下部尿路ケアキャットフードのおすすめランキング17選｜信頼性や原材料などをLDKが比較

質良し、味良し、信頼性高しで文句ナシ！ 

下部尿路ケア・キャットフードおすすめランキング1位・ベストバイは、A＋評価のペットライン「メディファス 1歳から フィッシュ味」でした。

麻布大学の獣医学部と共同開発した製品。猫に多いストルバイト結石に配慮。マグネシウムや栄養成分を調整し、尿pHをコントロールする栄養設計になっています。たんぱく質も炭水化物も多すぎず少なすぎずで◎。

原材料もグッド。さまざまな機能性成分を配合し、着色料は使われていません。

個包装に使用している素材は、バリア性が高いアルミ。1.5kgタイプなら250gずつ小分けされ、おいしさも栄養価もしっかりとキープ！

茨城県にある研究開発センターには約50匹の猫が暮らし、彼らに協力してもらいながらキャットフードの研究が行われています。製造工場は食品安全マネジメントシステムのISO22000を取得。品質管理方法や製造工程も公開しており、メーカーの信頼性が高いのもポイントです。

同率１位となった３製品のなかでは、100gあたりの価格が最安のうえ、もっとも猫の食いつきが良かったため、見事ベストバイを獲得しました！

６匹の猫が食べた量：43g /120g
100gあたり：87円

研究開発や安全性の確保に力を入れている

下部尿路ケア・キャットフードおすすめランキング同率1位は、A＋評価の日本ペットフード「ビューティープロ キャット 下部尿路の健康維持 低脂肪」でした。

製造元の日本ペットフードは、60年以上前に創業した老舗。国内でもっとも歴史のあるペットフード研究所を有し、日本で暮らす猫を対象としたキャットフードの研究開発が行われています。

ISO22000を取得した工場で製造するなど、信頼性が高いメーカーと言えるでしょう。

下部尿路ケア・キャットフードのなかでは、比較的高たんぱくで低脂質。炭水化物の量が多すぎないのも良い点です。

フードはアルミパックで個包装。風味が低下しにくいよう280gずつ小分けされているのもうれしいところです。

６匹の猫が食べた量：19g /120g
100gあたり：91円

下部尿路と腎臓の健康維持に配慮

下部尿路ケア・キャットフードおすすめランキング同率1位は、A＋評価の日本ペットフード「ビューティープロ キャット Wケア 下部尿路・腎臓の健康」でした。

下部尿路に加え、腎臓の健康維持に配慮しているので、たんぱく質は30%弱とひかえめです。

オリゴ糖、乳酸菌、GABA、ヒアルロン酸といった健康をサポートする機能性成分が豊富なのも特徴のひとつ。着色料は不使用で、原材料面で最高評価を獲得しました。

６匹の猫が食べた量：29g /120g
100gあたり：113円

健康サポート成分が多く“猫ウケ”も良い

下部尿路ケア・キャットフードおすすめランキング同率4位は、A評価の日本ペットフード「コンボ キャット下部尿路の健康維持」でした。

2000年に発売されたロングセラー。穀類、肉類、魚介類、野菜、ハーブなど多種多様な原材料が使われています。カツオ節をトッピングしていることもあってか、猫の食いつきは上々でした。

おなかの健康をサポートするオリゴ糖、健康な関節を守るグルコサミンやコンドロイチンなどの使用は評価できます。

600gと低容量ながら、120gずつアルミパックで小分けされているのも良いところ。

一方、炭水化物が38%程度と多かったり、６種類の着色料が使用されていたりと気になる点も。

６匹の猫が食べた量：38g /120g
100gあたり：119円

尿路と腎臓の健康をサポートする栄養設計

下部尿路ケア・キャットフードおすすめランキング同率4位は、A評価のネスレ日本「ピュリナ ワン キャット ドライ 下部尿路の健康維持 F.L.U.T.H.ケア 1歳以上 サーモン&ツナ」でした。

