サッと取り出したいツール すぐに見つからなくてイライラ
調理の合間にサッと取り出したいキッチンツール。すぐに見つからなかったり、取り出しにくくて小さなストレスになっていませんか。
キッチンツールはそれぞれサイズも形も違うため、引き出しやツール立てに収納するとゴチャつきがち。そんなときは、レンジフードフックを活用するのがおすすめです。デッドスペースに便利グッズでうまく収納すれば、キッチンの使い勝手は格段に上がるんです。
レンジフードならかけるだけ! 調理も手早くできちゃいます
キッチンツールを取り出すために、引き出しを開け閉めするのは、それだけで手間ですよね。かつ、ズボラさんにとっては引き出しの小分けもストレスなので、引き出し収納はただただゴチャつくだけ。
かといってツール立てを使っても、出し入れするうちに取り出しにくくなってしまいます。
ツール立てを使っても難しい…
キッチンツールが散らかる3つの理由
ツール立てで整理しようとしてもうまくいかないのは、こんな理由があるからです。
・使う頻度に限らず何でも入れちゃう
・形や大きさが不ぞろいでゴチャつく
・立てて収納すると倒れやすい
ツール立てを使っている人にとってはあるあるですよね。
レンジフードフックなら、使った後にかけて戻すだけで、次に使うときは秒で取り出せます。
引き出しの開け閉めも必要なく、ツール立てのようなゴチャつきもないため、取り出しも片付けも断然ラクに! フックにかけるだけでいろいろな手間が省けて、調理も素早くできます。
レンジフードフックの種類と特徴とは?
一言にレンジフードフックと言っても取り付け方や特徴はさまざまです。ここでは、種類別に特徴をご紹介します。
跡が残りにくいマグネットタイプ
※画像はAmazonより
磁石がつけられるレンジフードであれば、マグネットタイプが使えます。取り付けが簡単なうえに後が跡りにくく、手軽に試せるのが特長です。少し移動させたいときなどにも便利ですし、賃貸の家で跡が気になる方にもぴったり。
製品によっては磁力が強力なものもあるため重いものを掛けても落ちにくいですが、取り外しの際に怪我などしないよう気を付ける必要があります。
取り付けが簡単な吸盤タイプ
※画像はAmazonより
レンジフードにつるつるした面があれば、吸盤タイプを貼ることが可能です。こちらも取り付けが簡単で、手軽に外すこともできます。比較的耐荷重が低いものが多いため、フライパンなど重いものは避け、フライ返しやお玉といった軽量なキッチンツールを掛けるのに使用するといいでしょう。
面と吸盤との間を真空状態にしてつけるタイプのため、変形したり吸盤にゴミが付着したりと劣化すると、吸着力が低くなってしまいます。
吸盤の劣化が気になった場合には吸盤を代えたり、ホームセンターなどで手に入る粘着力を補強する商品を使用したりするのも良いでしょう。
フチに引っ掛けるタイプ
傷をつけることなく簡単に取り付けることができるのが、レンジフードのフチなどに引っ掛けるタイプです。引っ掛けられるようなフチがあることが前提になりますので、購入前に自宅のレンジフードを確認しておきましょう。
引っ掛けるタイプは簡単に取り付けられる分、ちょっとした衝撃で落ちやすいので安定して付けられる場所を選びましょう。後述する『山崎実業 レンジフードフック タワーシリーズ』もこのタイプです。
レンジフードフックを選ぶ際のポイントとは?
数あるレンジフードフックを選ぶ際の、ポイントをいくつかご紹介します。100均などで手軽に購入できるためさまざまな種類を試してみるのもおすすめですが、自宅のキッチンや用途に合わせたものを選ぶことでより満足のいく商品選びができるでしょう。
ポイント1:吊るすツールの数をチェック
商品によってフックの数が異なります。1つのみのシンプルな商品もあれば、3つ以上の複数のフックが並んだものもあります。自宅のキッチンツールを確認し、事前に「何を吊るしたいのか」を確認しておきましょう。
フック同士の間隔が狭い場合、ツール同士が干渉してしまう場合もあります。大きいツールを吊るしたい場合にはフックの数に余裕があるものや、フック同士が離れているものを選びましょう。
ポイント2:レンジフードに収まるかどうかをチェック
レンジフードフックを選ぶ際は、実際に吊るした時の様子をシミュレーションしておくことが重要です。フックの数が充分でサイズもぴったりであったとしても、実際にすべてのツールを吊るしてみると想像より場所をとったり、作業をする際に邪魔になったりします。
ツールを吊るしたうえでレンジフードに収まるかどうかを、確認しておきましょう。
ポイント3:耐荷重をチェック
レンジフードフックには、どれだけの重さに耐えられるかを示す「耐荷重」が記載されている製品がほとんどです。製品によってその幅は広く、500gが限界という製品から10kg耐えられるものまでさまざまです。何をどのくらい吊るしたいかを考え、その重さに耐えられる製品を選びましょう。
ポイント4:デザインをチェック
いつも見える場所に設置するため、キッチンの雰囲気にあったデザインのレンジフードフックを選びましょう。レンジフード以外にキッチンの壁面にも取り付けるなど数ヵ所に設置する場合は、同じシリーズのレンジフードフックを使うのも良いでしょう。
レンジフードフックにはシンプルなデザインのものも多いですが、なかには動物モチーフのものやレース調になっているものなど個性的な商品もあります。キッチンの雰囲気や好みに合わせて選んでみましょう。
レンジフードフック5製品を比較! 使い勝手がいいのは?
