屋外用のセンサーライトは防犯対策としてもおすすめです
住宅用の照明として使われる「センサーライト」は、人の動きなどにセンサーが反応して、自動的にオンオフが切り替わる照明のこと。いちいちスイッチを入れる手間もなく、電気の消し忘れ防止にもなるのでとても便利なんです。
最近は自分で手軽に設置できるアイテムも増えていて、トイレや玄関ホール、足元灯といった室内用はもちろん、玄関ポーチやガレージ、勝手口といった屋外用など、設置する場所によって選べるようになっています。
なかでも屋外用のセンサーライトは、夜間に足元を照らしてくれるだけでなく、防犯対策としても有効です。
今回は、この屋外用センサーライトについて、詳しく解説してまいります!
経済的&設置のラクさで選ぶなら「ソーラータイプ」
屋外用のセンサーライトには大まかに3つの種類があります。
[乾電池タイプ]
設置する場所を選びません。ただ、電池交換をする手間と、ランニングコストが発生します。
[コンセントタイプ]
電源コンセントが屋外にない場合は、室内から延長コードなどで対応するか、配線工事が必要になります。電池切れなどで動作停止してしまうことはありませんが、こちらも電気代はかかります。
[ソーラータイプ]
日中は太陽電池によって自動的に充電され、人が近づいたときだけ点灯するので、電気代もかからず経済的。しかもコンセントを配線する手間もなくラクラク設置ができちゃうのがポイントです。
今回はそんなソーラータイプのセンサーライト6製品を検証しました。
明るさのほか照射&センサー範囲も!必ずチェックしたい4つのポイント
センサーライトを選ぶのにまず注目したいのは明るさです。でも、ただ明るさだけで選ぶのではなく、光が届く範囲や、どこまで近づいたらセンサーが反応するのかといった使い勝手、さらには固定方法などもチェックするようにしましょう。
ポイント①明るさ:十分な明るさがあるか?
ライトが明るければ、その下で作業をするときに便利です。今回用意した製品は100ルーメンから1000ルーメンまでになります。
ポイント②照射範囲:ライトの光はどこまで届くか?
照射光が照らす範囲が広ければ、その下で作業をしたり玄関先で鍵穴を探したりするときに役立ちます。また、製品によってはスポットライトで2方向に照射できるものなどもあります。
ポイント③センサー範囲:どれくらい近づくと反応するか?
今回検証した製品のセンサー範囲は20㎝~9mまで。範囲が広いと、遠くからでも光っているのがわかり安心感があります。逆に狭いと近づいたときに急に光るため、びっくり!……なんてこともあります。
ポイント④固定方法:どのように取り付けるのか?
壁などに穴をあけて固定するもの、アームで壁以外に取り付けられるもの、地面に差し込むものがあります。壁に穴を開けたくない場合はもちろん、設置したい場所や用途によって最適なアイテムは変わってくるのでぜひチェックしてください。
それでは、上記4つのポイントを6製品でチェックし、おすすめの設置場所や用途も含めてご紹介します。
1位は同評価ポイントの2製品が並びました!
