介護保障のなかでも認知症に特化した保険

介護保障のなかでも認知症に特化した保険

認知症保険は、介護保障のなかでも介護が必要となる原因1位の認知症に特化した保険のことです。認知症保険に加入すると、認知症と初めて確定診断された際などに、一時金または年金として保険金が支払われます。

ただし、支払い要件は商品によって異なり、診断確定後にすぐ保険金が給付されるものもあれば、所定の認知症が180日継続しなければ給付されないものもあります

また、軽度認知障害(MCI)と診断された時点で保障が受け取れる商品もあるので、加入前によく確認することが大切です。

介護のきっかけ1位は認知症。費用も家計の大きな負担に!

認知症の介護費用は安くない

厚生労働省の「2019年国民生活基礎調査」によると、介護が必要になったきっかけのトップは認知症です。認知症は進行すると日常の生活を1人で送ることが難しくなり、その分介護費用も高くなります。介護にかかる費用の平均額(下グラフ)をみてみると、月額8.3万円というデータがあり、10万円以上かかっている人は、3割以上にも上ります。このことから、介護になると月額が10万円以上の出費がかかることも少なくありません。また、住宅改修や介護ベッドなどの購入で、一時費用が平均74万円と高額な出費となっています。

◎ 毎月の介護費用は平均いくら?

◎ 毎月の介護費用は平均いくら?

出典:生命保険文化センター「令和3年度 生命保険に関する全国実態調査」

◎ 認知症ってどんな症状?

◎ 認知症ってどんな症状?

◎ 介護が必要になった主な原因

◎ 介護が必要になった主な原因

※出典:厚生労働省「令和元年国民生活基礎調査」

認知症保険は「年金」か「一時金」の2種類

認知症による介護は長期間に渡ることも少なくないため、一時金タイプよりも、一生涯保障を得られる年金タイプがおすすめです

◎ 認知症保険は「年金タイプ」か「一時金タイプ」の2種類

◎ 認知症保険は「年金タイプ」か「一時金タイプ」の2種類

最重要ポイントは「MCIに対応しているか」

最重要ポイントは「MCIに対応しているか」

MCIに対応している商品を選ぼう

認知症の前段階であるMCI。認知症保険のなかには、軽度認知障害保障特約を付加することで、MCIの診断確定で年金や一時金を受け取ることができる商品もあります。
こうした商品を選び、MCIの段階から治療することで認知症の進行を抑えることができます。

◎認知症高齢者の数(平成24年)

◎認知症高齢者の数(平成24年)

※厚生労働省「第115回社会保障審議会介護給付費分科会資料」

MCI検査の提供もある

認知症保険には、MCIの兆候を調べる検査が受けられる商品もあるので、注目です。

◎MCI検査の内容

◎MCI検査の内容

以上のポイントを抑え、識者が選んだ認知症保険ランキングを発表します!

1位基本保障とオプションのバランスがよい|SOMPOひまわり生命「笑顔をまもる認知症保険」
 

SOMPOひまわり生命
「笑顔をまもる認知症保険」

認知症と診断されると一時金が受け取れます。MCI(軽度認知障害)でも、保険金額の5%が受け取れます。骨折の治療を受けると給付金を受け取れ、ひび(亀裂骨折)や疲労骨折も対象です。不慮の事故または所定の感染症により死亡した場合保険金を受け取れます。オプションでは、要介護1や要介護3などの条件で給付金を受け取れる保障をつけることができ、認知症が原因以外の介護に備えることもできます。

▼月払保険料の例

年齢 月払保険料
50歳男性 2410円
50歳女性 2840円

▼保険料条件

限定告知認知症一時金特約の基準一時金額 骨折治療給付金 保険期間、保険料払込期間
100万円 5万円 終身
黒田尚子 氏
ファイナンシャルプランナー
黒田尚子 氏 のコメント

軽度認知障害でも一時金の5%を受け取れます。

2位年金・一時金から選択できる|朝日生命「あんしん介護 認知症保険」
 

年金・一時金から選択できる|朝日生命「あんしん介護 認知症保険」 

朝日生命
「あんしん介護 認知症保険」

年金タイプと一時金タイプから選択できます。どちらも要介護1以上の認定かつ所定の認知症と診断されることが支払要件で、以降の保険料払込も不要になります。MCI(軽度認知障害)を保障する特約もあります。