テストする女性誌『LDK』では、ダイソーやニトリ、山崎実業など手頃に購入できるレンジフード5製品を比較。「お手入れしやすさ」「取り出しのラクさ」「収納力」の3項目でテストしました。
実は『LDK』では過去にもキッチンツールフック5製品を比較。前回A評価のアールエスハンガースタジオとB評価の山崎実業のレンジフードフックタワーに、今回はダイソー、ニトリ、山崎実業レンジフードフックプレートの3製品を新たに加えて比べてみました。
それではおすすめ順に発表します。なんと、前回もっとも高評価だったアールエスを超える逸品が見つかりました!
採寸が苦手な人でも大丈夫! 取っ手を選ばないダイソー
ダイソー(DAISO)
レンジフードフック 4連
実勢価格:110円
サイズ:W19.0×D2.5×H16.0cm
フックの数:4連
ベストバイに輝いたのはダイソーのレンジフードフック4連でした。細くて開きが大きいフックだから、取っ手の種類を選びません。採寸が苦手な人には、特にオススメです。コンパクトな作りなのでもしフックが足りなくなったら、買い足しもアリです。
傾けずにスッと吊るせる! 取り出しやすいアールエス
ジーエム・クリエイト
アールエスハンガースタジオ
レンジフードハンガー・キッチンツールハンガー
実勢価格:2690円
サイズ:W40.0×D7.0×H21.0cm
フックの数:6連
アールエスのレンジフード用ハンガーは、前回と同様もちろん使い勝手はよかったです。取り出しのしやすさがポイント。フックがゆるいL字になっていて、ツールを傾けずにスッと挿すように吊るすことができます。お手入れのしやすさだけ、ダイソーに及びませんでした。
▼アールエスが高評価だった前回のレンジフードフックの検証の記事はこちら。
しっかりした安定感! 山崎実業のタワーシリーズ
山崎実業
レンジフードフック
タワー ホワイト
実勢価格:1870円
サイズ:W34.5×D6.0×H18.0cm
フックの数:7連
山崎実業のレンジフードフック タワーシリーズは安定感があり、お手入れのしやすさ、収納力も◯。しかし、フックの開きが狭く、ツール取り出す際に上のフキンかけに当たる恐れがあるため、B評価になりました。
マットな質感がオシャレ 山崎実業のプレート
山崎実業
レンジフードフック プレート ホワイト
実勢価格:2019円
サイズ:W34.5×D6.0×H18.0cm
フックの数:7連
山崎実業のレンジフードフック プレートは、同メーカーのタワーシリーズと質感が違い、マットでオシャレ。また、安定性・お手入れのしやすさ・収納力があります。しかしタワーシリーズと同様、フックの開きが狭くてツールを取り出しにくいため、こちらもB評価に。
C評価: フックの位置を自由に変えられる!
しかしツールを選ぶニトリ
ニトリ(NITORI)
レンジフードラック FLAT(WH)
実勢価格:1314円
サイズ:W40.0×D3.0×H18.5cm
フックの数:10本
ニトリのレンジフードラック FLATは、フックの位置を自由に変えられるため、収納力は◎。しかしフックが小さく、ツールによってはかからないものも。買うときは、持っているツールがちゃんとかけられるか確認が必要です。
お気に入りのレンジフードフックは見つかったでしょうか?
では最後に、フックの増設に便利なおすすめ粘着フックも紹介します。
フックの増設に便利! KOKUBOの粘着フック
レンジフードフックで引っ掛ける場所が足らなくなったとき、増設に粘着フックがあると便利です。さりげなくつけるのにおすすめのフックはこちら。
小久保工業所
KOKUBO
くりぴた(R)粘着フック
ミニワイド透明シート付
実勢価格:162円
KOKUBOは粘着性がある上、フックの幅が広く、厚手の持ち手もかけられます。色はクリアタイプで、キッチンのタイルの壁につけても目立ちません。
以上、レンジフードフック5製品の比較結果と粘着フックの紹介でした。
レンジフードフックは、製品のスペック・価格を考えると、ダイソーを選べばまず間違いないでしょう。キッチン周りをスッキリさせたい人は、ぜひ検討してみてくださいね。