世界最大の食品メーカー・ネスレが製造。同社を代表するペットフードブランドで、高い人気を誇ります。結石ができにくいよう、ミネラルとアミノ酸のバランスを調整。

また、リンの量をひかえめにして、腎臓の健康維持もサポート。

ペットフードの研究に関しては、ホームページで動画も交えて詳しく発信。世界に８つの研究開発拠点があり、500名以上の専門家が研究に関わっています。

療法食も製造していて一定以上の信頼性があると言えるでしょう。

2kgタイプは500gずつアルミパックで小分けされ、個包装の質でも比較的高い評価を獲得しました。

６匹の猫が食べた量：26g /120g
100gあたり：90円

標準以上の実力を備えた専門店用フード

下部尿路ケア・キャットフードおすすめランキング同率4位は、A評価のイースター「プロステージ ル・シャット 猫用 下部尿路の健康に配慮」でした。

ペットショップなど専門店で販売されている機能性フード。尿pHが弱酸性になるようミネラルやアミノ酸などのバランスを調整しています。

キャットフードでは珍しく、米粉をもっとも多く使用。酵母、DHAやEPA源の魚油、グルコサミン、乳酸菌など機能性成分が豊富で、着色料は不使用。原材料は文句ナシと言えるでしょう。

一方、栄養素は炭水化物が39%程度とやや多く、最高評価ならず。

製造工場は品質マネジメントシステムのISO9001を取得。ISO22000ほどではありませんが、一定程度の安全性が確保されています。研究開発の情報公開量が多ければ、なお良しです。

400gタイプは小分けされていませんが、空気や水分を通しにくいアルミタイプ。1200gタイプは３袋に個包装されているので、おいしさが長持ちします。

６匹の猫が食べた量：9g /120g
100gあたり：281円

下部尿路より腎臓の健康維持を重視

下部尿路ケア・キャットフードおすすめランキング7位は、A評価のマルカン「AIM30 室内成猫用 健康な尿路・毛玉ケア フィッシュ」でした。

腎臓の健康維持に貢献するアミノ酸「A-30」を配合しているのがウリ。発売当初は売り切れになるお店が続出するほど大人気！　

マグネシウム、リン、カルシウムの量を調整し、下部尿路の健康もサポートします。

もっとも多く使用されている原材料はトウモロコシ。たんぱく質は30%弱とひかえめで、炭水化物がやや多くなっています。

健康な皮膚や被毛を守るためにアマニ、健康を維持して免疫力を保つためにアガリスクやセサミンなどを配合しているのは高評価。

600gタイプは小分けナシ。1200gタイプはアルミパックで半分ずつ個包装されています。

６匹の猫が食べた量：9g /120g
100gあたり：130円

低たんぱくで健康な若齢猫には不向き

下部尿路ケア・キャットフードおすすめランキング同率8位は、A評価のアース・ペット「ファーストチョイス choiceS おしっこのケアに 成猫1歳以上」でした。

1990年にカナダで誕生。日本向け製品は、室内飼育されている比較的小型の猫に適した栄養素バランスに調整されています。

下部尿路だけでなく腎臓の健康維持も目的にしているので、たんぱく質の割合が29%程度と少なめ。健康な猫には、物足りない印象です。

原材料は高評価。DHA源のサーモンオイル、オメガ３・６脂肪酸源のアマニ、酵母など健康をケアする成分を多く含み、着色料も使われていません。

風味や栄養素の低下を防ぐため、350gタイプ、1050gタイプともにアルミパックで175gずつ小分けされているのも良いところ。

６匹の猫が食べた量：22g /120g
100gあたり：177円

信頼性抜群の機能性プレミアムフード

下部尿路ケア・キャットフードおすすめランキング同率8位は、A評価のロイヤルカナン ジャポン「ユリナリー ケア（健康な尿を維持したい猫専用フード 成猫用）」でした。

ロイヤルカナンはフランスのペットフードメーカー。世界でトップクラスの知名度と人気を誇ります。ユリナリーケアはストルバイト結石が形成されにくいようミネラルバランスを調整。

