サッと持ち上げられる軽~いリュックを探しました
ビジネスリュックに限らず、荷物をたくさん詰め込むリュックには、本体が軽いことが求められます。でも、サッと持ち上げるには軽さだけでなく、重心バランスが大切なんです。今回は、荷物を入れて持ち上げたときに、重心が真下にある優秀なリュックをご紹介していきます。
左:服飾ジャーナリスト/飯野高広さん
右:ビジネス書作家/美崎栄一郎さん
軽量で重心バランスのよいスクエアタイプが持ちやすい
ビジネスリュックには3つのタイプがありますが、その中で、軽量かつ重心のバランスが取れていたものが多かったのは「スクエアタイプ」でした。中でも、こちらに紹介するPORTERのリュックは、指一本で持ち上げられるほど軽くて、バランスも優れていて、一番のオススメです。
PORTER
PORTER TIME
実勢価格:3万4560円
リュック上部のベルトの縫製が、とてもしっかりしています。荷物で重くなっていても、持ち上げるときに取っ手が取れる不安がありません。また、手で持ち上げるときも、背負うために肩ベルトをつかむときも、つねに重心が真下に向いているので、軽々持ち上げられます。
服飾ジャーナリスト・飯野高広さん
「持ち上げたときの安定感はダントツです」
一般モニターの意見
「手持ちのベルトがしっかりしていて安心です」
持ち上げたときに軽くて驚く!?
incase
Icon Pack Nylon
実勢価格:3万1320円
スクエアタイプの中でも合格点をゲットしたのがこちらのリュック。大きさや形状の割に、驚くほど軽く持ち上げることができます。持ち手の部分に若干の持ちにくさがありますが、素材選びにもこだわっていて、高級感があります。
C評価: せっかく軽量設計でも
持ち手が残念でした……
KU-MAX
リュックサック
実勢価格:2450円
スクエアタイプで軽量ながら、イマイチだったのがコチラ。このリュックは、本体自体はかなり軽量ですが、アルミ製の持ち手の根元の作りが雑です。接着剤でつけられているだけのようなので、荷物を入れて持ち上げるときに不安があります。せっかくの軽量設計が台無しです。
続いては、手持ち・ショルダー・リュックの3WAYができるタイプのリュックを見ていきましょう。
3WAYは手持ちしやすく軽いのが多かった!
3WAYタイプは、手持ちとして使うことをメインに考えられているので、軽量のものが多いです。リュックの場合でも、手持ちの場合でも、自立するものが多く、重心のバランスも優れています。ただし、収納しているベルトなどの影響で、バランスが崩れてしまうものもありました。
PORTER
PORTER FLASH
実勢価格:3万4560円
このリュックは、生地が柔らかいのに、とてもいいバランスになっています。3WAYタイプは「手持ち使いが主でリュックにもなる」というものが多いですが、これはコンセプトが真逆で、リュックがメインとなっています。軽量性やバランスにも、こだわって作られています。
服飾ジャーナリスト・飯野高広さん
「背負っても手持ちでもストレスフリーです」
一般モニターの意見
「手持ちもしやすい軽さです!」
最後に、大容量タイプのリュックを見ていきましょう。
C評価: 軽いけどバランスがよくない
大容量タイプのリュック
大容量タイプは、サイズの割に軽いものが多いです。ただ、サイズが大きいためか、重心のバランスが悪く、荷物を入れて持ち上げてみると傾いてしまうものが多かったです。
SKAWA RENON
リュック
実勢価格:2680円
このリュックは、手で持ち上げると後ろに傾いてしまいます。そのため、本体自体は軽量なのに、持ち上げにくいです。背負ったときにも、後ろに引っ張られるような感覚があり、あまりオススメできない商品でした。
ビジネス書作家・美崎栄一郎さん
「全体的にあまりいいところがないです」
一般モニターの意見
「背負うときに後ろに引っ張られる感じです」
いかがでしたか? どのビジネスリュックも、それぞれ軽さにこだわって作られていますが、重心バランスに注目すると、けっこう違いがありました。リュックの軽量性は、本体そのものよりも、この重心バランスこそが、持ちやすさや背負いやすさに大きく影響します。荷物をたくさん詰め込むものだけに、持ちやすさ、背負いやすさにこだわって、自分に合ったビジネスリュックを選びましょう。