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※『LDK the Beauty』2019年8月号、同2020年7月号の情報を編集したものです。価格が変動している場合や在庫切れしている場合があります。
シミ、そばかす……改善したい!
「美白には興味あるけど、ケア方法がわからない……」「頬のシミ、どうやって消せばいい?」美白コスメを頑張って使っているのに効果を実感していなければ、もしかしたら、大事な美白の常識が抜け落ちているかもしれません。そんな女性が気になる美白のあらゆる疑問に、美容のプロたちが答えてくれました!
現在独自で美白ケアを頑張っている人も、これから頑張ろうと思っている人も、この機会に正しい知識を身につけて、効果的なスキンケアをおこないましょう。
【1】そもそも美白とは「予防&改善で白い肌を維持する」コト
美白=肌を漂泊して白くする、と思われがちですが、それは誤解です。
美白とは、くすみを改善して顔全体をトーンアップさせたり、予防&改善でシミを目立たなくしたり、肌の白さ・明るさを一定に保つことを言います。以下が美白の基本ステップです。
1:メラニン生成を抑えてシミ予防
肌内部に潜むメラノサイトの活動を弱めてシミの発生を「予防」します。
2:できたばかりのシミを改善
シミができてしまった場合は、ごく初期の段階で目立たなくなる「対策」を。美白美容液に配合されているビタミンCなどの美白成分が、シミのもとであるメラニン色素を還元してくれます。
3:肌のキメを整えてトーンアップ
強い日差しや乾燥でダメージを受けたお肌はトーンダウンしがち。荒れた角質の補修や保湿をしてキメを整えましょう。
メラニンを過剰に増やさないための日々の予防と、肌のコンディションを整えて明るい肌色をキープすること、その2本柱が美白の基本。たったそれだけで肌をワントーン白く見せられます。
【2】お肌の透明感はメイクで出すには限界があります
日焼け肌が気になって、必要以上に下地やファンデーションを塗り重ねてしまっている人はいませんか?
化粧では地肌は白くなりません。それどころか、塗りすぎると白浮きして不自然になってしまうことも……。
ツヤのある本物の透明肌を手に入れたいなら、毎日コツコツ美白ケアをするのが一番なのです。
【3】美白に効果アリなスキンケアアイテムは美容液でした
美白化粧水、乳液、美容液……。「美白」とうたうケアアイテムは数多くあれど、本当に美白ケアに必要なのは美白美容液のみなんです。
美白用の化粧水や乳液は美白成分がわずかしか配合されていないものが多いんです。もちろん普段お使いのものをそのまま使い続けてOK。ただ、シミの予防・初期シミの改善を期待するなら、各メーカーが販売している美白美容液を毎日のスキンケアに取り入れましょう。
サンロクマルからおすすめする美白美容液はこちら!
エトヴォス(ETVOS)
薬用 ホワイトニングクリアセラム(医薬部外品)
実勢価格:5400円
容量:50ml
過去の検証で15製品中1位に輝いたのは、最大で68個もの潜在シミを減らしたETVOS「薬用 ホワイトニングクリアセラム」。美白と肌荒れ防止の有効成分のほか、エタノールや香料不使用で敏感肌でも使える成分配合が特徴です。
モニターを使った潜在シミ改善度でも高評価で、敏感肌の人でも安心して使える処方です。
価格=効果というワケではない!
製品の販売価格はさまざまな要素から決まるため、高い=良品とは限りません。その証拠に「透明白肌」は、プチプラながらも『LDK the Beauty』のテストで好成績を残しました。大事なのは、自分に合う美容液を長く使うことです!
石澤研究所
透明白肌
薬用Wホワイトエッセンス(医薬部外品)
実勢価格:2160円
容量:50ml
プチプラ価格ながら実力を発揮した石澤研究所「透明白肌」。潜在シミ改善度、成分ともに高評価でした。
▼美白美容液15製品の効果を検証した記事はこちら!
【4】シミの対策は種類によってアプローチ方法が異なります
シミの種類によっては、美白美容液だけでは効果が期待できない場合も。シミは主に以下の3種類に分類でき、それぞれ対応策が異なってきます。
[1:初期シミ・色素沈着]
初期の薄いシミや、虫刺され・ニキビ跡などの色素沈着は……美白美容液を使い続ければ薄くなる可能性が高いです。
[2:肝斑]女性ホルモンの乱れが主な原因の肝斑は、左右対称に両頬へ薄く出てくるのが特徴。
そんな肝斑には、美容液+内服薬(トラネキサム酸)の服用で体の内側と外側からケアするのが効果的です。
[3:そばかす・濃いシミ]
濃いシミや遺伝的なソバカスは美白美容液だけでは治せません。
レーザー治療や外用治療の検討を。ただし、普段からの紫外線対策と美白ケアも怠らずにおこなっていきましょう。
レーザー治療を受けてもUVケアを怠れば元どおりに!
【5】色白と色黒、UV対策がより必要なのは、実は…
スキンケアと並行して、紫外線対策もしっかりおこなうのが美白の秘訣。紫外線を受けてシミができやすいのは、実は色黒さんよりも色白さんです。
色黒さん
黒い日傘のように太陽光を吸収する色黒さんは、紫外線を防ぐ力が強いのです。
色白さん
一方色白さんは、ビニール傘のように太陽光を皮膚下に通してしまうため、シミができやすいという特徴が……。
どちらの場合もUV対策は必要ですが、色白さんはより入念に紫外線対策をおこないましょう!
【6】美白対策は夏だけの季節限定じゃありません
日焼けする夏場だけ美白ケアをすればいい、というのは大きな間違い!
出典:(独)国立環境研究所 有害紫外線モニタリングネットワーク事務局つくば局観測データ 2002年~2010年の平均値
美白製品の新作の多くは春夏に発表されるので惑わされがちですが、上のグラフのように、紫外線は年中存在しています。シミの原因であるメラノサイトも一年中活動しているので、美白ケアは季節を問わず続けることが重要です。
冬場も紫外線対策が必要です!
以上、美白に憧れる人なら知っていて欲しい美白のキホン情報をお届けしました。
やはり効果テキメンなのは美白美容液! 日ごろからしっかりケアし、内からツヤめく透明感たっぷりなお肌の維持を目指しましょう!
効果を実感するには1~2カ月かかります。