ライトユースならU5万円のパソコンで十分!
最近は、スマホがあればパソコンはいらないと思っている人も多いのではないでしょうか。仕事以外でのネット閲覧やメール、SNSの更新など使用目的が軽作業の場合、十数万円もするようなハイスペックなパソコンは必要ありません。それこそ5万円以下でも十分使いやすいPCがあるんです。
本サイトでは以前、10万円以下(8~9万円台中心)のおすすめパソコンを紹介しました。今回はさらに予算を下げ、「5万円以下」で実際に使えるパソコンを発掘してしまいました!
機種紹介に入る前に、まずは選びのポイントをチェックしていきましょう。
パソコンを購入するときにチェックしたい6つの項目
ただ安いだけのパソコンなら、いくらでもあります。しかし、安くてもスペックに妥協したくはありません。まずは6つの項目をチェックして、満足するパソコンを選びましょう。
1.保存できるデータ容量
「ストレージ」
まず妥協したくないのはストレージ容量。最低価格帯はSSDの場合128GB以下のも珍しくはありません。しかし、これでは最近のスマホ以下です。少なくても256GB以上の性能はほしいところです。
基本的には高速なSSD搭載がおすすめですが、ヘビーに使わない場合はHDD搭載のモデルも選択肢に入ります。最新のWindows 10は、以前のOSよりHDDでも体感的には高速に動きます。
2.処理能力の基本
「CPU」
パソコンのスペックに直結するパーツのひとつ。5万円以下だと、インテルCore iシリーズと同等のスペックをもつAMDのRyzenシリーズならお買い得です。
Pentiumの下のクラスのCeleronだと、使用用途によっては重い場面が出てきます。とはいえ、全然使えないほどではありません。
3.CPUの持ち味を発揮させる
「メモリ」
CPUにデータを送る前に溜めておく場所がメモリなので、ココが貧弱だとCPUも思ったとおりに性能が発揮できません。メモリ容量は安いパソコンであっても、最低で4GBはほしいところです。
メモリスロットに空きがあり、自分で増設できるモデルもあります。
4.ノートPCの生命線
「駆動時間」
せっかくノートPCを買ったなら、バッテリーの性能も気になるところ。なるべく長時間使えるものを選びましょう。
5.軽くて持ち運びらくらく
「質量」
いくら安くても重くて使いにくいのは、不便です。できれば軽量かどうかにも注目したいところ。また、液晶サイズは重さに直結します。
6.使いやすさをアップさせる
「付加機能」
5つ目までで評価に含まれない部分を、総合的に判断しています。DVDドライブの有無や、キーボードが大きかったり、搭載USB端子が多かったりなどが判断材料となります。また、レポートを書くのに使うといった場合、Officeの有無も重要です。
基本的なパソコンの選び方については、こちらの記事でも詳しく解説していますのでチェックしてください。
それではココからランキングのスタートです。なお「総合評価」のグラフは、同価格帯の中での相対的なレベルを示します。
※増税などの影響か、記事執筆時より少し値上がりし販売価格が5万円を多少越えているPCもあります。「U5万円クラス」としてご了承ください。
この価格でスタンダードPC並HP 15ベーシックモデル
HP
HP 15-db0000
ベーシックモデル
実勢価格:5万417円
CPU:Ryzen 3 2200U(2.5GHz)
メモリ:4GB
ストレージ:1TB(HDD)
ディスプレイ:15.6型(1920x1080)
OS:Windows 10 Home/サイズ:W377×H26×D247mm/重量:約2kg/バッテリー駆動時間:約8時間/無線LAN:IEEE 802.11a/b/g/n/ac/インターフェース:USB2.0、USB3.1 Gen1×2、HDMI
ストレスのない動作速度と使い勝手の良さでこの価格!