▼月払保険料の例

年齢 月払保険料
50歳男性 2043円
50歳女性 2451円

▼保険料条件

認知症介護一時金額 保険期間、保険料払込期間 支払方法
300万円 終身 月払口座・クレジットカード料率
平野雅章 氏
全国ファイナンシャルプランナー相談協会 代表理事
平野雅章 氏 のコメント

年金タイプと一時金タイプの保険を自由に組み合わせができます。両方とも要介護1以上かつ、所定の認知症が支払い要件で、比較的保険金を受け取りやすいのが特徴です。

3位認知症予防に注力したタイプ|太陽生命「ひまわり認知症予防保険」
 

認知症予防に注力したタイプ|太陽生命「ひまわり認知症予防保険」 

太陽生命
「ひまわり認知症予防保険」

認知症と診断されると継続日数の要件なしで給付金を受け取れます。
また、契約1年後から2年ごとに予防給付金を受け取れるプランも。予防給付金をMCIスクリーニング検査の費用に利用することもできます。
請求手続きをサポートしてくれる「かけつけ隊」もあります。

▼月払保険料の例 ※インターネットチャネル「スマ保険」の保険料。加入経路により条件は異なる。

年齢 月払保険料
50歳男性 3799円
50歳女性 4251円

▼保険料条件

認知症診断保険金 予防給付金 死亡保険金 保険期間、保険料払込期間
100万円 2万円 50万円 終身
酒井富士子 氏
経済ジャーナリスト
酒井富士子 氏 のコメント

MCIスクリーニング検査など、認知症予防への取り組みもしっかりサポートしてくれます。

4位: 重度の認知症なら年金額がアップ!|フコク生命「ずっとあんしん ケアダブル」

4位: 重度の認知症なら年金額がアップ!|フコク生命「ずっとあんしん ケアダブル」

フコク生命
「ずっとあんしん ケアダブル」

▼月払保険料の例

年齢 月払保険料
50歳男性 1680円
50歳女性 2106円

▼保険料条件

介護終身年金特約〈認知症加算型〉特約年金額 保険期間・保険料払込期間 支払方法
60万円 10年 月払口座振替

要介護2以上と認定または、所定の要介護状態が一定期間継続したとき、一生涯年金を受け取れます。所定の重度認知症に該当している場合は、年金額が1.5倍にアップするので、認知症への保障が手厚い商品です。また、介護が必要になった場合に、一時金を受け取れる介護保障特約(有期型)と合わせて加入すれば、介護が必要になった場合にかかる初期費用にも備えることができます。

竹下さくら 氏
ファイナンシャルプランナー
竹下さくら 氏 のコメント

要介護2以上に認定された場合など、年金の受け取りは一生涯。また、重度の認知症時に年金額が50%加算されます。

4位: 介護に特化したプランで認知症を一時金で保障!|三井住友海上あいおい生命「&LIFE 終身保険(低解約返戻金型)」終身介護・認知症プラン

三井住友海上あいおい生命
「&LIFE 終身保険(低解約返戻金型)」終身介護・認知症プラン

▼月払保険料の例

年齢 月払保険料
50歳男性 1万1163円
50歳女性 1万4467円

▼保険料条件

終身介保険(無解約返戻金型) 終身介護保障特約(無解約返戻金型)(18)
5年確定年金・一時金なし型
認知症一時金給付特則あり 保険期間・保険料払込期間
保険金額:10万円 年金額:60万円 50万円 終身・60歳

終身介護保障特約と、認知症一時金給付特則を付加すると、要介護2以上の状態で、一時金を受け取ることが可能です。認知症リスクに手厚く、認知症一時金として、50万・100万・200万円・300万円を選択できます。

永井俊 氏
ファイナンシャルプランナー
永井俊 氏 のコメント

最高300万円まで一時金を受け取れる認知症一時給付特則があります。

6位: MCIでも一時金が一部給付|日本生命「ニッセイ みらいのカタチ認知症サポートプラス」

6位: MCIでも一時金が一部給付|日本生命「ニッセイ みらいのカタチ認知症サポートプラス」

日本生命
「ニッセイ みらいのカタチ認知症サポートプラス」

認知症と診断されると一時金が受け取れます。またMCIの診断でも一時金の10%を受け取れるので安心。所定の三大疾病等になると保険料払込免除を受けられる特約の付加も可能です。

