【結論】VITUREのXRグラスのおすすめ
エンタメ向けXRグラス(メガネ型ディスプレイ)のおすすめは、雑誌『家電批評』編集部が専門家と一緒に実際に使って検証した結果、VITURE(ヴィチュアー)「VITURE Beast」、「Luma Ultra」でした。高輝度で、鮮やかな画面を楽しみたい人におすすめです。
最新の光学技術で高画質化
- VITUREVITURE Beast
- 最安価格: ¥82,880〜
視度調整機能が欲しいならコレ
- VITURELuma Ultra
- 最安価格: ¥89,880〜
細かい文字もくっきり見える

- VITURE Luma
- 最安価格: ¥64,880〜
XRグラスでできることは?

XRグラスとは、スマートグラスと呼ばれるウェアラブルデバイスの一種です。iPhoneやAndroidスマホ、iPad、PCなどと接続した本体をメガネやサングラスのようにかけるだけで、目の前にPCモニターをはるかに超える大画面が広がり、映画やドラマ、YouTubeなどの動画を楽しむことができます。
カフェでリラックスしたい時や、就寝前に寝転びながらなど、場所を選ばずにモニター代わりとして使える「次世代型デバイス」として、近年注目を集めています。
XRグラスの構造

有機ELディスプレイの映像をインナーレンズに反射させ、その映像を目で見ることで、あたかも目の前にスクリーンがあるように感じられる仕組みです。
今回は、雑誌『家電批評』編集部がVITURE(ヴィチュアー)「VITURE Beast」と「Luma Ultra」を検証。あわせて、26年2月号でテストした「Luma」も紹介します。
失敗しないXRグラスの選び方
エンタメ向けで大事なのは輝度! 調整の幅もあれば◎
XRグラスの選び方のポイントは「輝度」と「映像」。加えて、画質や透過度などを自分好みに調整できるモデルなら、より使いやすいです。
仕事向けならDoFは必ずチェック

仕事向けで大事なのは、とにかく機能。特に3DoFがあるのとないのとでは、使い勝手が一変します。また、文字の見やすさも重要なポイントです。
(注1)記事内の「3DoF」は、空間に画面を固定したまま頭の向きを変えられること、「6DoF」とは、さらに自分自身が動いても(歩く・近づくなど)画面の位置が固定され続けることを指します。
(注2)記事内の画面写真は、グラス内にスマートフォンを差し込んで撮影したものです。実際の見え方とはかなり異なります。
おすすめのVITUREのXRグラス
VITURE「VITURE Beast」
- VITUREVITURE Beast
- 最安価格: ¥82,880〜
- 映像画質
- 映像音質
- 装着感
- 機能性
- おすすめポイント
-
- 現時点で最高の画質
- 単体で3DoF対応
- がっかりポイント
-
- 視度調整ができない
- 重量
- 88g(約)
- 解像度
- 1920×1200
- ディスプレイ
- マイクロ OLED
- 視野角(FOV)
- 58度
- リフレッシュレート
- 最大120Hz
- 輝度
- 1250nit
- 機能
- 3DoF
- 型番
- BTGLASR
最新の光学技術で高画質化を実現


高い明瞭度で細部までしっかり視認できるようになりました。横を向いても画面は正面に固定されるので、画面の端っこにある文字を見るのもカンタンです。
縦への解像度が大きくアップ

縦の解像度が従来の1080pから1200pまで向上。これまでの16:9の横長画面と比べて、より見やすくなりました。
ツルの角度は手軽に調整可能

ツルの部分は手動で上下に調整可能。目線がしっくり来るポイントを探しやすいです。
自動調光で画面が一気に明るくなる!


