【2025年】UV下地（SPF30台）のおすすめランキング11選。人気商品を実際に使って比較

ファンデレスでもOKだけど美肌見せとはいかず

光を拡散し毛穴やシワなどの凹凸を目立たなくするというmsh(エム・エス・エイチ)「ザ・フラワーショップ ベース」はB評価。

UVカット率は約99%と、焼けにくさはトップクラスでUVケアアイテムとして優秀！

ただ、美肌見せ効果はそこそこ。ファンデーションがいらないくらいのカバー力があるものの、やや厚塗り感が出るのは気になります。パール効果でツヤ感がほんのり出ますが、仕上がりはマット寄りでした。

皮脂や蒸れには強いので、ベースメイクを崩したくない人や、ナチュラル感よりしっかりめにカバーができる下地がほしい人ならあり。

小鼻用や部分使いで大活躍な予感

“みずみずしい肌を保つ高保湿下地”とうたうインナーシグナル「UV+IRプロテクトベース」。ですが、こっくりとしたクリームで「伸びにくく、肌を引っ張らないと塗れないかたさ」「全顔に塗るには重すぎるテクスチャー」など、塗り心地の悪さが足を引っ張りました。

肌補整力の面では、ツヤやトーンアップ効果は感じなかったものの、毛穴カバー力の高さには驚き！ 毛穴をパテで埋めるように隠してくれました。モニターのなかには「全顔にじゃなくて部分使いのためにほしい」という人もいたほど、毛穴カバー特化な仕上がりでした。

UVカット力をテストしたところ、UVカット率は約98％で高評価！ 崩れにくさも申し分なく、暑い時期でも頼もしい商品です。

「元からお肌がきれいな人」を目指せる下地！

肌荒れ防止成分や保湿成分を配合した“美容液UVベース”のスキンフォニア「モイストスキン UVグロウベース」。

美容液UV下地というにふさわしいうるおい感のあるテクスチャーで、顔全体にストレスなく塗り広げられるのがモニターから好評でした。また、ツヤアップや毛穴カバーが叶いつるんとなめらかな肌へ。色みで補整するというよりも、肌の凹凸を埋めて補整するのが上手な商品です。ファンデをのせても美しく、下地としての実力は文句なし。

UVカット率は約92％で、今回検証したなかではまずまずな結果に。崩れにくさのテストではファンデもベースも広範囲で流れてしまい、高評価とはなりませんでした。

トーンアップというより肌が白くなる

SISI「Transformer」は真っ白なクリームの中に赤・青・黄の3色のパールが混ざっており、指でミックスすることでひとり一人の肌色になじむというトーンアップUVプライマー。

UVカット力と皮脂・蒸れ耐久力は優秀。ただ、肌補整力と使い心地が足を引っ張りB評価に。

クリームの色が変わるまで手の甲や肌の上で混ぜるのが手間なうえ、色ムラが出ないよう塗り広げるのにテクニックが必要と、少々めんどうな設計なのが使用感評価に響きました。

毛穴カバー力や凹凸補整はそこそこ。ただ、下地のみだと肌が白浮きし、ファンデを重ねるとのっぺり感が出るなど、どちらのパターンにも難ありでした。

肌なじみがいいスキンケア感覚ベース

「ハイドロフォーメーション処方」でうるおい肌が持続するというETVOS（エトヴォス）「ミネラルインナートリートメントベース」。

今回検証したカラーは「ピンクベージュ」。肌なじみがよく、ナチュラルに補整してくれる優秀カラーでした。下地単体でも重ねるほどにカバー力が上がりますが、ファンデを重ねるとツルッとした陶器肌に。ファンデの仕上がりを底上げし、ベースコスメとしての役割をしっかり果たしてくれました。

UVカット率は98%を超え、焼けにくさにも期待大！ さらに使用感を試したモニターからは「塗布後の肌がしっとり」「少量でも全顔塗れるうえしっかりカバーもしてくれて、理想的」などと絶賛されました。

唯一評価が低かったのが崩れにくさで、擬似皮脂とスチームを用いての検証では、全体がどろっと流れて残念な結果に。ほかの項目が優秀だっただけに、使うシーンが限られるのが惜しい商品でした。

ツヤとハリ感アップならおまかせ

乳液・化粧下地・UVカットが一つになったというエリクシール「デーケアレボリューション ba（医薬部外品）」。UV乳液というだけあり、とにかくなめらかなテクスチャーで塗り広げやすく、まるでスキンケアの延長という感覚！ 使い心地が評価され、使用感は見事満点です。