原材料は消化率90%以上を誇る超高消化性小麦たんぱくを多く使用しているのが特徴。酵母、EPAやDHA源の魚油など、健康維持をサポートする成分も配合されています。

ホームページでは研究開発から原材料の調達方法、製造工場、製造工程まで詳しく解説。安心・安全にかかわる情報をしっかりと公開している印象です。

気になるのは、2kgタイプでも小分けされていないこと。使い切るのに時間がかかると風味が低下しやすく、食いつきが悪くなるおそれがあります。

６匹の猫が食べた量：41g /120g
100gあたり：443円

おいしさ重視タイプだが栄養素のバランス◎

下部尿路ケア・キャットフードおすすめランキング同率10位は、A評価のマースジャパン「シーバ ディライト 素材のうま味レシピ 下部尿路ケア」でした。

鶏ガラを練り込んだり、「旨みエキス」や「旨みパウダー」でコーティングしたりとおいしさを追求した製品。ただ、今回試食した６匹の猫が食べた総量は19gと標準を下回りました。

たんぱく質は35%程度、炭水化物は35%以下。脂質や繊維も多すぎず少なすぎずで、栄養素のバランスが整っています。

原材料はプラス評価できるものがなく、４種類の着色料を使用しているので低評価に。

風味をキープするために160gずつ小分けしているのは◎。包装素材がアルミならなお良しです。

製造元のマースは、ペット栄養学を牽引するウォルサム研究所を有します。公式サイトではさまざまな研究内容を紹介。ただしキャットフードの製造に関する情報は発信しておらず、信頼性評価が伸び悩みました。

６匹の猫が食べた量：19g /120g
100gあたり：138円

原材料はイマイチだが猫の食いつきは良い

下部尿路ケア・キャットフードおすすめランキング同率10位は、A評価のユニ・チャーム「銀のスプーン 贅沢うまみ仕立て 下部尿路の健康維持用 1歳～10歳頃まで まぐろ・かつお・煮干し・白身魚・しらす入り」でした。

食いつきが良いことで知られるブランド。本製品は穀類が主原料ですが、マグロやカツオ、煮干しといったさまざまな魚介類も使用。結石が形成されにくいよう、低マグネシウム設計になっています。

原材料で気になるのは着色料。赤や黄など４種類が使用されています。機能性成分も使われておらず、評価が今ひとつです。

製造工場はISO9001を取得しており、ホームページで写真付きで公開されています。製造工程をイラストでわかりやすく解説したり、原材料の品質管理方法を紹介したりと、信頼性は標準以上と言えます。

個包装はアルミパックでないものの、200gずつ小分けされ（800gタイプ）、おいしさが長持ちするように配慮しています。

６匹の猫が食べた量：38g /120g
100gあたり：118円

やや割高な印象を受けるプレミアムフード

下部尿路ケア・キャットフードおすすめランキング同率12位は、B評価のグローバルペットニュートリション「GO! SOLUTIONS 毛玉＋下部尿路ケア アダルト シニア 全猫種」でした。

カナダ発のプレミアムフード。ストルバイト結石ができにくいようリンやマグネシウムなどを調整。さらに体内の毛玉がスムーズに排出されるよう食物繊維を多く配合しています。

