最強のドライブレコーダーはどれ?
改正道路交通法の施行から、危険行為に規定された「あおり運転」。
「妨害運転罪」として取り締まりの対象になった影響もあり、ドライブレコーダー(ドラレコ)の導入需要、より高性能な機種への買い替え需要が増加しています。
そこで雑誌『MONOQLO』は今回、自動車評論家とカーグッズライターにご協力いただき、2カメラタイプのドライブレコーダー5製品の比較検証を実施。初心者にもピッタリなオススメを探しました!
早速ですが、気になる第1位はカロッツェリア!
【1位】カロッツェリア「VREC-DZ810D」
カロッツェリア
VREC-DZ810D
結果先出しですが、4K録画での美しい映像や夜間でも鮮明な点が評価され、第1位はカロッツェリア「VREC-DZ810D」が受賞しました!
注目すべき本製品の魅力はランキングでたっぷりお伝えするとして、まずは今回のテスト方法をご説明します!
ドライブレコーダーの比較方法は?
今回は、自動車評論家・会田肇氏とカーグッズライター・平岡祐輔氏にご協力いただき、2カメラタイプのドライブレコーダー5製品を比較。
以下7項目でテストを実施しました。
【テスト項目1】昼・前カメラ
【テスト項目2】昼・後カメラ
【テスト項目3】夜・前カメラ
【テスト項目4】夜・後カメラ
【テスト項目5】画角の広さ
【テスト項目6】操作性
【テスト項目7】付加機能
昼夜実際に走行し、前後カメラの映像をチェック。スイッチの操作性や付加機能も調べました。
なお、装着車のリアウインドウはスモークタイプで斜めになっており、露出は±0にしているので暗く映りやすい状態です。
ドライブレコーダーのおすすめは?
【1位】カロッツェリア「VREC-DZ810D」
- カロッツェリアVREC-DZ810D
- 最安価格: ¥21,604〜
- 前カメラ(昼)
- 後カメラ(昼)
- 前カメラ(夜)
- 後カメラ(夜)
- 画角の広さ
- 操作性
- 付加機能
- おすすめポイント
-
- 4K録画で映像がキレイ
- 夜でも暗くならず鮮明!
- がっかりポイント
-
- 前カメラは左右に動かせない
- 幅
- 89mm(フロント)、50mm(リア)
- 奥行
- 51.2mm(フロント)、26.4mm(リア)
- 高さ
- 65.7mm(フロント)、37.5mm(リア)
- 重量
- 172g(フロント)、28g(リア)
- 画面解像度
- 3840×2160(フロント)、1920×1080(リア)
- 液晶サイズ
- 3型
- 型番
- VREC-DZ810D
視界を邪魔しにくいデザイン
昼夜・前後とも、見た目以上にハッキリした映像です
前カメラは4K録画に対応しているので、映像はとてもキレイ!