▼月払保険料の例

年齢・性別 月払保険料
2022年4月1日以前
月払保険料
2022年4月2日以降
50歳男性 1427円 1449円
50歳女性 1737円 1768円

※2022年4月2日以降の保険契約から保険料が改定され、保険料が変更になる予定です
※所定の条件に基づき他の保険と組み合わせた場合の当保険の保険料

▼保険料条件

認知症診断保険金額 保険期間 保険料払込期間
100万円 終身 105歳払込
田中香津奈氏
ファイナンシャル プランナー
田中香津奈氏 のコメント

軽度認知症でも一時金の10%を受け取れます。

6位: 貯蓄を兼ねた商品|太陽生命「終身認知症年金保険」

太陽生命:終身認知症年金保険:保険

太陽生命
終身認知症年金保険

保険料の払い込みは一括払いのみで、支払い希望保険料は予算にあわせて、80万円~300万円まで5万円刻みで設定できます。認知症で所定の状態が180日間継続すると「基本認知症年金」を一生涯受け取れます。年金を受け取ることなく、死亡給付金を受け取り可能です。また、69歳までに加入すれば、5年間で支払った保険料を「解約払戻金額」が上回るという貯蓄性も魅力です。

▼基本認知症年金額の例(II型・希望保険料100万円の場合)
※インターネットチャンネル「スマ保険」の保険料。加入経路により条件は異なる。

年齢 一括前払い保険料
50歳男性 99万9950円
50歳女性 99万9950円

▼保険料条件

基本認知症年金額
(50歳・男性)
基本認知症年金額
(50歳・女性)
保険期間 支払保証期間 保険料払込期間
5万2612円 5万2261円 終身 20年 5年(全期前納)
平野雅章 氏
全国ファイナンシャルプランナー相談協会 代表理事
平野雅章 氏 のコメント

50歳女性の場合5年後の返戻率が102%と低金利下では好条件です。

6位: 付帯サービスが充実!|第一生命「ジャスト 認知症保険」

第一生命:ジャスト 認知症保険:保険

第一生命
ジャスト 認知症保険

認知症と診断され、かつ要介護1以上と認定されると一時金を受け取れます。認知機能低下の早期発見に役立つアプリや、緊急時に家族に代わって訪問してくれるなど付帯サービスも充実しています。

▼月払保険料の例

年齢 月払保険料
50歳男性 3249円
50歳女性 3885円

▼保険料条件

認知症保険金 保険期間・保険料払込期間
300万円 終身
松浦建二 氏
ファイナンシャルプランナー
松浦建二 氏 のコメント

わかりやすい保障内容で、ALSOK連携等の特徴的なサポートも付いています。

6位: 死亡保障と介護をダブルで保障|東京海上日動あんしん生命「長生き支援終身」

6位: 死亡保障と介護をダブルで保障|東京海上日動あんしん生命「長生き支援終身」

東京海上日動あんしん生命
「長生き支援終身」

公的介護保険制度で要介護2以上と認定、または介護状態になったとき、介護保険金を一時金として受け取れます。健康祝金を受け取るタイプの場合は、保険金を受け取ることなく所定の年齢に達すると健康祝金を受け取れます。脳の健康度チェック、脳機能向上トレーニングや介護のお悩み電話・訪問相談サービスなど、付帯サービスも充実しています。

▼月払保険料の例

年齢 月払保険料
50歳男性 1万2168円
50歳女性 1万2072円

▼保険料条件

保険金額 健康祝金受取 保険期間 保険料払込期間 保険料払込免除特則
200万円 あり(80歳・85歳・90歳) 終身 65歳まで なし
永井俊 氏
ファイナンシャルプランナー
永井俊 氏 のコメント

死亡保障と同時に、認知症の保障を用意でき解約返戻率も高めで、健康で長生きした場合は、老後資金としても使えます。

おわりに

ここまで、保険のプロが選ぶおすすめの認知症保険ランキングをご紹介しました。いざというときのための備えはとても大切です。万一のときのために、ぜひこの記事を参考にベストな認知症保険を見つけてください!

また、今回の認知症保険とは別に、医療保険や収入保障保険などのランキングをサンロクマルで公開中です! 気になる方はぜひそちらもあわせてご確認くださいね!

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