本家「花王クイックル」の意外な弱点
実は油汚れには不向き?今回キッチンダスターを検証してみたところ、用途ごとに選ぶべきものが違うことがわかりました。本家「クイックル」は厚手で洗剤量が少ないため、キッチン全体の軽い掃除に使う仕様。コンロのギトギトの油汚れを力でこすらなくてはならず、汚れを取りきれませんでした。

花王
キッチンクイックル
実勢価格:253円
Before

After

このように、焦げ付きがすべては取りきれませんでした。クイックルは分厚くエンボス加工された大きめシートです。キッチン全体を拭ける万能さゆえに、こびりついた汚れを落とすための洗剤液はそこまで多く含まれおらず、油汚れには不向きでした。
油汚れがピカピカに!
キャンドゥならサッとなでるだけでキャンドゥの「油よごれクリーナー」は、一度拭くだけで洗剤液が油をじわっと溶かし、力いらずかつ、薄手ながら使う枚数も少なくきれいにできます。ただし、洗剤液が残らないようすすぎ拭きを忘れずにしましょう。

キャンドゥ
油よごれクリーナー
実勢価格:108円
Before

五徳の周りにネットリとこびりついた油汚れ。
After

キャンドゥの油よごれクリーナーでサッとなでるだけで、ホコリと油が混ざった汚れもキレイに落ちます!
たっぷり染みているのがミソ!
油を溶かす洗剤がシートに
取り出した瞬間、洗剤液がヒタヒタに染みているのがわかります。軽くなでるだけで驚くほどカンタンにガンコな油汚れが取れました!

色紙にシートを押しつけてみると、キャンドゥは色が濃くなり、液でヒタヒタなのがわかります。その洗剤液が油をぐんぐん溶かしていってくれるので、なでるだけでスルスルと汚れが落ちていくんです!
洗剤液が少なくイマイチ
同じ100均でもダイソー・セリアはガシガシ使えるのが魅力のお掃除シートだが、1枚で汚れを落とせないのなら意味がない。ダイソー・セリアの商品はキャンドゥとくらべて洗剤液の量が少なく、1回の掃除で何枚も消費するハメに……。油汚れにはさっぱり効きませんでした。

ダイソー
キッチンクリーナー
実勢価格:108円
洗剤液の量はキャンドゥに続く多さだったけど、ガンガン油汚れを落とすには少なめ。すぐにシートが乾いてしまうのも減点ポイントです。

セリア
キッチンクリーナー
実勢価格:108円
洗剤液の量が明らかに足りない。ガンコな油汚れを落とすには1枚で足りず、何枚も消費することに。

セリア
強烈お掃除ウェットシート
実勢価格:108円
洗剤液の量が少ないのに加えてシートが小さい。狭い範囲の汚れなら落とせるが広範囲に向きませんでした。
セリアのほうが油が落ちる!
電子レンジ汚れは激落ちくんより水拭きでは落とせないガンコなレンジ汚れをキレイにおとせるレンジ用クリーナー。コンロ周りのクリーナーはイマイチだったセリアも電子レンジ用の除菌クリーナーは本家激落ちくんよりも液がたっぷりでキレイに掃除することができました。

レック
激落ちシート
コンロ・レンジ用
実勢価格:151円
Before

After

シートは厚手だけど、洗剤液は少なめなので、ガンコな油汚れは力を入れないと落ちませんでした。

セリア
電子レンジ用
除菌クリーナー
実勢価格:108円
Before

After

シートは薄手だけど、ひたひたに洗剤液が染みこんでいるので、軽くこするだけでギトギト汚れもしっかり取れました!
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