マニキュアの選び方と塗り方をプロに教えてもらいました!
セルフネイルをするとき、ムラになったりスジができたりして、キレイにネイルが塗れないときってありますよね。せっかく時間をかけて塗っても、すぐに剥がれてしまうことも…。
「不器用だから仕方ない」と思ってあきらめていませんか? 実は、あなたがキレイにネイルを塗れないのは、マニキュアのせいなんです!
プロのネイリストに取材したところ、マニキュアの液によって、ムラになりやすいものとムラになりにくいものがあるんだとか。しかもハケ幅の違いでも仕上がりに差が出るんだそう。
そこで今回は、失敗しないマニキュアの選び方と塗り方をご紹介します!
【選び方①】サラサラ液ならムラ・ヨレ知らずの仕上がり!
購入前に仕上がりがキレイなマニキュアを見分けるコツは、ズバリボトルを傾けることです。
傾けてすぐに液が移動するマニキュアは、サラサラとした質感で塗りやすいタイプ。逆に、移動に時間がかかるものは、ドロドロとした液でムラになりやすいんだそう。サラサラの液は、クリア系やティント系カラーに多いです。
【クリア系カラー】
傾けるとすぐに液が移動しました。ボトルの側面にも液がへばりついておらず、サラッとしているのがわかります。
▼クリア系カラーのネイル
エテュセ
ジェルカラーコート RS2(ばらいろ)
実勢価格:1026円
かなり薄づきですが、重ね塗りでしっかりと色味が出ます。2~3度塗り重ねてもヨレずに塗りやすいです。
【ティント系カラー】
ボトルを傾けると、やや側面に液が残りましたが、すぐに流れ落ちました。
▼ティント系カラーのネイル
コーセー
NAIL HOLIC
Juicy color RD404
実勢価格:324円
血色感のあるカラーで爪の色味をアップしたい時にも使えそう。スルスル伸びて塗りやすいです。
一方、液がもったりしてドロドロしているものは、ハケ跡が残ったり色ムラになりやすく、乾くのにも時間がかかります。特にパール系やホワイト系は、テクスチャーが硬めのものが多い傾向に。
【パール系カラー】
傾けてもすぐには液が移動せず、側面にくっついたまま。時間が経つとゆっくり落ちていきましたが、ボトルの側面には液が残っていました。
▼パール系カラーのネイル
コーセー
NAIL HOLIC
Sheer pearl color PK817
実勢価格:324円
爪に塗ってみるとムラになりました。なれないうちは上手に塗るのが難しいかもしれません。
【ホワイト系カラー】
ボトルを傾けても中がほとんど見えないほど、ボトルの側面に液が張り付いています。こんなボトルは塗りづらい可能性が高いです。
▼ホワイト系カラーのネイル
コーセー
NAIL HOLIC
Classic color WT005
実勢価格:324円
爪に塗ってみると、ハケの跡が残ってしまいました。キレイに仕上げようと重ねれば重ねるほどムラに…。完全に白じゃなくても、白の割合が多いマニキュアの場合は、塗りにくい可能性が高いです。
まずはサラサラしているクリア系のカラーから始めてみるのがおすすめですよ。
【選び方②】塗りやすいハケは適度に長くて幅広なもの!
塗りやすいマニキュアを選ぶためのもう1つのポイントは、ハケの長さと幅。ボトルに対して適度な長さがあり、ハケが幅広のものだと、ひと塗りでキレイに仕上がります。
【ハケの長さ】
ボトルに対して持ち手とハケが長いと、力を入れなくてもスッとキレイに塗れます。初心者さんほど、ハケが長いものがオススメです。
▼ハケが長いネイル
OPI
インフィニット シャイン
ネイルラッカー ISL F81
実勢価格:2376円
【ハケの幅】
ハケが幅広のマニキュアは、ひと塗りで広範囲に色がつくので、何度も塗り直す必要がありません。重ね塗りをする回数が減るので、ムラやヨレも防げます。
▼幅広のネイル
パルファン・クリスチャン・ディオール
ディオール
ヴェルニ<ロリグロウ>
限定色 764 ボブシクル
実勢価格:3080円
マニキュアを購入する前に、テスターなどを使ってハケの状態を確認するのがおすすめです。
【塗り方】一定の力で塗ればプロ顔負けの仕上がりに!
塗りやすいマニキュアを選んだら、いよいよ爪に塗っていきましょう。ネイリストに聞いたキレイに塗るためのポイントを順番にご紹介します!
[STEP①]ベースコートを塗る
まずはベースコートを塗ります。爪先の白いエッジ部分から塗り始めて、全面を塗ります。片手が終わったら反対も同じように塗ります。手は机などにつけて、動かないように固定して塗るのがポイントです。
どうしても手が動いてしまう人には、こんなアイテムがおすすめ。
セリア
NAIL STAND
実勢価格:108円
セリアで売っているネイルスタンド。ネイルを塗る指にはめて使います。
吸盤でしっかりと指を固定できるので、ブレることなくネイルが塗れます。
[STEP②]マニキュアを塗る
ベースコートが乾いたら、マニキュアを重ねて塗ります。先ほどと同じように爪の先端(フチ)から塗りましょう。先端より前に爪全体を塗ってしまうと、先端が盛り上がってしまいます。
また、爪全体を塗る時は、爪の中心→左サイド→右サイドに分けて塗ると、境目ができません。薄く塗ると早く乾いて時短になります。
セリア
シリコンネイルアートペン
SQUARE 平筆タイプ
実勢価格:108円
もしネイルが指にはみ出してしまったら、シリコンペンで修正できます。
程よい柔らかさで爪のキワにもしっかりフィットするので、綿棒で直すよりもキレイに修正できます。
[STEP③]乾いているか指でチェック
塗ってからある程度時間が経ったら、指で軽く触って乾いているかチェック。完全に乾いたらトップコートを塗ります。
もし、乾く前に触ってネイルがヨレてしまったら、ハンドクリームを使ってなじませましょう。ハンドクリームの油分でヨレが目立たなくなります。
手にハンドクリームを出して量を調節してから、爪に軽くポンポンとつけます。
[STEP④]トップコートを塗る
最後にトップコートを塗ります。こちらも最初に爪の先端を塗ってから全面を塗ると、キレイに仕上がりますよ。
ちなみに、ネイルが乾くまでが心配という人には、ネイルガードがおすすめです。
セリア
ネイルガード
購入価格:108円
指の1本1本をカバーして爪をガードしてくれます。S~Lサイズまであるので、指のサイズに合わせて選びましょう。
透明なので、取り付けた後もネイルが見えやすいです。
[STEP⑤]完成!
トップコートが乾いたら完成です!ジェルっぽいツヤが欲しい時は、トップコートを2度塗りしてみてくださいね。
また、マニキュアを落とすときには、爪を傷めないアセトンフリーのリムーバーがおすすめです。
セリア
ノンアセトンエナメルリムーバー
実勢価格:108円
アセトンフリーのリムーバーなら爪を傷めにくいです。ラメやパーツのないワンカラーのネイルなら、アセトンフリーでもしっかり落ちますよ。
ティッシュにつけるよりもコットンを使う方が簡単に落とせます。
以上、マニキュアの選び方と塗り方をご紹介しました。セルフネイルを楽しんでみたいという方は、ぜひ今回の記事を参考に塗ってみてくださいね!