車内にも使える撥水性、汎用性が◎
ボディーコーティング剤は車のボディをシリコンやフッ素などを含んだ物質を塗布し、強靭な被膜を形成するものです。汚れや水が付いてもすぐに落とせるようになり、洗車後の水拭きもラクになります。なので、塗ってしまえばラクなのは間違いないのですが「そもそもコーティング剤を塗るのが面倒」となってしまうことって多いですよね。
そこで今回は作業をいかに簡単にできるかを中心に、ツヤや光沢、塗布後の撥水性などを総合して比較。中でも抜群の汎用性を示したのがこちらの製品でした。
ボディにもホイールにも使えて1本あると心強いゼロドロップ
シュアラスター
ゼロドロップ 150ml
実勢価格:983円
繰り返し塗布することで使い勝手が増す高撥水タイプの。ボディを美しく保つのはもちろん、ホイールやヘッドライト、車内の樹脂パーツにも使用できるのが最大の特徴です。塗布しておけば雨風はもちろん、手垢やヤニ汚れからも車を守ってくれます。この利便性は他の製品には見られないところ。一本備えておけば愛車を長く、綺麗に使い続けることができるでしょう。
洗車して砂やホコリを落としたら、50cm四方に1回の割合でスプレーし、クロスで塗り伸ばすように拭き取るだけでOK。誰でも簡単に、短時間で塗布できます。
ボディだけでなくホイールやガラスにも使用可能。泥汚れもすぐに落とせるようになります。
車内の樹脂パーツにあらかじめ塗り込んでおけば、手垢汚れにも強くなります。車内まで使えるコーティング剤はなかなかありません。
なお、同社の製品には親水性の「ゼロウォーター」、さらに撥水力を高めた「ゼロプレミアム」もありますので、最適なタイプをお選びください。
タオルで塗って拭き取るだけ撥水力と輝きを与える
トップ・ギア
MUSUI 3D Coat
実勢価格:2376円
こちらはタオルに吹き付けて塗り込み、その後に乾拭きすることで、結合力が強い被膜を形成します。塗布後は「超撥水」と呼べるほどの水落ちの良さで汚れに対する強さもバッチリでした。塗布に必要なタオルが2枚同梱されているところも親切です。
付属タオルの一方を軽く濡らして四つ折りに。そこにコーティング剤を5回ほどスプレーします。
それをボディのパーツごとにしっかりと塗り込んでいきます。
仕上げに乾いたタオルでやさしく拭き上げれば完成。一本でおよそ普通車7台分をコートすることができます。
被膜の美しさを追求9カ月間効果が持続
ウイルソン
美膜ボディコート(リキッドタイプ)
実勢価格:3130円
「被膜から美膜」をウリにしているコーティング剤で、こちらはフッ素被膜により、表面の滑りやすさが持続。ボディを傷める原因となる紫外線にも強く、変色をしっかり防ぎます。効果の持続時間も9ヶ月と長く、スポンジでしっかり塗り込む工程が「しっかりコーティングしている」気分を高めてくれます。
ボトルを振ったら付属のスポンジに液を数滴含ませます。
これをボディに滑らせるように塗り込んでいきます。汚れ防止の手袋も付属しているのでしっかりはめて作業しましょう。
仕上げにクロスで拭き上げれば完成です。これでここから先9カ月は美しさが持続しました(テスターの場合です)。
また、リキッドタイプのほか、ミストやムースタイプの製品もあるので、好みに合わせてチョイスしてください。
750mlの大容量コーティング施工車にも使えます
SONAX
エクストリーム ブリリアント
シャイン ディテイラー
実勢価格:2834円
ハイブリットポリマー技術で撥水効果は3カ月間。研磨剤を用いないノーコンパウンドタイプの製品なので、新車やコーティング施工車に使うのにも適しています。何より750mlの容量が大きな魅力。中型車ならば14回使うことができるので、3ヶ月ごとに使っても、1本買うだけで3年以上綺麗を保てます。
洗車で汚れを落としたら、ドア1枚に対して2~3回くらいの感覚で噴射しましょう。
次いで、液が乾かないうちに付属のクロスで拭き上げます。水分を一緒に拭き取りながら仕上げていきます。
今回比較したコーティング剤はどれも甲乙つけがたい美しさを提供してくれました。ボディを美しく保つ目的で使うなら、どれも満足のいく性能を発揮してくれるでしょう。その上で車内にも使える「ゼロドロップ」が汎用性の部分で頭一つ抜き出た結果となりました。「1本で全部を済ませてしまいたい」という方には、特にこちらをオススメしておきます。
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