街の様子は実際の見た目どおりで、横断歩道を渡る人の表情もよくわかります。
本体にはアームが付いておらず、直接フロントガラスに貼り付けるタイプなのでフロントウインドウとカメラレンズとの位置が近く、映り込みも軽減されています。
また前カメラにはSTARVIS技術搭載のソニー製CMOSセンサーと、パイオニア独自の「AI-ISP」画像認識技術との組み合わせにより、夜間でも鮮明に録画ができています。
それでいて明るすぎて白飛びすることがなく、ちょうどいい具合の見やすさとなっているのがポイントです。
後カメラはフルHD録画なので前カメラほど鮮明ではないものの、明るめで見やすい印象。
暗めな場所でも周囲の様子がよくわかります。
昼間・前
前カメラの解像度は4K(3840×2160)と高く、実際の見た目以上にキレイな映像です。
200m以上離れた遠くの看板を拡大してみても、文字がしっかり読み取れます。
画角は水平が115°、垂直が60°です。
比較した製品と比べると狭めですが、画角を広くすることによる解像度低下を防いでおり、画面左右の歪みも少なめ。
昼間・後
検証した車のリアウインドウにはスモークが貼られており、カーブが付いているため暗く映りやすいのですが、実際の映像はそれほど暗くなっておらず、遠くの看板や近くの車のナンバープレートの文字や数字も読み取れます。
画角は水平125°、垂直65.4°と広めです。
夜間・前
夜間の前カメラ映像は実際の見た目より明るめで、街灯が少ない暗めな場所でも様子がよくわかります。
解像度が高いため、遠くの看板も昼間と同じように読み取れます。
車のナンバーにライトがあたっていても白飛びしていません。
夜間・後
解像度が1920×1080なので全体的に前カメラよりは少し解像度が低い映像になっていますが、スモークガラス越しでも暗くなっていません。
遠くの看板の文字も読み取れます。
後ろに停まった車のナンバープレートも見やすいです。
大型画面で操作しやすく、駐車監視機能も付いている
車線からの逸脱、前方車両の発進、走行中の先行車への接近を知らせてくれる安全運転支援機能は安心感があります。
操作メニューはわかりやすさは感じるものの「イベント録画ボタンと静止画撮影ボタンが切り替え式となっているのは不便」(会田さん)という意見もありました。
本体を直接ガラスに付けられるので、スッキリした見た目になります。
別売りの駐車監視ケーブルと組み合わせると、エンジンオフのときでも衝撃を検知することで映像を記録します。
設定電圧以下になると自動的に停止するので、バッテリーへの負荷も軽減できます。
画面は3型で、設定メニューの文字も大きめ。
物理ボタンは下部に一列に並んでおり、上下移動などのアイコンも付いているのでわかりやすいです。
シートに座ったままでも簡単に操作できました。
【2位】KENWOOD「DRV-G50W」
- JVCケンウッドKENWOOD DRV-G50W
- 最安価格: ¥22,500〜
- 前カメラ(昼)
- 後カメラ(昼)
- 前カメラ(夜)
- 後カメラ(夜)
- 画角の広さ
- 操作性
- 付加機能
- おすすめポイント
-
- 昼も夜も平均以上の見やすい映像
- 記憶域の割り当て変更が可能
- がっかりポイント
-
- 後カメラはやや暗め
- 幅
- 86mm(フロント)、60mm(リア)
- 奥行
- 37mm(フロント)、29mm(リア)
- 高さ
- 56mm(フロント)、25mm(リア)
- 重量
- 104g(フロント)、28g(リア)
- 画面解像度
- 1920×1080
- 液晶サイズ
- 2.7型
- 型番
- DRV-G50W
4Kは必要ないが、ある程度の画質は欲しい人にオススメです。
3年の長期製品保証があるので安心感があります。
昼間・前
最大解像度は1920×1080(フルHD)で、実際の見た目に近い印象。
少し離れた場所にある車のナンバープレートのほか、遠くにある看板の文字も読み取れます。
昼間・後
鮮やかさは前カメラほどではないですが、スモークフィルムを貼ったガラス越しでも暗くなっていません。
ナンバープレートの数字も読み取れます。
夜間・前
全体的に明るめに映っており、街灯の光が当たりにくい歩道の様子もわかります。
それでいてネオン看板や、ヘッドライトの光が当たったナンバープレートの数字は白飛びしていません。
夜間・後
街灯の光が当たっていない場所は暗めですが、街灯やヘッドライトが当たっている場所なら様子がわかります。
車が近づけばナンバープレートの数字も読み取れます。
ボタンが横にあり操作がわかりやすい
画面は広めで文字も大きめです。
ボタンの位置は横にあり、指を自然な位置に置けるので押しやすい印象。
すぐ横の画面に表示される、各ボタンに割り当てられたアイコンもわかりやすいです。
【3位】ユピテル「Y-4K-02」
- ユピテルY-4K-02
- 最安価格: ¥23,626〜
- 前カメラ(昼)
- 後カメラ(昼)
- 前カメラ(夜)
- 後カメラ(夜)
- 画角の広さ
- 操作性
- 付加機能
- おすすめポイント
-
- 4Kの前カメラが鮮明
- 後方あおり運転を自動検知
- がっかりポイント
-
- 後カメラは解像度低め
- 幅
- 88mm(フロント)、58mm(リア)
- 奥行
- 38mm(フロント)
- 高さ
- 61mm(フロント)
- 直径
- 25mm
- 重量
- 152g(フロント)、20g(リア)
- 画面解像度
- 3840×2160(フロント)、1920×1080(リア)
- 液晶サイズ
- 3型
- 型番
- Y-4K-02
昼間・前
解像度が高く発色もいいのでとてもキレイ!