3DoF設定にして視点を画面から逸らすと、目の前が明るくなります(少し黄色いですが)。そして、また画面に目を向けると周囲が暗くなるんです。
グラスを外すことなく周りの状況を確認できるので、喫茶店でのパソコン作業中に、スマホのチェックやメニューの確認が手軽にできます。
目線の下の方に映り込みが……

視点を下に向けると反射した画面が視界に入ります。
視度調整がないのは残念

VITUREのXRグラスは視度調整機能の搭載が定番でしたが、今回はついていません。「Luma Ultra」とのスペック比較は上の通りです。
VITURE「Luma Ultra」
- VITURELuma Ultra
- 最安価格: ¥89,880〜
- 映像画質
- 映像音質
- 装着感
- 機能性
- おすすめポイント
-
- 最大1500ニトがもたらす高輝度
- 画質モード5つで幅広い映像に対応
- がっかりポイント
-
- アプリやデバイスなしだと0DoF
- 重量
- 83g(約)
- 解像度
- 1920×1200
- ディスプレイ
- マイクロOLED
- 視野角(FOV)
- 52度
- リフレッシュレート
- 120Hz(最大)
- 輝度
- 1500nit
- 機能
- 6DoF(専用アプリなどが必要)、視度調整
- 型番
- V1252
Amazon Prime Videoで「シン・ゴジラ」を視聴。ゴジラの色合いや立体感がテレビより鮮明に感じられました!
映像品質

明るいだけではなく、色の正確性や黒の沈み方なども適切。映像作品を重視したい人に応えた画質です。
文字の視認性
輝度が高いため基本的には見やすいものの、画面の下部がメガネのパーツと重なり、見えにくく感じることもありました。
注目機能

映像以外の部分を透過させるかどうかも、ボタン操作だけで設定可能。映像に集中したい時に便利です。
XRグラスでは珍しいマグネットでの接続

別売ネックバンドでジェスチャー操作も可能

<テストでわかった>複数モード+本体調整が超便利
5つのカラーモードを搭載
5つのモードを搭載し、映像に合わせて最適な設定が可能です。
「True Color」モード

「Vivid」モード

「Film」モード

「Warm」モード

「Cold」モード

ツルや視度も調整できる!
ツルの縦の角度を変更

顔に合わせて横幅を広げる

フレーム上部で自分に合った視度に調整

幅広い調整範囲も魅力のひとつ。自分にぴったりの装着感に整えることで、最適な画質で映像を楽しめます。
次に紹介するVITURE「Luma」は、26年2月号のテスト結果に基づいており、他モデルとは評価項目が異なります(詳細は「XRグラスのテスト方法」を参照)。
VITURE「Luma」
- VITURE Luma
- 最安価格: ¥64,880〜
- おすすめポイント
-
- 視度調整機能があり画質も良好
- がっかりポイント
-
- 明るい場面での画質はUltraに劣る
- 重量
- 77g
- 解像度
- 1200p(最大)
- 型番
- V1250
映像品質

良好な画質ながら、明るい場面での立体感や彩度などは、上位モデルの「Luma Ultra」とははっきりと差が出ます。
文字の視認性
一定以上の輝度があり、くっきりと細かい文字まで見えました。不思議なことに、上位モデルの「Ultra」よりもはっきり見えることもありました。
注目機能

