【2024年】ライトノベルのおすすめ35選。絶対に読んでおきたい人気作を徹底紹介！

30年来の識者が厳選！ ラノベ初心者にオススメの35選！

有り余るお家時間に読書なんていいですよね。純文学やハードカバーもいいですが、エンタメ小説といえばやっぱりライトノベルは外せません。だけどいまからライトノベルを楽しむには作品数が多すぎてどれから読めばいいか悩みます…。

そこで今回は、30年以上ラノベを読み続けているライターが、初心者におすすめの絶対に読むべきラノベ35作品を紹介いたします！

今さら聞けない！ ライトノベルってどんな小説？

ライトノベル、略して「ラノベ」。よく耳にする言葉ですが、実は定義を説明するのが難しい小説なのです。

ライトノベルとは明確な定義や決まりごとのあるものではなく、各出版社によって取り扱い方や考え方も違います。また、作家によってもライトノベルの捉え方が違うので、「ライトノベルとはこうである」と明言することはできません。あえてライトノベルを定義するなら、以下のことが言われています。

・エンタメ小説
・世界観を補完するために挿絵やイラストがある
・ターゲットは若い世代

また表紙のイラストが購入動機になることもあり、イラストはとても重要視されています。ライトノベルの挿絵から有名になったイラストレーターが多数いるのも、ライトノベルの特徴のひとつです。

ライトノベルってどんなジャンルがあるの？

ライトノベルの定義が定まっていないため、ジャンルもひとくくりにできないほど多種多様です。メインジャンルとしてはファンタジーものが多く、その中でも異世界ファンタジーや現代ファンタジーなど細分化されつつあります。

多様すぎるラノベジャンル（一部抜粋）
・SF（スペオペ・現代・近未来）
・バトル（異能力・推理・冒険）
・ファンタジー（異世界・現代）
・青春ジュブナイル（ラブコメ・日常系）
・サスペンス
・ミステリー

また最近よく聞く「なろう系」小説とは、元は「小説家になろう」という小説投稿サイトから生まれた小説のことを言います。そのサイトに投稿されている小説に下記のような特徴があったため、まとめてなろう系と言われるようになっています。

なろう系小説の特徴
・異世界に転生してヒーロー的に活躍する
・長いタイトルで世界観を説明する

長いタイトルについては、小説投稿サイトを利用していたためタイトルで興味を持たせるために長くなったという経緯があります。しかし、「なろう系」という呼称は当初は『似たような展開で安直な小説』という揶揄する使い方だったため、使い方には注意が必要です。

自分が読みたい作品はどうやって選べばいい？

いろいろなジャンルのラノベが出ているため、今から読もうとしてもどのように選べばいいかわからないですよね。その場合の選び方の基準を紹介しましょう。

完結しているか続刊中なのか

ライトノベルはその多くがシリーズ化されていて、刊行ペースも作家によってまちまちです。次の話まで待てない人はすでに完結しているシリーズを一気読みするのがおすすめです。刊行ペースが遅く期間が空いてしまったために、新刊が発売されるたびにシリーズを読み返している人もいるぐらいです。

なお、一般的な刊行ペースは3カ月～4カ月程度と言われています。初心者の方は、「この作品はこんなに巻数が出ていたのか」と驚くこともあるかもしれません。

アニメ化して面白かったので原作も読みたい

ライトノベルのアニメ化はとても数が多く、人気が出ればTVアニメのシリーズ化、さらには劇場アニメ化などもされています。そこで、「アニメが面白かったから原作も」という選び方もありです。アニメでは描ききれなかったシーンやサイドストーリーまで原作で振り返ってみましょう。

挿絵や表紙のイラストが気に入った！

ライトノベルを衝動買いする理由に、魅力的なイラストは外せません。表紙が気に入ったという理由で選ぶのもありです。ライトノベルで有名になったイラストレーターとしては、いとうのいぢさん、ブリキさん、黒星紅白さん、はいむらきよたかさん、しらびさんなどなど多数存在します。ビビッときた方もいるのでは？