肌に塗布すると、スキンケア後のようなツヤ感やもっちり感がプラスされ、つるんとキレイに見せてくれた点は優秀。ただカラーレスで色みによる補整はできないので、肌悩みが少ない人向きの下地です。

UVカット率は約96%と紫外線対策に十分な成績でしたが、皮脂や蒸れによって崩れやすいのは難点。暑い時期にはベースメイクをキープするのが難しそうです。

ツヤ肌は叶うけれど青白くてやや不自然

ETVOS（エトヴォス）「薬用 UVホワイトニングクリアセラム（医薬部外品）」は、美白と肌荒れ防止の有効成分を配合した薬用美白美容液UV下地。

“青い光のコントロール効果で透明感のある肌仕上がりへ”とうたいますが、透明感というよりは青白くなり、自然なトーンアップとはいきませんでした。肌のツヤ感やファンデのつきはよく、重ねると白さは気にならなくなるので、ファンデ必須です。

崩れにくさテストでは、擬似皮脂とスチームに耐えられず大きく崩れてしまったのが残念。1本でマルチな機能を持つ商品ですが、メイク下地としてはやや力不足でした。

トップクラスのUVカット力だけれど下地としては難あり

ボーダーフリーコスメティクスの「クリアグロウリンクルUV」は、うるおい補充やブルーライト・花粉ブロックなどさまざまな機能が加わったUV下地。

UVカット率は約99%と高い数値を出し、UVケアアイテムとしての実力はあり！ 皮脂・蒸れに対する耐久力も合格ラインでした。

ただ、肌に塗布すると、テカリにも見える派手なツヤや白浮きが気になり、仕上がりがイマイチです。モニターからも「少しベタつくのでパウダーを重ねたい」と、油分多めの重たいテクスチャーを指摘する声が上がりました。

多機能をうたってはいますが、メイク下地としての機能性は不満という結果に。

もちっと感はあまりないがさっぱりした使用感が好きならあり

キス「もちみずベース」は、ちゅるんとしたやわらかいテクスチャーで、塗布直後はみずみずしさを感じましたが、しばらくするとさっぱりに変化。ウリにしている“みずみずしくさっぱりとしたテクスチャー”を実現してはいるものの、うるおい感はほどほどでした。

下地のみだと凹凸カバーなどの美肌見せ効果があまりなく、塗布前との差が少ないのが残念。ファンデのノリはよかったため、肌補整力は3点となりました。

皮脂や蒸れでやや崩れやすく、キープ力低め。UVカット率約97%と十分な成績でしたが、仕上がりや使用感が無難でお値段なり、といったところでした。

紫外線対策はバッチリも使い心地がよくない

ブランド独自の配合が肌を均一に整え、肌悩みをカバーするというシャネル「エクラ プルミエ ラ バーズ レジェール」。

UVカット率は99%以上で、日射しの強い日でもしっかり紫外線対策できそうです。

一方、肌補整力の面では気になるところも。肌に塗り広げるとポロポロと白いカスが出てきてしまい、均一に塗布することができません。毛穴カバー力や肌アラ補整力が低く、ウリの“肌悩みをカバー”は難しいです。

ポロポロが出てきてしまう点は使用感にも影響。重ね塗りするとさらにかたまりが出てきたり、スピード感を持って完成させなければならなかったりと、キレイに仕上げるにはテクニックが必要で、モニターが苦戦しました。

美肌見せが叶わないうえ崩れてしまい、下地としては不十分

今回唯一のC評価となってしまったピュア ナチュラル プレミアム「ブライトニング デイクリームUV（医薬部外品）」。

日中用クリームとUV化粧下地が1つになった商品ですが、下地として使うにはテクスチャーがかたく伸びにくいです。クリームとしての機能がある分、油膜感が強い点もモニターに不評でした。

凹凸補整やツヤアップなどの下地としての機能が心もとないうえ、ファンデのノリが悪いので仕上がりがイマイチです。また、皮脂と蒸れに弱く崩れやすいなど、低評価が連発しました。

UVカット力だけは優秀でしたが、仕上がりや崩れやすさを考えると、メイク下地としての使用はおすすめできません。

ふんわり血色感のある肌へ！ UV対策もバッチリ

高SPFのUV下地でおすすめなのは、VDL「パーフェクティング サンベース」。

毛穴や肌の凹凸をカバーしながら、ほどよいツヤ感と血色感も足してくれて、美肌見せが叶いました。塗り心地はサラッとしています。UVカット力が高く、皮脂に強いことも相まって、日射しの強い日に使いたい優秀下地です！