主原料はチキン。ローズマリーやクランベリーなど、サプリ効果が期待できる素材も使われています。

たんぱく質は30%弱で、炭水化物は30%以下。食物繊維が多めですが、これは毛玉を排出しやすくするため。栄養素バランスは問題ないと言えます。

高価格ながら小分けされていないのは残念。また、今回試食した６匹の猫たちは誰も口にせず、嗜好性が今ひとつです。

６匹の猫が食べた量：0g /120g
100gあたり：363円

下部尿路のケアはあまり期待できない？

下部尿路ケア・キャットフードおすすめランキング同率12位は、B評価のペティオ「プラクト キャット ドライフード 幼猫～成猫用 フィッシュミックス味」でした。

2024年９月に発売された比較的新しいキャットフード。健康を維持し、免疫力を保つプラズマ乳酸菌を配合しているのがウリ。

「下部尿路の健康維持 マグネシウムを調整」とのことですが、その割合は0.12%で、標準的なフードと同等レベル。結石に対応できるのかビミョーです。

栄養素で気になるのは、炭水化物の量。40%程度あり、やや多い印象です。

1200gタイプは400gずつ個包装。アルミパックでないこともあり、標準的な評価となりました。

今回の検証ではまったく口にしない子がいる一方、たくさん食べる子もいて、猫によって好みが分かれるようです。

６匹の猫が食べた量：20g /120g
100gあたり：140円

大容量＆低価格で多頭飼いしている家庭向き

下部尿路ケア・キャットフードおすすめランキング同率12位は、B評価のペットライン「キャネットチップ お肉とお魚ミックス」でした。

1972年に発売された国内初のドライキャットフード。主原料は穀類ですが、ビーフ、チキン、白身魚の味付けで「肉と魚を同時に楽しめる」をウリにしています。

「下部尿路の健康維持に配慮」とのことですが、マグネシウムの量は標準的なフードと同等レベル。

製造元はベストバイを獲得した「メディファス」と同じペットラインで、信頼性で高い評価を獲得しました。

原材料ではDHAやEPA源となるフィッシュミール、酵母といった健康維持成分を配合。ただし着色料を使用しているので、標準的な評価となりました。

100gあたり約36円とリーズナブルなのはうれしいところですが、2.7kgタイプでも小分けナシ。多頭飼いしている家庭向きの製品と言えるでしょう。

６匹の猫が食べた量：5g /120g
100gあたり：36円

食いつきの良さはトップクラス

下部尿路ケア・キャットフードおすすめランキング同率15位は、B評価のユニ・チャーム「ねこ元気 下部尿路の健康維持用 1歳~10歳頃まで まぐろ・かつお・白身魚入り」でした。

ユニ・チャームが手がけるリーズナブルなフード。ストルバイト結石ができにくいよう低マグネシウム設計にしています。

主原料は穀類ですが、マグロ、カツオ、白身魚など魚介類も使用。猫好みの香りや味に仕上げているようで、今回の検証で食べられた量の多さはトップクラス！

気になるのは栄養素のバランスと原材料。炭水化物が40%程度と猫には多めで、４種類もの着色料が使用されています。

1600gタイプは４つに個包装。ただしバリア性が高いアルミパックではないので、できるだけ早く使い切りたいところ。

６匹の猫が食べた量：41g /120g
100gあたり：69円

低価格ということもあってか包装がチープ

下部尿路ケア・キャットフードおすすめランキング同率15位は、B評価のスマック「キャットスマック かつお味」でした。

またたび製品を多く手がけるメーカーが開発。キャットフードには珍しく細長い粒を採用しています。嗜好性を高めるために、熟成させたカツオエキスを配合。今回の検証では、よく食べられました。

製造工場はISO9001を取得。安全性は標準以上と言えるでしょう。ホームページでは工場だけでなく研究所も公開されていて、信頼性で高い評価を獲得。

原材料で気になる点はナシ。酵母や乳酸菌など健康維持をサポートする成分が含まれ、上々の評価です。

残念なのは包装。1200gタイプ、2000gタイプともに小分けされておらず、パッケージも紙製でチープな印象です。

６匹の猫が食べた量：36g /120g
100gあたり：125円

炭水化物の多さが気になる

下部尿路ケア・キャットフードおすすめランキング同率15位は、B評価の日本ヒルズ・コルゲート「ヒルズ サイエンス・ダイエット 尿路の健康サポート 避妊・去勢猫用 1歳以上の成猫・高齢猫用 チキン」でした。

80年近い歴史を誇るアメリカのペットフードメーカーが開発。世界有数の知名度を誇るブランドです。本製品はミネラルバランスを調整して尿pHをコントロール。腎臓や膀胱、尿路の健康をサポートします。

ホームページではアメリカにある広大な研究所を動画付きで公開。栄養に対する理念や研究内容が詳しく解説されています。

ただし製造工場に関する情報は乏しく、どこにあるのか、どんな国際規格を取得しているのかは非公開。

たんぱく質は30%弱で推奨範囲内ですが、炭水化物は45%を超えており、猫には多すぎると言えます。

パッケージはアルミを使用しているので比較的バリア性が高いものの、小分けはナシ。個包装評価は今ひとつとなりました。

６匹の猫が食べた量：30g /120g
100gあたり：127円