スマートフォン 2年以上利用者の6割以上が「iPhone遅くなった」と回答

実際にどの程度のユーザーが不満に思っているか、編集部で独自にアンケートを取りました。iPhone使用歴2年以上のユーザー約20名を対象に、iPhoneの使用感について意見を聞いていきます。

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なんと、63.6% のユーザーが通信速度の遅さを実感していたことが判明

アプリを操作するときなどに重さを感じるなど不満の声があがりました。

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もっとも多かったのが、1年半使用したら速度低下を実感したという回答でした。とは言え、速度が遅いと感じるタイミングは千差万別といった結果に。

アンケートから、パフォーマンスの低下は長期的に使用したら実感する場合が多いということがわかりました。純粋な製品の経年劣化かとも思われましたが、その原因は別のところにありました。

スマートフォン 古いiPhoneが遅くなったのはまさかアップルのせいでした

現在、日本におけるiPhoneのシェア率は、スマホ全体の約60%と驚くべき数字です。また、昨年の11月にはiPhone Xが発売され、Appleの勢いはさらに増すと思われていました。しかし、バッテリーの劣化に伴うパフォーマンスの意図的な低下を各所で指摘されるようになり、買い替えの促進ではないかと批判の声が多くあがる事態になったのです。それを受け、Appleは2017年12月28日に公式見解を発表しました。

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その中で、意図的な性能低下はバッテリーの劣化に伴うシャットダウン防止策だったとも公表し、ユーザーに対する対応策も述べました。

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Appleの発表を受けて、AppleStoreはバッテリー交換を求めたiPhoneユーザーで溢れかえる事態となったのです。

そこで当編集部は、今回の騒動の発端となったiPhoneのバッテリーについて知識を向上させるべく調査を実施しました。そして、どこでバッテリーを交換するのが大正解なのかも徹底リサーチ!

スマートフォン 確かにバッテリー交換でパフォーマンスは改善しました!

しかし、バッテリーを交換すればパフォーマンスは元通りに向上するのでしょうか。そこで性能を比較する、ベンチマークテストを実行。実際にiPhone 6のバッテリーを交換して、変化を比べてみました。

テストに使用したのは、この「Geekbench」というアプリ。実は、iPhoneバッテリー問題の発端となるデータを提出したアプリです。

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バッテリー交換前
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バッテリー交換後

テスト結果を比較すると、バッテリー交換後にスコアがアップ。このことからも、バッテリーを新しくすることにより、パフォーマンスが改善することは間違いなさそうです。また、この数値だけでなく、実際の使用感も大きく改善していました。

Apple正規サービスプロバイダのスタッフによると、バッテリーの蓄電容量が80% (新品・交換時を100% としたとき)より下回るとパフォーマンスが低下したと実感するレベルになるとのことでした。バッテリーの蓄電容量はApple正規サービスプロバイダやApple Storeの店舗、Appleサポートで測定できるので、気になる人は確認してみてください。

スマートフォン バッテリー交換はネット予約が賢い方法です

いざバッテリーを交換しようと思ってもどうすればいいのかわからないという人のため、賢くバッテリーを交換する方法を調査しました。編集部がもっともオススメするのは最寄りの店舗を「ネット予約」することです。

現在、正規のバッテリー交換が可能であるApple Storeと正規プロバイダサービスは、バッテリー交換を希望する人が多く、かなり混雑しているとのこと。店舗に直接足を運ぶのもアリですが、予約でいっぱいだったり、機種によってはバッテリーが枯渇している可能性も。ですが、ネット予約なら、店舗で門前払いされることもなく受付でもらえます。また、バッテリーの在庫状況も確認しておくと手続きがよりスムーズに。

それでは、ネット予約の手順をご説明します。

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まずは、公式サイトにアクセス。「サポート」をクリックして、さらに「iPhone」をクリックしてください。そして、「修理」をクリックして次のページへ。中段にある「修理を申し込む」バナーをクリック。

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さらに、「バッテリー、電源、および充電」を選択して、「バッテリー交換」をクリックしてください。最後に、「持ち込み修理」を選択して、Apple IDを入力。持ち込む店舗を選択すれば、予約完了です。

スマートフォン iPhoneユーザー必見バッテリーの寿命を延ばす方法

パフォーマンスの低下に直結してしまうバッテリー。その寿命を延ばして、大切に使うテクニックをAppleの広報担当に取材調査しました。iPhoneユーザーの皆さんは覚えて損はないはずです。

[その1]
最新のソフトウェアにアップデートしておくこと。

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新ソフトウェアには新たな節電技術が含まれることが多いので、アップデートはかかさず実行しましょう。

[その2]
極端な温度での放置や使用を控えること。

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iPhoneにとっての最適な温度は、16~22℃になります。0℃以下や33度以上だとバッテリーに負担がかかってしまいます。

[その3]
充電時にiPhoneケースを外すこと。

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充電時に過度な熱を発するケースがあるようです。過度な発熱もバッテリーにはご法度なので、ケースを外しての充電が吉。

[その4]
長期間保管する際は50%の充電状態で行うこと。

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また、涼しい場所での保管がベストとのことです。

バッテリーの寿命を少しでも延ばすため、ご紹介したテクニックをさっそく、今日から実践してみてはいかがでしょうか。きっと、使用しているiPhoneをより長く使えるようになるはずです。

Appleはバッテリー交換の割引キャンペーンを2018年12月31日まで行うと明言。終了までまだ時間があるので、事態が沈静化するのをしばらく待つのが、聡明な判断かもしれません。それまでの間は、ご紹介したバッテリー寿命を延ばすテクニックを試しつつ、パフォーマンスの低下を感じたときなどベストなタイミングでバッテリー交換を行ってください。その際は、ネット予約で賢く交換手続きを!