円形レンズで広範囲を照射!持ち運びもできる「ムサシ」
まずはこちら、「ムサシ」のどこでもセンサーライトソーラー。アームがとても便利で、どこにでも付けられるのが魅力です。
アームはスタンドにもなるので、持ち運んでアウトドアでのテント用ライトにも使うことができます。明るさは約110ルーメンですが、暗く感じることはありません。
ムサシ(musashi)
どこでもセンサー
ライトソーラー
実勢価格:2635円
サイズ:縦132×横82×奥行90㎜
重量:250g
明るさ:B評価
照射範囲:A評価
センサー範囲:A評価
固定方法:アームで固定
明るさは約110ルーメンと、暗く感じることはなく上方向は十分。センサー範囲は、横方向は124㎝とやや短いものの、正面方向は412㎝と長め。ドーム型レンズにより照射範囲も広めになっています。
自由自在に巻き付けられる3本のアームが付属しており、柱などに取り付け可能。壁を傷つけられない賃貸住居やキャンプ用としても重宝します。ネジで壁に穴を開ける必要がないのはうれしいポイントです。
2方向にスポット光を照射!足元を照らすのにいい「Gather Sun」
同じく1位となったのは、「Gather Sun」。
素材は若干のチープ感が否めませんが、かなり軽く、壁に取り付けやすいんです。特徴は光を2方向に調整できる点です。
センサー範囲は横方向が20㎝と短かいものの、正面方向は336㎝と長めになっており、防犯用の用途のほか、お店の看板照明にも使えます。
ギャザーサン(Gather Sun)
1.4W×2灯 LEDソーラーセンサーライト
実勢価格: 2999円
サイズ:縦190×横190×奥行80㎜
重量:342g
明るさ:A評価
照射範囲:A評価
センサー範囲:B評価
固定方法:壁に固定
200ルーメンの明るさのスポットライト2つを、それぞれ別方向に調整できるので、ハンドライトのように遠方まで照射できます。お店の看板を照らすスタイリッシュなライトとしても使えますよ。
2つのライトは上下360度、左右180度まで向きを変えることができます。死角はほぼないので、防犯用として安心して使えます。軽くて取り付けやすいのもメリット。
ソーラーパネルも調整可能庭用に使いたい「HOMECUBE」
ライトが上下360度回転できるうえ、ソーラーパネルも180度調整可能な「HOMECUBE」のソーラーガーデンライト。やや暗めですが、足元を照らすには十分なので、庭用として使うのがおすすめです。
照射光200ルーメンあるものの、やや暗めに感じるのがマイナス。ただ、正面方向のセンサー範囲が6mと長めとなっています。
ホームキューブ(HOMECUBE)
ソーラーガーデンライト
実勢価格:1288円
サイズ:縦150×横235×奥行125㎜
重量:301g
※現在在庫切れ中です
明るさ:A評価
照射範囲:B評価
センサー範囲:B評価
固定方法:壁に固定、地面に差し込み
やや青っぽい光で、幻想的な雰囲気になります。
付属のバーを使えば、庭の土や植木鉢に挿してガーデンライトとして使えます。コンパクトなので目立ちにくいのも嬉しいポイントです。
4位: 複数カ所に付けるなら
1個1000円の「ZEEFO」
2個セットで2000円と高コスパ、軽くて壁に取り付けやすい「ZEEFO」。複数の場所に設置したいという人にはこちらがおすすめです。
センサー範囲は正面が5mと長めですが、横が110㎝と短いのがマイナス。照射光は真下は明るいものの、それ以外には光が届きにくいです。
ジーホ(ZEEFO)
改良版 センサーライト 2個
実勢価格:2999円
サイズ:縦124×横96×奥行48㎜
重量:158g
※こちらの製品はリニューアルのため「最新改良版 4個セット(2,999円)」に移動します。
明るさ:B評価
照射範囲:B評価
センサー範囲:C評価
固定方法:壁に固定
光が暗めなのは気になるものの、真下は明るく照らしてくれます。
光は強弱2段階、また常時点灯も選ぶことができます。
5位: 大きくて重い…
「AUKEY」は取り付けが大変
「AUKEY」LEDセンサーライトは、明るめですが700g以上と他製品と比べて倍以上の重量で、取り付けにくいのがデメリット。センサー範囲も狭いのも残念です。
オーキー(AUKEY)
LEDセンサーライト
人感センサー LT-W6
実勢価格:3680円
サイズ:縦100×横220×奥行92㎜
重量:712g
※現在在庫切れ中です
明るさ:B評価
照射範囲:C評価
センサー範囲:C評価
固定方法:壁に固定
6位: 明るさが物足りず深夜には
重電切れも…「Holan」
光がかなり直線的で、周囲は暗めだった「Holan」。常時点灯のみなので、バッテリー切れが早く、深夜には重電切れしてしまうこともあります。
ホラン(Holan)
ソーラーライト(第三世代)
実勢価格:1499円
サイズ:縦最大220×横90×奥行最大220㎜
重量:327g
明るさ:C評価
照射範囲:C評価
センサー範囲:C評価
固定方法:壁に固定、地面に差し込む
以上、屋外用ソーラーLEDライトの選び方とおすすめ製品のご紹介でした!
夜間に玄関や庭、ガレージの暗さが気になる方は、ぜひ設置を検討してみてくださいね。