自動車 実際にバッテリーを上げてテストを行いました

いざクルマに乗ろうとしたとき、バッテリーがあがってエンジンがかからなくなることほど絶望的なことはありません。ましてや助けてくれるほかのクルマがない状況では完全にお手上げ。

そんな時にあなたを救ってくれるのが、バッテリーにつないでエンジンをかけられる、ジャンプスターターです。今回は3つの製品を比較しましたが、使ってみて分かったのは「安心感」に大きな差があるということでした。


検証方法

実際にバッテリーを上げてテストを行いました イメージ

2.0Lのクルマのバッテリーを落としたのち、30回のスタートテストを行いました。ちなみに、テストのためクルマのエアコンなどを着けっぱなしにしてバッテリーが上がるまで待機しましたが、これが案外長くて辛かった……というのは余談ですね。

S評価 ケーブルの長さと質が一番の安心感

CAR ROVER:ジャンプスターター 14000mAh

CAR ROVER
ジャンプスターター 14000mAh
実勢価格:6899円
バッテリー容量:14000mAh

エンジンスタート回数:30回クリア

ケーブルの長さと質が一番の安心感 イメージ

30回クリア後も残量56%と表示。このパワフルさは見事です! しかし、それよりも「あ、これ便利」と実感したのは、ケーブルが長く、質がよかった点にあります。

ケーブルの長さと質が一番の安心感 イメージ2

上写真の右2つは同時に比較したほかの製品のケーブルで、左が本製品です。ケーブルをバッテリーのプラスとマイナスにつなぐ時にギリギリの長さしかないと、何かのはずみで外れてしまわないかとハラハラしますが、本製品だけは余裕がありました。

また、付加機能が多いのもポイントです。

まずはLEDライト。ストロボ点灯、SOSモールス信号点灯など3段階に切り替えることができます。

ケーブルの長さと質が一番の安心感 イメージ3

モバイルバッテリーとしても使えます。他製品も同様の使い方ができますが、本製品は付属のケーブルの充実さがハンパない!

ケーブルの長さと質が一番の安心感 イメージ4

ご覧の通り、iPhone、iPad、Androidなどに対応し、USBポートも2口あります。

ジャンプスターターとしての性能、そしてこの汎用性の高さ。満場一致でベスト選定となりました。

A評価 Amazon最多レビューも十分なスタート回数

BESTEK:ジャンプスターター 12V専用エンジンスターター

BESTEK
ジャンプスターター 12V専用エンジンスターター
実勢価格:6520円
バッテリー容量:13600mAh

エンジンスタート回数:30回クリア

Amazon最多レビューも十分なスタート回数 イメージ

こちらもテスト自体は軽々とクリアできました。が、スタート自体には安定感があるのですが、ケーブルの長さが結構ギリギリ。使っている最中に何らかの衝撃があった場合には外れてしまわないかと心配になりました。

B評価 コンパクトがウリ世界最小サイズ

ZELLA:V12マルチチャージャー

ZELLA
V12マルチチャージャー
実勢価格:7980円
バッテリー容量:7500mAh

エンジンスタート回数:29回で終了

コンパクトがウリ世界最小サイズ イメージ

コンパクトなサイズですが、そのぶん、パワーも少なめ。ケーブルも短く固いため、ちょっと怖かったです。

ただ、210gという軽さは魅力。スマホを持つような感覚で持ち運べるので、車種が合えば最適な相棒になるかもしれません。

自動車 購入前に絶対確認すべきバッテリーのタイプ

購入前に絶対確認すべきバッテリーのタイプ イメージ

バッテリーのプラスとマイナスの距離が大きいタイプは、ケーブルが届かない可能性があります。ジャンプスターターを購入する前に、この点は必ず確認してください。


愛車の窮地を救ってくれるジャンプスターター。寒い時期が到来する前にぜひ手に入れてみてはいかがでしょうか。ただし、マメな充電はお忘れないようご注意ください!