保湿テクのウワサの真相を皮膚科医とジャッジ!
SNSなどで話題になっている数々の保湿テク。化粧水の浸透率がアップするとか、肌荒れも乾燥もなくなるらしいとか、さまざまな噂がささやかれています。しかし、実際に効果はあるのでしょうか。
そんな気になる保湿テクのウワサの真相を確かめるべく、『LDK the Beauty』編集部が皮膚科医と一緒に調査することに。
今回は、昔から耳にする「はちみつパック」や最近よく見る「導入美容液」について、「保湿に効果アリ」「保湿効果はなくはない」「保湿に意味ナシ」でジャッジしました。
ウワサ1:はちみつパックは美肌効果がある?
はちみつパックには、「ビタミンやミネラルなどが美肌効果を生み出す」「肌荒れや乾燥肌にも効果アリ」といったウワサがありますが、実は医学的根拠はありませんでした。
食べ物を肌につけることはおすすめできない
▼ウワサの真相ジャッジ
判定:保湿に意味ナシ
確かにはちみつ自体には保湿効果があり、アミノ酸も含まれるので肌にはよいとされています。ただ、塗るといいという医学的根拠はなく、長時間つけていることでアレルギーを引き起こす可能性もあります。
ウワサ2:手でつけるよりコットンパックがいい?
化粧水は「手でつけるよりコットンパックの方が化粧水が浸透しやすい」とか、「コットンパックは肌をやわらかくしキメを整える」といったウワサがありますが、敏感肌の人ならシートマスクよりおすすめとのことでした。
密閉しすぎない程度にコットンパックでケア
▼ウワサの真相ジャッジ
判定:保湿効果はなくはない
すべての人に効果があるわけではないですが、敏感肌ならシートマスクよりトラブルの起きにくいいつもの化粧水でのパックがおすすめです。でも長時間密閉すると肌が乾くので、5分程度にとどめましょう。
ウワサ3:導入美容液で後のスキンケアがなじみやすくなる?
導入美容液を使うと、「化粧水単体より浸透力がアップする」といったウワサがありますが、肌バリア低下時に徐々に浸透させるのはおすすめとのことでした。
必ず浸透率がアップするわけじゃない
▼ウワサの真相ジャッジ
判定:保湿効果はなくはない
乾燥によって肌バリア機能が低下し化粧水がしみるとき、とろみが付いた導入美容液を使って徐々に化粧水を浸透させるのはおすすめです。ただ、使うことで必ずスキンケアの浸透率が高くなるわけではないので、無理に使用する必要もありません。
化粧水の前に使うことを前提に売られている親水性のオイルなら、ブースターとしての役割があります。ただ、オイル単体としてのものは、化粧水後のフタとしてはいいけれどブースターとしては使えないので注意。
テストでわかったおすすめの高保湿化粧水は?
富士フイルム
アスタリフト
モイストローション
実勢価格:4180円
容量:130ml
▼テスト結果
保湿力 :◎+
成分 :◎+
使用感 :◯
ベタつき:◎+
高保湿化粧水を集めてテストした結果、ベストバイだったのは、アスタリフト「モイストローション」です。単品使いでも保湿力バツグンで、しっとりなめらかな肌になりました。
塗ってから30分経ってもしっとりうるツヤ!
アスタリフトの30分後の肌水分増減値は+43.2で、保湿力最下位だった製品の約10倍。ひと塗りでしっとりうるツヤ美肌が叶います。
成分も超優秀でシワに効果のある成分も配合され、まるでツヤのベールをまとったような美肌になるので、おすすめです。
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以上、保湿テクのウワサの真相ジャッジでした。
検証した3つのウワサのうち2つは「なくはない」の判定でした。SNSなどで知ったテクを我先にと試す前に、それが本当に効果が期待できるものなのかどうかを、ちゃんと自分で判断できるといいですよね。
『LDK the Beauty』2021年12月号
晋遊舎
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『LDK the Beauty』2021年12月号では、「乾燥老けからあなたを救う極上保湿コスメ」を特集しています。ぜひ、こちらもチェックしてみてくださいね。
はちみつを配合しているスキンケアを使うのはいいですね。