フルHDのディスプレイにフルサイズのキーボードと光学ドライブを搭載し、スタンダードPCと同じ構成にもかかわらず、なんとU5万円の低価格に収めています。ストレージが1TBのHDDが搭載されていて、全体的にとても使い勝手の良いパソコンです。
CPUにRyzenを搭載して
実用性が格段にアップ
低価格でありながら、インテル製Celeronシリーズより基本的に高性能で人気のAMD製Ryzen 3を搭載しています。この価格帯でこの性能はかなり高いと言えます。
スピーカーはキーボードの上部で
音の広がりは十分に確保
スピーカーがしっかりと独立していて、音の広がりが感じられます。動画に向いています。
CD&DVDドライブ搭載で
動画も音楽も楽しめる
光学ドライブが搭載されているため、DVDやCDを楽しめます。スピーカーとの相性もいいので、エンタメにはうってつけです。
長時間ネットを楽しむなら目に優しいAspire 3
Acer
Aspire 3 A315-53-N24U/K
実勢価格:5万1836円
CPU:Pentium 4417U(2.3GHz)
メモリ:4GB
ストレージ:256GB(SSD SATA)
ディスプレイ:15.6型(1920x1080)
OS:Windows 10 Home/サイズ:W381.6×H20.95×D252.8mm/重量:約2.1kg/バッテリー駆動時間:約7.5時間/無線LAN:IEEE 802.11a/b/g/n/ac/インターフェース:USB3.0、USB2.0×2、HDMI
現在価格は5万円を少し越えていますが、ほぼほぼ同じスペックのAmazon限定モデルは5万円を切ります。
Acer
Acer A315-53-N24Q/K
実勢価格:4万9800円
機能性はそこそこ割り切れれば大画面PCなんです
15.6型のフルHDディスプレイ・SSD搭載で5万円を切るというコスパの高いノートPC。長時間使用でも目が疲れにくいブルーライト軽減機能を搭載し、見やすい大画面でネット閲覧向けといえます。USB3.1非搭載など機能が若干低いのを割り切れば使いやすいPCです。
ブルーライト軽減機能で
長時間操作でも目が疲れない
「BluelightShield」機能によりブルーライトを軽減することができます。
こんな感じのキツめのブルーライトも、
少し色合いが目に優しく変化して、刺激が軽減されます。また、弱・中・強と微調整もできるので、好みの設定を使いましょう。
広いタッチパッドは感触◎
だけどクリック感に難点あり
タッチパッドの動作はスムーズですが、クリックは引っかかる部分があって、使いづらいところがあります。
持ち歩きやすいスリムノートIdeapad S130
Lenovo
Ideapad S130 81J2008EJP
実勢価格:3万3814
CPU:Celeron N4000(1.1GHz)
メモリ:4GB
ストレージ:256GB(SSD NVMe)
ディスプレイ:14型(1366x768)
OS:Windows 10 Home/サイズ:W334×H15.6×D235mm/重量:約1.47kg/バッテリー駆動時間:約8時間/無線LAN:IEEE 802.11a/b/g/n/ac/インターフェース:USB3.0×3、HDMI
なんと3万円台の格安PCでありながら、高速ストレージが搭載されているので読書速度は悪くありません。CPUが遅いので、快適とは言えないものの、スリムで軽い筐体で外出先でも使いたい人におすすめです。
スリムでありながらも、左右にUSB端子があるので使いやすさは確保されています。さらにType-C端子も搭載されているので、意外と拡張性は高いでしょう。
【番外編】5万円以上でも安心できる国産メーカーLAVIE
NEC
LAVIE Direct NS NSLKB439NSDZ1W
実勢価格:5万8590円
CPU:Celeron N4000(1.1GHz)
メモリ:4GB
ストレージ:500GB(HDD)
ディスプレイ:15.6型(1366x768)
OS:Windows 10 Home/サイズ:W378×H22.9×D260mm/重量:約2.2kg/バッテリー駆動時間:約7時間/無線LAN:IEEE 802.11a/b/g/n/ac/インターフェース:USB3.0、USB2.0、HDMI
スペックが全体的に低めで、ネット閲覧やメール向けですが、初心者には安心のサポートソフトが充実。また、(台湾資本の)日本がベースのメーカーという安心感がほしいならオススメのパソコンです。
キーボードの感触はクセがありませんでした。これなら使用してすぐにでも慣れるでしょう。
以上、U5万円以下のパソコンランキングはいかがでしたでしょうか。用途を限定して割り切って利用するなら、ここまで価格を抑えても良いパソコンは手に入るのです。家族共用のリビングパソコンなどにもおすすめです。