式などはどうか
精米機を選ぶときには、まず「精米方式」をチェックしましょう。
家庭用精米機に多いのは、攪拌(かくはん)式と対流式です。どちらも比較的短時間で精米できます。またお米の温度が上昇しにくいため、劣化しにくいのも特徴です。
圧力をかけて精米するタイプは業務用精米機に多く、お米の欠けや割れなどが発生しにくい方式です。かくはん式や対流式に比べ音は静かですが、精米時間は長くかかります。
手軽さを重視するなら攪拌式、仕上がりを重視するなら圧力式を選ぶとよいでしょう。
代表的な精米方式
- 攪拌式:精米カゴの中で羽を回転させ、お米同士の摩擦でぬかを取る方式。
- 対流式:攪拌式の一種。インバーターで羽の回転を制御し、お米を対流させてムラなく精米する方式。
- 圧力式:移動するお米に圧力をかけ、すり合わせることでぬかを取る方式。音が静かで米が割れにくい。
- 圧力循環式:お米を何度も循環させながら、弱い圧力で繰り返しすり合わせて精米する方式。温度上昇を抑えられる。
- 圧力一回通し式:一度機械を通すだけで一気に精米する方式。短時間で仕上がり、お米の鮮度を保ちやすい。
機能:分づき米・無洗米・白米みがきはどうか
最近は、古くなったお米を美味しく再生させる「白米みがき(リフレッシュ)機能」や、精度の高い「無洗米コース」の需要が高まっています。
単に白米にするだけでなく、酸化したお米の表面を軽く削って鮮度を蘇らせる「リフレッシュ(白米みがき)モード」があるモデルなら、まとめ買いしたお米も最後まで美味しく食べられます。
また玄米の栄養を生かしたいなら、ぬかを残して精米する「分づき米」に仕上げられる機能を備えている精米機がおすすめです。3分づき・5分づき・7分づきなど、ぬかの除去率を選べる商品なら、好みの仕上がりに近づけやすいでしょう。
【結論】家庭用精米機を選ぶなら山本電気
以上、家庭用精米機の検証レビューをお届けしました。
今回は、ファミリー向けの5合まで精米できる山本電気「i-rice ライスクリーナー」と、毎日使いやすいコンパクトな2合サイズのレコルト「コンパクト精米機」を比較。
今回の検証では、性能や使いやすさを比べたところ、山本電気「i-rice ライスクリーナー」に軍配が上がり、新製品ベストバイになりました。サイズ感や予算が合うならおすすめです。
お米本来のおいしさを引き出す山本電気
山本電気
i-rice ライスクリーナー
山本電気「i-rice ライスクリーナー」は、お米の欠けが少なくしっかり粒を感じられ、お米本来のおいしさを引き出します。作動音が比較的静かで気になりにくいのも魅力の一台です。
精米機=うるさいと思っていましたが、会話ができたのが驚きでした。
一方、レコルト「コンパクト精米機」は、ぬかが炊飯時に残りやすく味にも影響してしまいました。作動音の大きさなど気になる点も多かったです。
小さいのはかなり魅力的。ぬかが洗いやすいとよりうれしい。
ぜひ、本記事を製品選びの参考にしてみてくださいね。
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何分づきかを細かく調整できるので、自分の好みの玄米ごはんを見つけやすいです!