離れた車のナンバーの数字もよくわかります。
最大記録画角は水平137°、垂直82°と広いので横方向もわかりやすいですが、端のビルは曲がって見えます。
画面が3型と大きいので設定操作もスムーズに行えます。
【4位】セルスター工業「CS-93FH」
- セルスター工業CS-93FH
- 最安価格: ¥22,800〜
- 前カメラ(昼)
- 後カメラ(昼)
- 前カメラ(夜)
- 後カメラ(夜)
- 画角の広さ
- 操作性
- 付加機能
- 幅
- 93mm(フロント)、34.5mm(リア)
- 奥行
- 25mm(フロント)、16mm(リア)
- 高さ
- 51mm(フロント)、67mm(リア)
- 重量
- 116g(フロント)、27g(リア)
- 画面解像度
- 1920×1080
- 液晶サイズ
- 2.4型
- 型番
- CS-93FH
昼間・前
色合いが実際の見た目に忠実で、車の色の微妙な違いもよく再現されています。
タッチパネルで操作がしやすい
物理ボタンはなくタッチパネルなので、夜でも操作がしやすいです。
押したときの反応も◎
準天頂衛星「みちびき」対応で、位置精度の向上も期待できます。
【5位】コムテック「ZDR055」
- コムテックZDR055
- 最安価格: ¥20,636〜
- 前カメラ(昼)
- 後カメラ(昼)
- 前カメラ(夜)
- 後カメラ(夜)
- 画角の広さ
- 操作性
- 付加機能
- 幅
- 92.4mm(フロント)、39mm(リア)
- 奥行
- 28.5mm(フロント)、24.7mm(リア)
- 高さ
- 58.9mm(フロント)、29mm(リア)
- 重量
- 118.1g(フロント)、27.7g(リア)
- 画面解像度
- 1920×1080
- 液晶サイズ
- 2.7型
- 型番
- ZDR055
昼間・前
全体的にやや白っぽいのものの映像の解像度は高めで、離れた車のナンバープレートも見やすいです。
画角は水平138°、垂直70°とかなり広く、それでいて端のビルの歪みが少なく自然に見えます。
購入から1年間、データ復旧サービスが無料なのはありがたい!
まとめ:カロッツェリアのドラレコは高機能かつ初心者にオススメ!
ベストバイを獲得したのはカロッツェリア「VREC-DZ810D」でした。
ドライブレコーダーのオススメはこちら!
カロッツェリア
VREC-DZ810D
前カメラは4K録画対応なので、撮影した映像が鮮明なので事故が起こった際の証拠としても不安はなさそうです。
ドライブの思い出をキレイな映像で保存するのもおすすめ!
後カメラも、リアウインドウにスモークフィルムが付いているのに暗くならず、夜でも鮮明でした。
液晶は3型と大きさがあるので映像を確認しやすいです。
他機種と変わらぬ価格帯でもあり、初めて使う人にもピッタリです。
以上、2カメラタイプのドライブレコーダーおすすめランキングでした。ドラレコ需要が高まっている今だからこそ、本記事をチェックして失敗しない製品選びを心がけてくださいね!
ドライブの思い出をしっかり残したい人にも最適です!