収納に困るから小説の判型や電子書籍化が気になる

ライトノベルはイラストによる表紙買いなど、ファンアイテムとなっている意味合いもあるため紙の本が売れています。収納が気になる人は判型を揃えて購入を考えてみましょう。

大きく分けると文庫判とB6判（128×182mm）の2種類の判型があります。一般的な文庫サイズはA6（105×148mm）と菊判（109×151mm）があります。

なお、多くのラノベが電子書籍サービスに対応していますが、過去作については電子化されていない作品もあるので、前もって確認しておきましょう。

それではいよいよジャンル別おすすめライトノベルの紹介です！

ジャンル別ライトノベル｜ラブコメ編 6選

まさにエンタメ小説の代名詞とも言えるラブコメ。学園モノが多いですが、社会人モノも意外とあります。また、シリーズが進むに連れて主人公たちが年齢を重ねていく作品が多いのも、学園ラブコメが多ければこそなんです。

伏見つかさ「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」

鴨志田一「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」

渡航「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」

谷川流「涼宮ハルヒシリーズ」

伏見つかさ「エロマンガ先生」

白鳥士郎「りゅうおうのおしごと!」

ジャンル別ライトノベル｜現代ファンタジー編 5選

ファンタジーと一口に言っても異世界ファンタジーと現代ファンタジーでまったく様子が異なります。ラノベは異世界系のファンタジーが多いものの、日常系や現代系、はてはミステリー系のファンタジーなどもあるんですよ。ここでは現代ファンタジーを紹介します。

西尾維新「物語シリーズ」

遠藤浅蜊「魔法少女育成計画」

三雲岳斗「ストライク・ザ・ブラッド」

和ヶ原聡司「はたらく魔王さま!」

健速「六畳間の侵略者!?」

ジャンル別ライトノベル｜異世界ファンタジー編 15選

ラノベと言えば異世界ファンタジー。かなり多くの作品があるので、ここで紹介する作品数も多くなっています。どれもオススメなのでご一読あれ！

田中芳樹「アルスラーン戦記」

深沢美潮「フォーチュン・クエスト」

暁 佳奈「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」

支倉凍砂「狼と香辛料」

時雨沢恵一「キノの旅 -the Beautiful World-」

枯野瑛「終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?」

大森藤ノ「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」

秋田禎信「魔術士オーフェンはぐれ旅」

長月達平「Re:ゼロから始める異世界生活」

丸山くがね「オーバーロード」

神坂一「スレイヤーズ」

十文字青「灰と幻想のグリムガル」

暁なつめ「この素晴らしい世界に祝福を!」

柳内たくみ「GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり」

カルロ・ゼン「幼女戦記」

ジャンル別ライトノベル｜SF・バトルアクション編 6選

異能力バトルが流行った背景にはラノベの影響が大きかった、と考えられるぐらいラノベとバトル・アクションは親和性が高いジャンルです。人気が出ると長期シリーズとなり、長く楽しめるのも特徴的です。

菊地秀行「吸血鬼ハンターD」

上遠野浩平「ブギーポップシリーズ」

鎌池和馬「とある魔術の禁書目録」

榎宮祐「ノーゲーム・ノーライフ」

川原礫「ソードアート・オンライン」

川原礫「アクセル・ワールド」

ジャンル別ライトノベル｜ミステリー・サスペンス編 3選

作品数としては少ないものの、学園ミステリーや日常系ミステリーなどこちらもいろいろ揃っています。読み進めるほどにワクワクするジャンルですね。

西尾維新「忘却探偵シリーズ」

三田誠「ロード・エルメロイII世の事件簿」

衣笠彰梧「ようこそ実力至上主義の教室へ」

おわりに

いかがでしたか？ ライトノベルというジャンルは新しく未成熟なジャンルと思われがちですが、ジャンル名としては登場していないものの1980年代にはすでにレーベルが立ち上がっています。時代によって流行りがありラノベの定義も定まっていないため、多種多様な作風が生まれる珍しいジャンルなのです。そのため最新のエンタメを掴むならラノベはチェックしておきましょう！

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