ただの都市伝説？ 根拠のないウワサの真相は？
SNSや店頭などで目にする“あいまい”な美容情報。
雑誌『LDK the Beauty』では毎年「美容のウソホント」で審議を解明してきましたが、迷子になる人は一向に減らず……。
それもそのはず、情報は日々更新されるし、過去の常識が今は正反対なこともよくある話。
そんな情報の波に踊らされないためには、表面的な言葉や一部の切り取りを真に受けず、なぜそうなのか？ を知ることが大切です。
それを繰り返すことで自分なりの判断、取捨選択ができようになるはず。というわけで今回も、近頃話題の美容のウワサについて徹底的に深堀りしちゃいます！
▼雑誌ではこんな特集でした！
巷でよく聞かれる美容についてのウワサを信じて実践してる人も多いのでは？ でも、それって本当に合っている？
そこで今回、雑誌『LDK the Beauty』がプロに取材！ 巷でささやかれている美容法のウソ or ホントを聞いてきちゃいました！
今回はスキンケア・クレンジングのウワサを調査しました！
【スキンケア】導入美容液は美肌のために使ったほうがいい!?
【そうでもない】使わなくてもOK バリア機能を大切に
近年、美容成分をより奥に入れることをウリにした製品が増加しています。
本当にキレイな肌というのはバリア機能がしっかり働いている状態。そのため成分が浸透しにくい傾向にあり、本来目指すべきはそのような健康的な肌です。
なかには浸透させるためにバリア機能を壊してしまう製品もあるので自分に必要なアイテムをしっかり見極めましょう。
【スキンケア】米の研ぎ汁で洗顔すると肌がキレイになる!?
【一部はホント！】含有成分としては可能性あり でも汚れや不純物も
セラミドやアミノ酸が豊富に含まれており、理論的には肌にはいいもの。
ただ、水や米の汚れ方でも変わりますが、水や米の表面の汚れも一緒に肌に付着してしまうので、あえて行う必要はありません。
【スキンケア】スキンケアや日焼け止めを重ねてモロモロすると効果減!?
【ホント！】美容成分などが一緒に剥がれ落ちている場合あり
モロモロの原因は成分同士の相性の悪さ。
それ自体が肌に直接悪さをするわけではありませんが、かたまりとなって剥がれてしまうと美容成分も一緒に落ちて効果が半減してしまいます。
同じメーカーのものならモロモロ発生を回避しやすいです。
モロモロは成分同士の相性問題
とろみをつけるために配合されている増粘剤が、高濃度ビタミンCや紫外線散乱剤などの影響を受けることで起こる現象。
出会ってしまうと回避は難しいです。
発生しやすい要因
これらのものが重なるとモロモロが発生しやすくなります。
【クレンジング】メイクを落とさず寝ると老けが加速する!?
【ホント！】メイクに含まれる油分が酸化して肌の老化を招く
とにかく長時間メイクを肌に乗せていることがNG。
メイクの成分と皮脂が混ざり酸化して、シミやシワ、たるみの原因となる活性酸素が発生してしまいます。
どうしても夜もメイクしていたいなら、夜使えるパウダーなどを選びましょう。
【クレンジング】ミルククレンジングは他のクレンジングより肌にやさしい!?
【一部はホント！】肌のうるおいを残して洗える
肌の油分を落としすぎないという点では肌にやさしいと言えます。
ただ、洗浄力は高くないので、濃いメイクや落ちにくいアイテムを使用したメイクは肌に残って逆効果になる可能性も。
目元はアイメイクリムーバーを使って落とすのがおすすめです。
ベースメイクに応じてクレンジングを使い分けて
「崩れないファンデ」や「毛穴埋め下地」、「ウォータープルーフ」をうたうアイテムはしっかりクレンジング推奨です。
濃いメイクを落とそうとミルククレンジングでゴシゴシしては逆効果に。オイルやバームなど油性のクレンジングでこすらずしっかり落とすのが◎です。
以上、スキンケア・クレンジングのウソ or ホントでした！
「モロモロが出ると効果減」や「長時間メイクは汚肌につながる」など、ホントの噂もありましたが、「導入美容液」「米の研ぎ汁洗顔」のようにすべてを肯定することはできない美容法も。
健やかな肌を保つには、自分の肌やメイクに合ったアイテムを選ぶことが大切です。
美容知識をアップデートして、美肌を叶えましょう！
選ぶならリポソームや浸透カプセルなどの技術を使ったもののほうがベターです。