VITUREは豊富な関連アイテムも魅力。2色のワイヤレスコントローラーや専用バッテリーなどが用意されています。
XRグラスのテスト方法

26年2月号で高評価だったVITUREのモデルに加え、最新モデル「VITURE Beast」を追加検証しました。
映像画質・映像音質・装着感の3項目に関して、AV評論家の本田雅一さんが実際にYouTubeなどの映像を視聴して評価し、さらに雑誌『家電批評』編集部が機能面をチェックしました。
テスト項目1:映像画質
YouTubeなどの映像を視聴して評価しました。配点は30点です。
テスト項目2:映像音質
実際に映像を視聴して評価しました。配点は10点です。
テスト項目3:装着感
実際に装着して評価しました。配点は10点です。
テスト項目4:機能性
編集部が機能面をチェックしました。配点は20点です。
※今回の検証では、26年2月号のテスト項目を見直し、改めて点数化しています。そのため、2月号から順位も変動しています。
※VITURE「Luma」のみ、26年2月号で実施したテストの結果を掲載しています。BeastやLuma Ultraとは検証時期・テスト項目が異なるため、評価項目の構成もこれらとは異なります。
XRグラス選びのよくある質問
そもそもXRグラスとは?
XRグラス(エックスアールグラス)とは、「VR(仮想現実)」「AR(拡張現実)」「MR(複合現実)」など「○R」を表示できるメガネ型デバイスのことで、スマートグラスの一種。今回取り上げた製品は「XRグラス」の中でも主に「メガネ型ディスプレイ」と呼ばれるものです(「家電批評」では一般的に普及している単語である「XRグラス」と呼称しています)。
見た目はサングラスのようですが、有機ELディスプレイの映像をレンズに反射させることで、あたかもスクリーンが目の前に浮かんでいるような体験ができます。スマホ、PC、タブレット、ゲーム機などとUSB-Cケーブルやワイヤレスで接続し、手軽に大画面映像を楽しめるのが特徴です。
XRグラスのメリットは?
最大のメリットは、場所を選ばずに100インチ以上の大画面を持ち運べることです。電車移動中や寝室のベッドなど、テレビやモニターを置けない場所でも、映画鑑賞やPC作業が可能になります。没入感が高く、周囲を気にせず自分だけの世界に入り込めるのも魅力です。
どんなスマホでも使える?
「DisplayPort Alternate Mode(DP Alt Mode)」という映像出力規格に対応したスマホであれば、基本的に使用できます。たとえばiPhoneだと「iPhone 15」以降であればそのまま使用できます(DisplayPort出力非対応の「iPhone Air」と「iPhone 16e」を除く)。
また、Androidでも10万円を切る中・低価格帯モデルや、少し古いモデルは対応していない可能性があります。必ず購入前に、スペックを確認しておきましょう。
3DoF(スリードフ)とは? なぜ必要?
画面を空中に「固定」して、マルチモニターのように使うための機能です。0DoFのモデルでは、頭を動かすと目の前の画面も一緒についてきます。これに対し3DoF対応モデルは、頭を動かしても画面がその場に留まるため、まるで空中に巨大なモニターが浮いているような感覚で作業ができます。特に仕事でPCのサブモニターとして使う場合、画面の端にあるメニューや文字を見るために首を動かしても画面が逃げないため、作業効率が格段に上がります。
基本は顔の動きに合わせて映像が追従します

顔を右に向ければ映像も右へと連動して動きます。常に目の前に映像がある状態です。
3DoFをオンにすると顔を動かしても映像は空中に固定

任意の場所にスクリーンを固定でき、顔を動かしてもスクリーンは動きません。顔の向きを戻せば、また映像が見えます。
<こんなこともできる!>パソコンと接続して擬似マルチ画面で作業

Windowsの画面分割を使って3画面の環境を作り、中央の画面でメインの作業、横の画面でブラウザ検索なんてことも可能です。外出先で仕事をする際などにも、とても便利です。
「エンタメ用」と「仕事用」で重視すべきスペックの違いは?
映画やゲームなどのエンタメ用途では、映像の美しさが最優先です。明るい場所でも鮮明に見える「最大輝度(ニト数)」の高さや、映像作品に合わせて色味を変えられる「カラーモード」の有無が重要になります。一方、仕事用途では、頭を動かしても画面が空間に固定される「3DoF」機能が必須。これがないと、画面の端を見る際に文字がブレたり、酔いやすくなったりします。また、細かい文字を読むための「文字の視認性」も重要です。
教えて! VITUREってどんなブランド?
VITURE(ヴィチュアー)は2021年にアメリカ・カリフォルニアで誕生した、消費者向けXRデバイスを開発する未来志向型ブランド。
「モバイルエンターテイメントの体験を再発明する」ことを掲げ、XRグラスおよび関連デバイス/ソフトウェアを開発する次世代XRブランドです。
ハードとソフトを統合したインタラクション設計により、映像視聴・ゲームなどのエンターテイメント用途からARを活用した業務用途まで、日常に自然に溶け込むXR/AR体験を追求しています。
VITUREのXRグラスのおすすめ まとめ
以上、VITUREのXRグラスの検証でした。
比較検証の結果、高額モデルである「VITURE Beast」「VITURE Luma Ultra」がベストバイという結果に。
今回同じ条件で評価した「VITURE Beast」と「Luma Ultra」は、どちらも高評価となりました。画質を重視するならBeast、視度調整や最大輝度を重視するならLuma Ultraが候補になります。
自分の使い方に合った一台を選んでみてください。




画質のモードはデフォルトよりも「シネマモード」の方が派手さが抑えられて、おすすめです